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ワンワンパニック!! ミニ


「ワン!」


これは何かのデジャブだろうか。






普通に朝起きて身仕度をして食堂で朝食をとろうとして部屋を出た。


そしたら部屋の前でコイツが待っていた。


言わずもがなロボ犬だ。ただ昨日のに比べて小さい。昨日のをラブラドールとすると、今目の前にいるのは柴犬サイズ。


「ワン♪」


だからそんなに嬉しそうに舌出しながら見るなよ。


「見つけた!!」


そんなところにリコ登場。白衣を着ているところをみると何かやってたらしい。


「おはようバン。この子捕まえてくれたの?」

「いや待ち伏せされた。」

「へぇ、懐いてるんだ。良かったね!」


良いどころか迷惑限り無い。


「てかコイツどこに隠れてたんだ?昨日ので全部かと思った。」

「違うよ。私が徹夜で作ったの。」

「そのクマはそのせいか…」


クマを目の下につけながらもなぜそんな元気そうなんだ?

これも無限の創造意欲のおかげなのか?


「これからここのペットにするんだよ。だからみんなに見せに行こうと思ったらどっか行っちゃって…見つかって良かった〜」

「いやそれは駄目だろ。昨日あんな騒ぎ起こしたのに。」

「騒ぎってほど騒ぎでもなかったよ。事実すぐに何とかなったし。」


コイツ…

自分でドタバタを起こしすぎて騒ぎ慣れしてやがる。

いつもの事件も昨日のも誰が解決してると思ってるんだ。



「被害者も二人出てるんだぞ。」

「昨日聞いたら大丈夫だって言ってたもん。」

「そもそも局長が許すはずないだろ。」

「さりげなく会話に混ぜてみたらいつでも大歓迎だって。」

「あいつ絶対気分だな。一匹とはいえ昨日あんなこと起こしてんだぞ。俺は反対だ。工場に渡してこい。」

「そんな…駄目?」

「ああ駄目だ。」


これ以上厄介事増やしてたまるか。今のままでも多いっていうのに。

「みんな喜んでくれると思ったのに…」

「…」

「家族が増えるって思って嬉しかったのに。」

「…」

「名前も考えたのに…」

「…」


いや、そんな泣きそうな顔するなよ。目潤ませるなよ。こっちチラチラ見るなよ。






…しょうがない


「分かった分かったから泣くな。犬飼うも飼わないもお前の好きにしろ!」


その瞬間一気に表情が明るくなる。

輝いてんな〜。


「ありがと〜バン!!」


そう言ってリコは俺に飛び付いてきた。

油断してた俺は一気に顔が赤くなる。

そんな俺のことも知らずにコイツは抱き付きながら笑った。




「じゃあみんなに見せに行ってくるね。

行くよ!D―23!」

「ワン!」


名前はロボットなのか。


また厄介なのが増えるな。

リコが行ったのを見て大きくため息をついた。







「おいおいアイツ朝からへたれてるぜ。」

「うわ本当だ。他のヤツならキッパリ断るくせにな。」

「これもあれか惚れた弱みか。アッ八ッハッハッハッグハッ!!」

「バ、バン!お前どこからゴホッ!!」


俺の地獄耳なめんな



バキッドコッガンッゴンッボキッグチャ









頬についた血を拭きながら考える。

やっぱり今からリコのとこに行って犬をどうにかすべきか否か。



………


「食堂行くか。」


とりあえず朝食を食べることにした。



ロボットが出ているということはSFなのでしょうか?

しかし作者はあまりSFを知りません。

こんな作者ですが良かったら感想お願いします。

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