フィールド探索。
「おお、草しかねぇ」
フィールドに出たビーコが言った。
「まあ、そりゃそうでしょうね。ここ「草原」っていう名前のフィールドだし」
「へー、そうなん」
「……お前さ、もうちょっと情報を集めようって気兼ねを持ちなさいよ」
「済まんな。そういうのは性にあわなくてな」
「あわなくても頼むよ。ゲームは情報戦よ?」
「何それ? かっこいい」
「だよね。今、自分で言ってて思った」
「キモ」
「うるせぇな。ほら前進するぞ、亀ハンマー使い」
「亀言うなよ。ちょちょ、置いてくなや!」
二人はしばらく移動した。
「……今さらだけどさ」
ビーコが言った。
「なんすか?」
「クエスト内容って何?」
「お前……お前ぇえ」
「どーどー、落ち着けって」
「ったく、しょうがねぇ奴だな。回復薬の素材の薬草の採取だよ」
「何だよそれ。簡単過ぎだろ、舐めてんのか?」
「お前だろ選んだの。頭大丈夫かよ?」
「人並みには」
「人類滅亡の危機」
「うるせぇよ。まあ、そういうことなら、とっとと薬草見つけて終わらせようぜ」
「最初っからそのつもりだよ」
「はいはい。で、どこにあるのよ?」
「そこまで知るかよ。目ん玉かっぽじって探せや」
「グロ」
「そこつっかかるところ? ほら、馬鹿言ってないで探した探した」
「馬鹿だぁ? 馬鹿にすんじゃねぇ! 見てろよ、絶対お前より先に薬草見つけてやるからな!」
「その移動速度じゃ無理でしょうよ」
二人は先へと進んだ。