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森にいこう

 さて、さっそく目的地へ行くとするか。

 場所は少し遠いが馬車で東に20分程のところにある森らしい。馬車代は勿論自費…まぁこの際しょうがない。

「すみませんここから東の方にある森の近くまでお願いします」

 俺は馬車を引き留めて目的地を伝える。

「あいよ!乗りな。しかしまた変な場所に行くもんだな。あの森は誰も近づきやしないし最近じゃ森に住んでた人魔族が人を襲ったって聞いたぜ?」

「そうなんですか…」

 意外と知ってるんだな。人魔族はたしか学校の教科書にも書いてあったな…


人魔族…一般的に人に似た形をしている。魔王に近い存在。個体差は大きいが、強大な魔力保有量から様々な攻撃をする。また知性も高い。

 

 俺の記憶が正しければ教科書にはこうかいてあったはず。

 歴史にも豪人魔という人魔族の中でも更に強い人魔族が名前を残していたな。有名なのだと現魔王ジピタとか戦略の魔女ミルヴァとかだな。

 まぁ子供の頃は魔法に夢中でよく覚えてないが今となっては必要な知識でもあったな…


「森についたぞ!料金は銅貨6枚でいいよ。子供から高い料金とると心が痛むからね」

「すみません、ありがとうございました」

 銅貨6枚はだいたい600円くらいの感覚だ。結構な距離移動したのにだいぶ良心的な値段だな。

 目の前にはいかにもなにかヤバい魔物がいそうな雰囲気の漂っている森がある。

 さて、さっそく森へ入るか。

「お邪魔しまーす」

 何となく言ってみたものの勿論「どうぞ上がってー」や「邪魔するならでてけー」なんて言葉は返ってはこない。返ってきたのは聞き馴染みのあるオークの「プギィッ」という鳴き声だけ。

 プギィップゴォォ‼

 草木の奥からオークが斧を振り下ろしながら俺に向かい突進する。

氷河(フリーゼノクト)

 もう触れる距離までオークが来ていたので咄嗟にオークの体を触って凍らす。これで死んでくれるといいけど…

 




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