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家出貴族 ~今度は自由に生きてみます~  作者: うさまっちょ
青年期《エミリスとドラキュラ城編》
22/30

奴等が来る前に

 ド、ドラキュラ城か、確かこの大陸の最東端の島にある城だ。

 ドラキュラ城は5歳児ですらも知っているほど有名だ。俺も絵で見たことがある。海の中にポツンとある不自然な城でヴァンパイアの始祖と呼ばれてるドラキュラが住んでいるとか。周りの海も常に荒れ狂っていて、到底人間じゃ近づけないらしいがそんな所に俺は行けるのか?まぁ、どうせだから見に行きたいな…

「俺は翼は無いしドラキュラ城は難しいと思うけど、大丈夫なのか?」

 そう問うと、ん!翼を指す。恐らく俺をかついで飛んでいくということだろう。

「わかった、とりあえず次の国、イネクシオまで行くとするか」 

「じゃぁあの馬車に乗ろうよ」

 エミリスの指差す方向を見るとヒューズ(東の国境のある町)行きと書いてある馬車がある。馬車で移動すれば快適に国境まで移動できるから良い手だな。

「おじさん!!俺達も乗るから!!」

 そう御者のおっさんに声をかけると「おうよ!明日6時に出発だからそん時に乗りにきな!」と元気の良い声が返ってきた。

 明日の6時か、じゃぁギルドで1泊しないとな…もう日が暮れてきたな…この時間だし冒険者達が酒を飲んだくれている頃だろうか…

「明日6時らしいからギルドに一緒に泊まろうよ?」

 う~んけど俺と一緒に泊まるとか言っちゃうと冒険者達がなんか言ってきそうだしな、平気でアイツら変なこと言うし。

 まぁどうせ他にあてもないしギルドに泊まるとするか…

「わかった、けど絶対に上に上がったら下に来ないでくれ」

 俺がそう言うと少しキョトンとしたもののなんとかうなずいてくれた。

 よし!これで変なこと言われなくなったな。そうと決まれば完全に日が落ちて奴等(冒険者)達が集結しきる前に帰らねば…

「も、もう日が暮れるし早めにギルドに行かないか?」

 そうして俺達は小走りしながらギルドへと帰るのであった。


最後まで見て下さりありがとうございました。

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