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月光の姫と信望者たち  作者: 山之上 舞花
第1章 セリアテスと記憶喪失と王宮の人々
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9-1 往診にいらっしゃいました・・・

私は居間でおじいさま、おばあさまと話をしています。

本当にお二人の話は面白いです。


昨日は微熱がでて一日ボーと過ごしました。

前の日にはしゃぎすぎたようです。


楽しかったな。

折り紙大会。

紙飛行機の飛ばしっこも面白かったし。

アーマド叔父様がむきになっていたのが、微笑ましかったです。


今日は医師の方が往診に来てくれます。

そういえば、ウルバーン医師はいらっしゃるのでしょうか?


10時30分にウェルナー医師とロンテス医師が見えました。

やはりウルバーン医師はいらっしゃいませんでした。


「お久しぶりです、セリアテス嬢。今日のご気分はいかがですか」

「はい。今日はとても気分がいいです」

「それはよかったです。昨日は少しお熱をだされたと伺っておりましたので」

「あー、はい。一昨日に叔父、叔母、いとこたちに会えたので、興奮してしまってはしゃぎすぎたようです」

「そうですか。楽しかったですか」

「はい。とても」


ニッコリ笑顔で答えたら・・・すみません。

固まらないで、赤くならないで、言葉に詰まらないで~。

おじいさま達がニヤニヤみてるから~。


「えー、では、診察させていただきます」


ウェルナー医師が魔法を使って診察します。

不思議よね。これでわかるなんて。

私も早く魔法を使いたいな。

身体が良くなるまでダメって言われたのよね。

でも、支えがなくても歩けるようになってきたし。

・・・階段は上がるのはいいけど、下りる方はバランスを崩しそうになるから、手すりにつかまってゆっくり下りないと怖いんだよね。


「5日前と比べて筋力も戻ってきたようですね。でも、無理はなさらずにゆっくりと行ってくださいね」

「はい。わかりました」


それなら運動をしてもいいかな。

ジョギングは・・・服装を何とかしないとだけど、いい手を思いついたのよね。

でも、まだジョギングは早いよね。

ストレッチでがまんしなきゃ。


「何かお聞きになりたいことがありますか」

「ウルバーン医師はいらっしゃらないのですか」

「ウルバーン医師ですか。彼のことを嫌ってしまわれたのではないですか」

「いえ、嫌っていません」

「そうですか。わかりました。伝えておきますので、また、診察の時に会えるとおもいますよ。他には何かございますか」

「あの、少し運動をしてもいいですか」

「運動(庭に散歩かな)?ですか。無理をしなければいいですよ」

「ありがとうございます」


この後ウェルナー医師は母と話して、5日後にまた、往診に来ると言って帰っていきました。


「運動をするのなら、庭に出てみるかい」


お兄様が素敵な提案をしてくれました。


「はい。ぜひ」


うふふ。ジョギングコースの下調べができるかしら。

お兄様にエスコートされて庭園に行きました。

お~、どこぞの王侯貴族の庭園です。

って、公爵家でした。


アーチ状になっていたり、生垣で仕切られていたりします。

園遊会が出来そうな開けたところがあったり、温室があったり。

今日は見れなかったけど、裏の方に馬場もあるそうです。

お母様も乗馬と紙に書いていたから、納得です。


私が疲れすぎないように、半分も見れませんでした。

館に入り一休み。


おじいさま達とまたお話をしました。


どうしよう。

気になることができたんだけど、言っていいのかな。

でもなあ~・・・。

それよりもトイレに行きたくなっちゃったんだけど・・・言いづらいよー。


「セリアどうかしたの」

「あの・・・その・・・」

「サラエ、セリアについて行ってもらえるかしら」

「はい。奥様」


お母様が察してくれました。

用心のためにサラエさんが付いてきてくれるのですね。


が、戻る途中で花瓶を置いてある台に足を引っかけて転びそうになりました。

サラエさんが抱きとめてくれて、転ばずにすみましたが、私の手が彼女の髪にあたってしまい、まとめていた髪が乱れてしまいました。


「ごめんなさい。髪が乱れてしまったわね。直した方がいいわよね」

「大丈夫ですよ、お嬢様。すぐに直せますから」


オロオロしている私に、安心させるように微笑むと、髪をほどいて手櫛でササッとまとめ、ゴムで縛ってしまいました。

私は、呆気にとられました。

ゴム?

髪を縛るゴム?

ちゃんと布に包まれたゴム?

えっ、えっ、えっ?


「どうかなさいましたか、お嬢様」

「今、髪をまとめた物って、ゴムですよね」

「はい、そうですが」

「ゴムってあったんですか」

「はい、ございますよ」

「私は持っているのかしら」

「いいえ。これは、私達下の者が使うものでございます」

「じゃあ、私は何で髪をまとめているの」

「もちろんリボンでございます」


なんてこったい。

こんなところに便利アイテムがあるじゃないですか。



85話です。


セリアちゃんが目覚めてから10日目です。

あら、まだ10日しか、経ってなかったのね。

気分的には15日は経ってるつもりでした。


で、今回やっと髪の毛を縛るゴムの話がでてきました。

じい様たちが乱入したせいで、この話が後になりました。


・・・なのに、話しが切れました。

あれ以上書くと長くなりすぎてしまうので切りました。


以上。


じゃ、なかった。

補足、う~ん。

いらないかもしれないけど、行きま~す。

セリアちゃんが足を引っかけて転びそうになったこと、です。

セリアちゃん的にはかなり普通に歩けているつもりですが、まだ、壁に手を触れながら歩いています。

なので、廊下を飾っていた花瓶の台をよけようとして、バランスを崩しました。


と、いうことです。


おまけの愚痴を聞いてください。

私が小説を書いてることを話した友達に、ダメ出しされました。

・・・いえ、小説の内容のことではなくて・・・。

この後書きについて。

補足の回はいいけど、後書きが長すぎると(T.T)


いいじゃん。

これが楽しいと言ってくれる人もいるんだし。

書くことない回は書いてないもん。

グスン。

キャンのバカー。


ということで、ここまで読んで頂きまして、ありがとうございます。

それでは、次話で、会いましょう。


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