6-2 公爵家に・・・帰ります?
食事をしている間、それとなく、みなさまが私を見ていました。
うん、すみません。
ほとんど食べてないですからね。
昨日までの食事の方が食べられました。
あれは病人食だったのでしょうか?
昼食や夕食に肉や野菜が煮込まれたものがでたのです。
これも塩味でしたが、肉の旨味を吸った野菜が美味しかったです。
どうしよう。
これがこの国の正式な晩餐会メニューでしょうか。
あ、違いますね。昼食会でした。
でも・・・私、生きていけるかしら。
あれ、前はこの食事を食べてたんだよね。
うー、ソース。ソースはないの。
味噌や醤油とは言わないからさー、お肉にソースの飾りつけようよー。
食事が終わり、いよいよ家に帰れるようです。
また、お父様に抱かれて、玄関?に向かいます。
みなさまも、そのまま見送りに来てくださいました。
お父様、お母様が陛下と王妃様にそれぞれ挨拶しています。
私もお世話になったお礼をいいました。
馬車に家族で乗り込み王宮をあとにしました。
馬車の中はクッションが一杯で、私が楽になるようにしてくれたのでしょう。
お母様が私を待たれかからせて、抱いてくれてます。
そして、優しく頭を撫ぜてくれます。
しばらくは馬車の中は無言でした。
でも、なんていうのかな。
満ち足りた空間?そんな感じでした。
「それにしても、セリア。食事の間ほとんどしゃべらなかったけど、どうしたの?」
「・・・マナーとかわからなかったので・・・」
「そうか。・・・よし、明日レイフォードに、言っておくからな」
お父様、あまり陛下をいじめないようにね。
でも、口には出しません。
少し微妙な空気になりました。
「それで、セリア。本当に自分の部屋でいいの。しばらくは1階の方がいいんじゃない」
「階段の上り下りはいい練習になりますもの。だから、自分の部屋で過ごしたいです」
「だが、危ないのではないか」
「一人で動けるようになるまでは、誰かに付き添っていただきますわ。お手を煩わせてしまいますけど」
「そんなことは気にしなくていいのよ。そうね、1階に下りる時は誰かが付き添うことにしましょうね」
「お父様、家までは遠いのですか」
「すまんな。30分くらいかかるんだ」
「庭ってあるんですよね」
「ええ。何か欲しい花でもあるの?」
「いえ。(体力づくりのために)庭で運動ができるかなっておもって」
「「「運動?」」」
「はい。あの時怪我をしたのは、運動神経がなかったからではとおもったので」
「いや、それは・・・」
「ダンスをするのも体力勝負ですよね」
「体力って・・・。ああ、確かにそうかもしれないな」
「魔物もいるんですよね」
「魔物?」
「戦うにも逃げるにも、やはり体力がなくては話になりません」
「戦う・・・なんでそんな発想に?」
等々、他愛ない話をしていたら、公爵家に着いたのでした。
えーと、門から屋敷までどんだけあるんですか。
・・・広いです。
どこのお屋敷ですか~。
って、公爵家でしたね。
馬車が止まり扉が開くと、玄関前に人が並んでいるのが見えました。
えっ、もしかして召使い全員でお出迎えが当たり前なの~。
まず、お父様が降りました。
「長く留守にした。皆、変わりはなかったか」
「はい、旦那様。変わりございません」
執事さん?家宰さん?セバスチャンみたいな50代くらいの人が返事をしてます。
お父様に続いてお兄様が降りました。
お父様が馬車の中に右手を差し出しました。
お母様がその手に摑まって降りていきました。
私も続こうと立ち上がりかけたら、お父様が馬車の中に入ってきて、また、抱き上げられました。
私を抱いたお父様が降りますと、どよめきがおこりました。
「皆、話しは聞いているとおもうが、セリアテスは記憶を失くしてしまっている。あと、筋力が落ちて動くのもままならない状態だ。これからしばらくは、セリアテスの世話をよろしく頼む」
お父様はそういうと軽く頭を下げました。
召使いの方々が慌てだしました。
セバスチャン?さんが代表で声をだしました。
「旦那様。頭をお上げください。どうか私達にそのようなことをなさらないでください」
「そうだぞ、兄上。そんなことをしたら、示しがつかないだろう」
屋敷の玄関から30歳位の男の人が現れました。
兄上って?
62話です。
王宮を脱出しました。
家に着いたら・・・あれ、なぜもう居るの?
という人が出てきました。
やはり、毎日投稿は難しいですね。
また、名前に苦しんでいます。
これから、新しい登場人物がかなり出てくるので、いろいろなところから名前のストックを増やしているところです。
しばらく、1日空いたり2日空いたりするとおもいますが、途中でやめるわけではないので、お待ちください。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
では、次話で。




