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月光の姫と信望者たち  作者: 山之上 舞花
第2章 女神様の愛し子になってから
214/444

16-11 王宮にて 

私は、今、王宮に来ています。

王宮の廊下を家族とジーク伯父様一家と歩いていますが・・・すれ違うみなさま、なんで頭を下げているのですか。

って、ジーク伯父様一家はサンフェリス国の王太子一家でした。


すみません。なんか緊張しています。


私達は先に会議室に通されました。そこには国王陛下、王妃様、宰相様、大臣方が待っていました。

お父様が私の代わりに御前会議に集まった方々を呼ぶ理由を話してくれました。

話を聞いていて、ある方にも来ていただきたいと伝えるのを忘れていたことに気が付きました。

どう言おうかとソワソワしていると、王妃様が気が付いてくれました。


「セリアテス様、何かおっしゃりたいことがございまして?」


・・・王妃様の言葉に私の動きは止まりました。


「王妃様、様付けで呼ばれましてはセリアが困ってしまいますわ」


お母様の言葉にコクコクと頷きます。

王妃様は微笑みと共におっしゃられました。


「そう言う訳にはいかなくってよ、フォングラム公爵夫人。セリアテス様は「女神様の愛し子」であらせられるのですもの」

「王妃様、お気持ちはわかりますが、今までのようにしていただけないでしょうか。セリアテスもそう望んでいると思いますわ」


おばあ様がそう言ってくださるのに、私は頷きました。


「分かりましたわ、セレネ様。それでセリアテス、何を言いたいのかしら」

「神殿からも神官長様に来ていただきたいのを伝え忘れていまして、今から伝えて午後に来ていただけるでしょうか」


王妃様は部屋にいるみなさまを見回しました。宰相様が軽く頷くと話されました。


「分かりました。すぐに神殿に連絡しましょう。ですが、来られないと連絡があっても構いませんか」

「はい。急に申し入れたのはこちらです。ご都合もあると思いますので、来られない方がいらっしゃっても構いません」

「では、あとの手配はお任せください」

「セリアテス、ローザとマインがお待ちかねよ。案内させるからあちらで待っていてくださるかしら」

「はい、王妃様」


そして、私達子供は会議室を後にしました。

案内の人に連れられて、王家の方々が住まう離宮?でしょうか。そちらに案内されました。

途中でお兄様達と私とクラーラお姉様は、別の方向に案内されることになり別れました。


そういえば、私とカテリア伯母様とクラーラお姉様には、王宮に着いた時から近衛第6師団の方がついています。ローゼンメラー様がおっしゃったように2人ずつ付いています。予告されていたこととはいえ、慣れるまでに時間がかかりそうです。


目的の部屋に着いたようで、案内の方が部屋の警備の方に話して、部屋の扉が開かれました。

ローザ様とマイン様、フィリナ様が居るのが目に入りました。

私は足が竦んでしまいました。そんな私の背中にクラーラお姉様が手を当てて中に入るのを促してくれました。


ローザ様達が軽く腰を落とし頭を下げました。ローザ様達が頭を上げたところで、私とクラーラお姉様も礼を返しました。


「お久しぶりでございます、クラーラ様。ようこそお出で下さいました」

「ええ、少しご無沙汰しましたわ、ローザ様」

「セリアテス様もお元気そうで何よりですわ。あれから体調を崩されることはありませんでしたか」

「はい、お気遣いありがとうございます。お陰様で・・・」


言葉に詰まりました。

分かってます。クラーラお姉様がいるから、ちゃんとした挨拶をしたのですよね。

ですが・・・。


私の顔を見たみなさまが慌てだしました。


「セリア? えっ? どうしたの」

「セリアテス? いやだ、そんな顔をしないで。ね」

「そうよ。と、とにかくお茶でも飲んで落ち着きましょう」


ソファーの方に誘導されました。

私の隣にはクラーラお姉様、向かいにはローザ様とマイン様。何故か(・・・)一人掛けのソファーにフィリナ様が座られました。

侍女の方がお茶とお菓子を用意してくれました。


みなさまに勧められてお茶を一口飲みました。温かさにホッとしました。

私の様子にみなさまの表情も緩みました。


ごめんなさい。心配をかけています。でも、どうしても緊張が解けないのです。

私から言えばいいのはわかります。

でも、何と云えばいいのかわかりません。


場を和ませ?ようと、クラーラお姉様とローザ様が話し始めました。


「ローザ様、マイン様。神殿では失礼しましたわ。あの方達の妹だと思うと、つい厳しい口調になってしまいましたわ」

「クラーラ様、お気になさらずに。我が兄達ながら甘い認識の方たちなので、ローラント様、オスカー様に相手をしていただけて、とても助かっていますのよ」

「まあ。弟たちがお役に立てているのなら、よろしいのですが」

「でも、次からは今までのようにはいきませんわね。お互い立場がありますもの」

「そうですわね。ところで、そちらの方はどなたなのかしら。神殿でもお見掛けしたのですけど、ご紹介いただけなかったのですが」


クラーラお姉様はニッコリと微笑みながら、フィリナ様の方を見つめました。



213話です。


緊張のセリアちゃんです。


でも、逃げないで立ち向かいます!(何に?)


は、次回なんですが・・・。


では、次話で。また。

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