戦闘中。
「じゃあ、お先に行くぞ。喰らえ! ハンマーこうげ……おっせぇ! 何このアクション! スキだらけ!」
ビーコが言った。
「今さら驚くことかよ。しょうがねぇ、私が短剣でチマチマ体力削るから、とどめをヨロー」
「ああ? ったく、分かったよ。パワー溜めとくよ」
「いや、それだと動け……あっ」
モンスターの攻撃がビーコを襲った。
「いってぇな! 何すんだこの野郎!」
ビーコが言った。
「おめーがボーッとつっ足ってるからだろうが! 下がれ下がれ、足手まとい!」
「誰がだよ!」
「オメーだよ! ……ちょっ!」
モンスターの攻撃がエーコを襲った。
「いってぇ!」
エーコが言った。
「おめーも喰らってんじゃねぇかよ! 何だよグダグダかよ!」
「あんたがウダウダ無駄口叩いてるからだろ! いいから下がれや! 適材適所よ、適材適所!」
「最初っからそう言えよ」
「悪かったな。分かったら適材さんは適所にいっとくれ」
「おう、しょうがねぇな」
「しょうがねぇのはどっちだよ。じゃあ、私は攻撃しに行くから。パワーでも何でも好きに溜めといてや」
「オーケー」
「……急に素直だな。最初っからそうしてくれよ」
「は? 最初っから素直だろ?」
「客観視って言葉、知ってる?」
「知らん」
「……知らぬが仏だな。じゃあ行くわ」
「分かってるよ。早くいけや」
「うるせぇな、分かってるよ」
エーコの短剣による、みみっちい連続攻撃がモンスターを襲った。