幼少期番外編① 壁の向こうの部屋
これはフォーガクいや、ディミティス・ロンタリスが幼少期の頃の話…
「ふぁ~」
俺はゴテゴテとした別途の上で目が覚める。さぁ今日は何をしようかな。昨日のように魔法の練習をしても良いが久し振りに書庫にでも行って見るか。
この身体で俺は家にある本のほとんどを読破してきたが、まだまだ読むことの出来ていない本や見つけていない本などは多くある。その本の中でも魔法書など魔法に関する本は僅かだが漁ってみる価値はありそうだ。
朝食を済ませた俺は早速家を歩き回る。俺の最近覚えた完成魔法の探知を使って大体の家の構造を覚えたが不自然にボヤけた感じで探知する場所があるんだよな。そこの壁の向こうに何かあると思うんだけど壁壊すわけにも行かないからな。
まぁ結局歩き回っているうちに例の場所に付いたわけだが、
「相変わらず壁だなぁ」
一定の時間で奥に行く道が出来るかなとか思い張り込んでみたこともあったが結局何もおこらなかった経験上ここは普通の壁なのだろうか。マリアやオズカーに聞いても良いが完成魔法を使えるといったら騒ぎになるかもだし止めておくか。
「ディミィ!!なんでそこにいるんだ?」
噂をすればオズカーが廊下を歩いてきた。不自然に壁の前に立っているこの状況。ピンチだな…
「おっ!やっぱりディミィは感が良いな。この壁に目を付けるとは」
ん?やはりここには何かあるのか?
「う、うん。なんかこの壁変な感じがするなぁーって思った。お父さんここには何があるの?」
とりあえずできるだけ情報を搾り取ってみるか。魔法に関することだったら隠される程重要もしくは希少価値のある魔法ってことだから大発見になるぞ。
「ここにはなロンタリス家代々受け継がれてきた武具やここに城を築いたロンタリス・クリアティオの遺産があるんだ。まぁ細かいことは大人になってから教えてやるからな」
なんだそんなことか。遺産ねぇ、現時点でお金に困ったこともないし武具も魔法使いは必要ないから興味ないな。まぁ何があるか知れてスッキリしたな。それに大人になってからか…その頃には俺はここにはいないんだろうけどさ。




