表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/9

戦闘終了。

「オラオラオラ! 喰らえ喰らえ!」


ビーコが言った。


「いや、攻撃してんの私だけどな」


「いやいや、雰囲気よ雰囲気。お前の攻撃はウチの攻撃。ウチたちは二人でひとつ、だろ?」


「うるせぇよ、ハイエナ。勝手に他人のこと半人前扱いすんなや」


「そう強がるなよ。自分の弱さを、認めようぜ」


「あームカツクわぁ! 黙ってフィールドの隅でパワー溜めしとけや!」


「してるだろ! さっきから! それしかしてねぇよ! そんな自分が不甲斐ねぇよ!」


「分かった分かったから、泣くなや。もうすぐ出番くるから、亀ハンマー使いの」


「……さらっとディスりやがってよ。ホント油断も隙もねぇな」


「あるわけねぇだろ、んなもん。オメーとは違うんだよ」


「うるせぇな、分かってるよ」


「分かってんのかよ。悔しくねぇのかよ?」


「当たり前だろ、隙がある方が人として魅力的だからな」


「……何、ちょっと考えさせられること言ってんだよ」


「知らねぇよ。お前は頭より手を動かせよ」


「うるせぇな。言われなくてもそうする、よ!」


モンスターがよろめいた。


「ほら、出番だぞ! 亀野郎!」


エーコが言った。


「いちいち言われんでも知ってるよ! おら、喰らえ「ビクトリークラッシュ」!!」


「ダッセ! ゴミみたいなネーミングしてんな!」


「ゴミがゴミっていうんじゃねぇよ!」


「んだとコラ!」


「あんだよ!」


倒れ行くモンスターを他所に、二人はにらみ合った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ