戦闘!!ステュムパリデス
とりあえず空気の壁に阻まれているステュムパリデスに弾性化で空気をバネのようにして弾き飛ばす。
バキャバキィ
ステュムパリデスが結構な勢いで突っ込んできていたこともあり野原に生えてた木にぶつかる。しかし羽が青銅で出来ているだけあってしばらくしたらまたフラフラとしながらも俺の上を旋回し始める。
「結構硬いな、あの距離じゃ魔法も正確に届かなそうだし…しょうがないエミリスを起こすか」
エミリスは翼を持ってるし、空に俺を運んでくれれば倒せるだろうということで俺は馬車の中で寝ているエミリスを起こす。
「エミリス、起きろ」
肩掴み結構強めに揺らしながらエミリスを起こす。
「ん~?もう着いたの?」
今の状況が分からずまだ半分夢の中のエミリス。しかし起こさないことにはどうしようもない。
「いや、ステュムパリデスって鳥の魔物が襲って来てるんだよ。俺だけじゃ魔法が届きづらいからその翼て運んでくれよ」
そう言うとやっと状況を理解できたのかエミリスは馬車の外に降りて俺の服を手で掴みバサバサと空へと飛び立つ。意外と力持ちだな。
グギャァ!!グワァァ!!
「アイツら、結構怒ってるみたい…気をつけてね」
エミリスの言うとおりステュムパリデス達は空へと近付いてきた俺達のことを警戒している。
「束縛の炎(業火+形状操作+弾性化+放出)!!」
しかしその警戒も虚しく俺の手から発射された網目状の炎の糸が数羽のステュムパリデスを包み込み地面へと落とす。
グキェェ!!グガァァ!!
落ちたステュムパリデス達は必死に網をちぎろうとするが念のためかけておいた弾力化のお陰でちぎれていないようだ。
「落ちていったけどどうする?とどめ指しに行く?」
う~んめんどくさいけどそうしたら他のステュムパリデスも近寄らなくなるかもだしそうするか。
「そうだな、じゃぁ下ろしてくれるか?」
エミリスに地面の近くにきてから下ろしてもらい、俺は捕まっているステュムパリデスに近寄る。
「すまんな…」
俺は水魔法の刃を数本打ち込んで突き刺す勿論俺は非力なので魔法で浮かして勢いをつけてからだ。すると「グェ」という声を残してステュムパリデスは動かなり、仲間の死を悟ったのか残りのステュムパリデスは何処かへと飛び去っていった。
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