薬草発見。
「あ? あれ、薬草じゃね?」
ビーコが言った。
「は? どれよ?」
「あれだよ、ほら、あの……」
「語彙力! 語彙力がカスだな!」
「うるせぇな、カスにカスって言われたくねぇよ」
「あ?」
「あ?」
「喧嘩してる場合じゃねぇだろ。ほらとっとと採取するぞ」
「おい、場所分かってんじゃねぇかよ。ふざけんなよ」
「お前程ふざけた生物もそうそういねぇよ。で、どっちが採るよ」
「お前だろ」
「何でよ?」
「特に理由はない」
「ねぇのかよ。まあ、いいけどよ」
「いいのかよ。じゃあよろしく頼むよ」
「分かってるよ。言われなくてもな」
エーコは薬草を手に入れた。
「うす、クエスト達成!」
ビーコが言った。
「じゃ、ねぇよ」
「は? どういうことだよ?」
「どうもこうも、採取した状態でスタート地点に戻らなきゃ、クエスト達成にはならんのよ」
「はぁ? 初めて聞いたぞそんなの」
「だろうな。お前の情報収集能力じゃな」
「あ? よく分かってんじゃないのよ」
「サンキュー。もう慣れたわ」
「流石ぁ。じゃ、戻ろう……」
次の瞬間、フィールド上にモンスターが現れた。
「は? なにこいつ?」
ビーコが言った。
「知るかよ、敵キャラ的なあれだろ?」
「的キャラ敵なあれ?」
「逆、逆! 日本語おかしいから、それ」
「うるせぇな。どうすんだよ?」
「知らねぇよ。テメーで考えろよ」
モンスターは二人に襲いかかって来た。