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月光の姫と信望者たち  作者: 山之上 舞花
第2章 女神様の愛し子になってから
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15-7 女性騎士と明日の楽しみ

「では、ご説明しましょう」


そう言ってローゼンメラー様は表情を引き締められました。


「リングスタット王国の近衛師団は6部隊に別れています。近衛の仕事は基本は要人警護になります」


・・・要人警護? 王族の警護ではなくて?

疑問が顔に出ていたのでしょう、ローゼンメラー様の目元がやさしい感じに細められました。


「リングスタット国の軍は大きく分けて3つに分かれています。1つは外敵から国を守る王国騎士団、1つは王都を守る守護騎士団、そして近衛騎士団です。このすべてを纏めるのが騎士団長で別名で大将軍と呼ばれてもいます。各団はそれぞれの団長のもといくつかの部隊に別れております。私の近衛第6師団は女性のみの師団となっておりまして、主に女性の身辺警護をしております」

「女性だけの騎士団なのですか。素敵です」


多分目をキラキラ輝かせている自覚はあります。

私は手を胸元で組み合わせてローゼンメラー様のことをジッと見つめました。

私の様子にローゼンメラー様は苦笑されました。


「ありがとうございます。女性が騎士をするのはいい顔をされないので、セリアテス様にそう言って頂けるととても助かります」

「あら、まだそんなことをいう者がいるの、メラニー」


カテリア伯母様が会話に入ってきました。


「はい、カテリア様。以前よりもだいぶましににはなりましたけど。ああ、そうでした。カテリア様、クラーラ様にもこれから我が団から就くことがありますので、ご承知ください」

「わかりましたわ。お役目ご苦労様です」


カテリア伯母様の方を向いていたローゼンメラー様が私の方に視線を戻しました。


「話の途中にすみませんでした。これから我が第6師団がセリアテス様をお守りいたしますので、ご承知おきください」


えーと、私の身辺警護という事なのですが、どういうことなのでしょうか?

私がわかっていない様子にローゼンメラー様はまた苦笑されました。


「説明が下手で申し訳ありません。私共第6師団がセリアテス様の警護に就きますのは、セリアテス様が公の場に出る時だけです。3日後に行われる宴では私ともう1人が御側に就きます。このお屋敷の中まで警護するわけではございません」

「つまり公の場のみなのですね。私的な場には騎士団の方は就かないと」

「はい。ですが、ご要望があれば私共が付き添うことも可能ですのでいつでもお申し出ください」


私が頷いたのを見て、ローゼンメラー様は立ちあがりました。


「本日は時間を割いていただきありがとうございました。これからどうぞよろしくお願いします。それではこれで失礼させていただきます」


そう言って頭を下げられました。


「まあ、もう行ってしまうのですか、メラニー先輩」

「そうですわ。もう少しお話しできませんか」


ソフィティア叔母様とウルリーケ叔母様が声を掛けるのに、穏やかな笑みを浮かべてローゼンメラー様は話されました。


「申し訳ないのだけどね。今度時間が取れる時に連絡するから」

「きっとですわよ」

「お待ちしておりますわ」


ローゼンメラー様は居間の扉のところでもう一度頭を下げられると帰っていかれました。


「あの子も相変わらずのようね」

「ええ、そうですわね、お母様。セリアテスの言葉が援護になればよろしいのですけど」

「心配しなくても大丈夫よ。これから待ち受ける困難には男女の別はないのでしょう」

「そうでしたわね。サンフェリスでも学園の課程の見直しに入るようですし」

「ええ、一朝一夕にはいかないのでしょうがね。さて、時間が本当になくなったわね。セリアテス、マナーのお勉強を少ししましょうか」


おばあ様の言葉に頷きましたら、ギルベルト様とアマリア様がビクッとなりました。

叔母様方、トラウマになりかけてますよ。


そして、軽くマナーの勉強をして、昼食をみんなで食べて、一休みしました。

午後の2時過ぎに厨房に行きました。厨房にはイアン調理長だけでした。フッフス料理長は朝食の片付けを終えておやつのプリンを作ったら、帰ってしまったそうです。

もう少し話をしたかったのに残念です。

イアン調理長と少しトウモロコシの話をして居間に戻りました。


3時に最近我が家で恒例になりつつあるプリンがお茶のお菓子に出てきました。初めて食べたソフィティア叔母様、ウルリーケ叔母様、シュレイン様、ビアンカ、ギルベルト様、アマリア様がとても驚いた顔をしました。それに美味しそうに食べてくれてとてもうれしく思いました。


そのあとは、運動をすることになりました。今回は走るのではなくてウォーキングです。長い廊下を背筋を伸ばして速足で歩きます。・・・意外とこのウォーキングは女性に好評でした。

って、なんでおば様方も一緒になって歩いているんですか?


夕方にアーマド叔父様、エグモント叔父様も見えられて、また家で食事をしてから帰られることになりました。

夕食の席で、明日は王宮に行くことを告げられました。なんでも、私に訊きたいことが出来たそうです。

魔術師長の魔術の勉強も、明日は王宮でするそうです。


おまけなのですが、明日はフィリナ様も王宮で一緒に勉強することになったと、お父様が教えてくれました。ローザ様、マイン様だけでなく、フィリナ様に会えるのはうれしいし、とても楽しみです。



197話です。


11月3日の話はこれで終わります。


まずは、シェラ様。素敵な提案をありがとうございました。

ここで、1つ使わせていただきました。

今話のウォーキング。


・・・ただ、何故おば様方が参加したんでしょうね?

モデルウォークの見本として?


次話は宰相様が語るのですが、ちょっと難産です。

もし、明日投稿できなかったら、200話記念リクエストのプリンの話を先に投稿しますので、楽しんでください。料理長たち+リチャードの会話の元の話しです。

予定通り続きが投稿できたら・・・ん~、あと、2話200話に早いけど、やはり投稿します。


では、また、次話で。

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