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月光の姫と信望者たち  作者: 山之上 舞花
第1章 セリアテスと記憶喪失と王宮の人々
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6-2 公爵家に・・・帰ります?

食事をしている間、それとなく、みなさまが私を見ていました。


うん、すみません。

ほとんど食べてないですからね。


昨日までの食事の方が食べられました。

あれは病人食だったのでしょうか?

昼食や夕食に肉や野菜が煮込まれたものがでたのです。

これも塩味でしたが、肉の旨味を吸った野菜が美味しかったです。


どうしよう。

これがこの国の正式な晩餐会メニューでしょうか。

あ、違いますね。昼食会でした。


でも・・・私、生きていけるかしら。

あれ、前はこの食事を食べてたんだよね。

うー、ソース。ソースはないの。

味噌や醤油とは言わないからさー、お肉にソースの飾りつけようよー。


食事が終わり、いよいよ家に帰れるようです。

また、お父様に抱かれて、玄関?に向かいます。

みなさまも、そのまま見送りに来てくださいました。

お父様、お母様が陛下と王妃様にそれぞれ挨拶しています。

私もお世話になったお礼をいいました。


馬車に家族で乗り込み王宮をあとにしました。


馬車の中はクッションが一杯で、私が楽になるようにしてくれたのでしょう。

お母様が私を待たれかからせて、抱いてくれてます。

そして、優しく頭を撫ぜてくれます。

しばらくは馬車の中は無言でした。

でも、なんていうのかな。

満ち足りた空間?そんな感じでした。


「それにしても、セリア。食事の間ほとんどしゃべらなかったけど、どうしたの?」

「・・・マナーとかわからなかったので・・・」

「そうか。・・・よし、明日レイフォードに、言っておくからな」


お父様、あまり陛下をいじめないようにね。

でも、口には出しません。

少し微妙な空気になりました。


「それで、セリア。本当に自分の部屋でいいの。しばらくは1階の方がいいんじゃない」

「階段の上り下りはいい練習になりますもの。だから、自分の部屋で過ごしたいです」

「だが、危ないのではないか」

「一人で動けるようになるまでは、誰かに付き添っていただきますわ。お手を煩わせてしまいますけど」

「そんなことは気にしなくていいのよ。そうね、1階に下りる時は誰かが付き添うことにしましょうね」


「お父様、家までは遠いのですか」

「すまんな。30分くらいかかるんだ」


「庭ってあるんですよね」

「ええ。何か欲しい花でもあるの?」

「いえ。(体力づくりのために)庭で運動ができるかなっておもって」

「「「運動?」」」

「はい。あの時怪我をしたのは、運動神経がなかったからではとおもったので」

「いや、それは・・・」

「ダンスをするのも体力勝負ですよね」

「体力って・・・。ああ、確かにそうかもしれないな」

「魔物もいるんですよね」

「魔物?」

「戦うにも逃げるにも、やはり体力がなくては話になりません」

「戦う・・・なんでそんな発想に?」


等々、他愛ない話をしていたら、公爵家に着いたのでした。


えーと、門から屋敷までどんだけあるんですか。

・・・広いです。

どこのお屋敷ですか~。

って、公爵家でしたね。


馬車が止まり扉が開くと、玄関前に人が並んでいるのが見えました。

えっ、もしかして召使い全員でお出迎えが当たり前なの~。

まず、お父様が降りました。


「長く留守にした。皆、変わりはなかったか」

「はい、旦那様。変わりございません」


執事さん?家宰さん?セバスチャンみたいな50代くらいの人が返事をしてます。

お父様に続いてお兄様が降りました。

お父様が馬車の中に右手を差し出しました。

お母様がその手に摑まって降りていきました。

私も続こうと立ち上がりかけたら、お父様が馬車の中に入ってきて、また、抱き上げられました。

私を抱いたお父様が降りますと、どよめきがおこりました。


「皆、話しは聞いているとおもうが、セリアテスは記憶を失くしてしまっている。あと、筋力が落ちて動くのもままならない状態だ。これからしばらくは、セリアテスの世話をよろしく頼む」


お父様はそういうと軽く頭を下げました。

召使いの方々が慌てだしました。

セバスチャン?さんが代表で声をだしました。


「旦那様。頭をお上げください。どうか私達にそのようなことをなさらないでください」

「そうだぞ、兄上。そんなことをしたら、示しがつかないだろう」


屋敷の玄関から30歳位の男の人が現れました。

兄上って?




62話です。


王宮を脱出しました。

家に着いたら・・・あれ、なぜもう居るの?

という人が出てきました。


やはり、毎日投稿は難しいですね。

また、名前に苦しんでいます。

これから、新しい登場人物がかなり出てくるので、いろいろなところから名前のストックを増やしているところです。


しばらく、1日空いたり2日空いたりするとおもいますが、途中でやめるわけではないので、お待ちください。


それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

では、次話で。


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