お買い物
飯を食べ終わった俺らは外にでて色んな店を回り食器や食料を集めた。特にエミリスは半吸血鬼といえど銀製品は使えないらしいので細心の注意を払いながらだ。更に食料はエミリスの好きな肉が好きな肉を中心に大量購入。店員さんも結構な量を一気に買ったから少しビックリしてたな。更に俺は冷凍庫を購入。値段は金貨10枚と強めの値段だが肉を冷凍保存するために仕方なく購入した。
「エミリス?俺はこの後魔法書買いにいくけどお前は宿戻るか?」
エミリスは俺が買い物をしている途中ずっと寝ぼけながら移動していた。流石にこのまま俺の趣味の買い物に付き合わせるのはかわいそうだ。
「う、うんわかった戻るね…」
エミリスは翼をダランとしながらギルドの方向へと帰っていった。よっぽど眠かったのだろう。
数分歩いて俺は魔法書の売っている本屋に付いた。魔法書は一冊金貨5枚ほどするが新しい魔法を知るきっかけにもなるため見かけたら定期的に寄っておきたい。店の壁なツタが付いていたりとかなり年期のはいっている本屋だが魔法書の量はかなりあるな。
「国境に出たら魔物とも戦わなきゃいけないし戦闘向けの魔法が知りたいな」
俺は魔力量こそありに余るほどあるが基本的な魔法以外を学ぼうとするとマリアとオズカーがやたらと「お前はそんなこと覚えなくていいぞ」と心配してきたこともあり沢山は覚えられなかった。しかも家にある魔道書もそれを防ぐために基本的な魔法以外の物は無かったからな…まぁ、それは過ぎた話だからしょうがないのだが。
「しかし戦闘向きとなるとやっぱり上級魔法を覚えた方が良いのか?」
上級魔法は魔法使いの中でも極々僅かな者だけしか使えることができず一つでも使える者は引く手数多だそう。しかしそんなものを俺が覚えることは出来るのだろうか。魔力量は足りてると思うが才能も必要だからな…まぁ挑戦しないことには分からないからな買おう。
俺は目の前にあった最上級魔法/基本上級魔法編を手に取る。どうやら放出などの基本魔法の上級番が覚えられるようだ値札を見ると金貨7枚…まぁ家から持ってきた金貨もまだまだあるし買ってみるか。
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