1日目の3 別の意味で混乱中……かも
あはははははぁー。
あの方たちがやらかしました。
お父様はメイドさんに笑いかけたようです。
メイドさんの頬が少し赤くなっていましたから。
そうですよね。
お父様はかっこいいですよね。
気持ちはわかります。
「もちろん解っているとも。この7日間高熱に苦しむセリアに何も出来なかった奴らのことはな」
お父様の言葉にメイドさんの顔色は、今度は青ざめていきました。
「そ、それは……」
「ああ、別に貴女を責めているわけではないのですよ。貴女は意識のないセリアを献身的に看護してくださいましたからね。セリアは目を覚ましました。家に帰りたいと言っています。もうここにいる必要はありませんよね」
お父様はそれはそれはにこやかに朗らかにおっしゃっています。
でも何か背筋がゾクゾクします。
何も気が付かなかったふりをしたいと思います。
とにかく早く家に帰りたいです。
お父様に抱かれて廊下に出ると急いでこちらに向かってくる人が何人か見えました。
お父様は舌打ちをすると、反対方向に向かって歩き出しました。
「待ってください、フォングラム公爵。どこに行かれるおつもりですか」
「お嬢様は目覚めたばかりです。急に動かれて何かがあっては困ります」
白いローブ? を着た人達がお父様に言っています。速足で歩くお父様はその人達に何も答えようとしません。
(そういえば先ほどメイドさんが7日間高熱に苦しんでいたとかいっていたような……)
おもわずお父様の顔を見上げてしまいました。
私の視線に気付いたお父様は心配いらないというように笑ってくれました。
廊下の角を曲がったところでお父様は立ち止まられました。
立ちふさがるように一人の女性が立っていました。
「どちらに行かれるおつもりでしょうか、フォングラム公爵様」
「女官長」
「高熱で寝込んでおられて、目覚めたばかりのお嬢様をお連れになってどちらに行かれるのでしょうか」
「いや、これは……」
「どちらに行かれるのかとお聞きしているのですが、お答えいただけないのでしょうか」
お父様は女官長のたたみ掛ける物言いに、若干怯んでいるように見受けられます。
しどろもどろに言葉を返すお父様にお母様も加勢して話していますが、女官長に勝てそうにありません。
家族に守られていることに安心し落ち着いてきた私は、皆さんの言葉から自分が置かれていた状況がおぼろげながら分かってきました。
(7日間高熱を出して寝込んでいて、先ほど目が覚めたのよね。それと、自宅ではないことから、多分……王宮じゃないかとおもうな。女官長の後ろに現れた方々は近衛騎士だよね。うん。きっとそうだ)
お父様は女官長の後ろに現れた近衛騎士の方々を見られて、また舌打ちをしました。
そうこうしている間に後ろから来た人たちが追いつきました。
「フォングラム公爵、どうかお戻りください。そして、どうか我々にお嬢様を診させてください。確かに我々はお嬢様の倒れられた原因を探りだすことは出来ませんでした。それゆえにフォングラム公爵が我らに不信感を持っておられることも分かっております。ですが、目覚められたお嬢様のお体に差しさわりがないことを確認したいとおもっております。できますれば御髪の色が変わられた原因を突き止めたいとも思っております。どうか公爵様。お嬢様の診察をすることをお許しいただけるようお願い申し上げます」
白いローブを着た人達がお父様に頭を下げています。
(ということは、白いローブの人達はお医者様なのね)
納得しかけて、あれっと思ったの。
(あれ? 今変なこと言ったよね。おぐしの色が変わられたとかなんとか・・・。おぐしって髪のことよね。髪の色って変わるものだっけ?)
お父様が言葉を返す前にまた新たな人が白いローブを着た人達の後ろに現れました。
4話目でーす。今日も2話続けて投稿できそうです。
がんばります。
えっと、やらかしましたね。おもにお父様が(笑)
セリア目線なので描かれてませんが、王宮中大騒ぎしてます。
この騒動については他の人目線でも書く予定なのでそちらでもお楽しみください。
って、まだセリア目線終わってないし、家族目線まだだし、こんな予告して大丈夫か、私?
ブックマークをしてくれた方が20人を超えました。
興味を持ってくれた方がこんなにいてくれるのかと思い、とてもうれしく感じています。
もともと私は本を読むのが好きで読めるものなら、漫画から聖書まで読んでいました。なので、このサイトは知っていても読むことに徹していました。
ですが、・・・いろいろな作品を読んでいるうちに我慢できなくなりました。
・・・ということで力試し的に書いてます。
誤字・脱字・変換間違いには十分気を付けているつもりですが、もしお気付きになられましたら、ご指摘いただけると幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。