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家出貴族 ~今度は自由に生きてみます~  作者: うさまっちょ
青年期《エミリスとドラキュラ城編》
27/30

情報集めin冒険者ギルド

 その後数時間馬車に揺られて俺達はやっと東の国境のある町ヒューズに到着した。

「起きろ!ヒューズに着いたぞ」

 馬車に揺られているうちにエミリスはいつの間にかまた眠りについていた。昨日の夜も早めに寝たのに棒猫型のロボットのでてくるアニメの主人公よりすごいのではないか?

「ムニャムニャ、やっとついた?ふぁ~早くギルドに行って寝ようよ」

 でかいあくびをかましながらの衝撃発言。コイツはどれだけ寝れば気が済むんだ?

「分かったけど俺はギルドの酒場で少しこの辺の情報を集めてから寝るからな」

 俺達は御者さんに料金の金貨1枚を払ってギルドに向かう。勿論エミリスの分も俺が払う。俺はいつの間にかコイツの親になっていたようだ。トホホ


 冒険者ギルドに着いた俺は自分名義でギルドの宿を借りエミリスを置いて下の階の酒場へ、国境は森があり、魔物が出没しやすいということもありギルドも広く冒険者も多いのでこの辺の情報を集めるにはもってこいの場所だな。

「となり良いですか?」

 俺は近くにいた腕の立ちそうな冒険者に声をかける。

「問題ないぞ。しかし冒険者にしちゃ若いな兄ちゃん。俺はインデクスだよろしく」

 俺は椅子に腰を掛けて質問に答える。

「質問なんですが隣国のオリンテス王国に付いて何か知ってることはありますか?」

「自分の口で言うのもなんだが俺は結構腕の立つ剣士だ。その俺から言わせてもらうとオリンテス王国との国境はとにかく長いし魔物も強い。魔物に襲われず順調に進んだとしても長かったら2週間はかかるかもな。魔物の影響で馬車も通っていないから移動は徒歩になる」

 なるほど、馬車が通ってないのか…それじゃぁかなり時間がかかりそうだな。それに国境だしやっぱり魔物も多いのか。エミリスは強いけど眠り姫みたいなものだからな。

 これからのことを想像し頭を抱える俺は今は快眠しているであろう原因の一つのエミリスを少し恨むのであった。


 

 




 

 

最後まで見て下さりありがとうございました。

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