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月光の姫と信望者たち  作者: 山之上 舞花
第1章 セリアテスと記憶喪失と王宮の人々
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11-1 サンフェリス国からのお客様・・・です

みなさまに気分の悪い思いをさせたあの日から3日が経ちました。

今日は楽しみなことが2つあります。

一つはサンフェリス国からカテリア伯母様とキャバリエ公爵一家が到着します。

もう一つはアルンスト侯爵家とルートガー公爵家の皆様に会えることです。

そう、あの日から2日。みなさまはうちにはいらっしゃいませんでした。


私は次の日にアルンスト侯爵家とルートガー公爵家に手紙を書きました。

そうなのです。読めるだけでなくちゃんと文字を書けたのです。

服を作った時に書いたのは数字と簡単な言葉でした。

なので、手紙を書くときには緊張しました。文章を書けるのかどうかわからなかったので。

ソフィティア叔母様への手紙を書き終えた時にはほっとしました。

それから、アマリア様、シュレイン様に書きました。

続けてウルリーケ叔母様、ビアンカ様、ギルベルト様にも書き、届けてくれるように頼みました。

なかなか使いに頼んだものが帰ってこないので心配しましたが、みなさまの返事を持って帰ってきてくれました。

みなさまからの返事は最初に謝られていました。それから、改めて私から一緒に勉強をしましょうと誘ったので、それがうれしいと書かれていました。ですが、もうすぐキャバリエ公爵家が到着するので、その時に伺うということでした。


なので、この日と昨日はゆっくりと過ごしました。

庭の散歩をしたり、刺繍をしたり、本を読んだり。

そうなのです。なんで気がつかなかったのでしょう。

文字が読めるのだから本を読めばよかったのです。

最初に読んだのは女神様のお話しでした。小さな子供に読んで聞かせるための絵本です。

色のインクはないので、黒だけですがやさしそうな女神様が描かれていました。


それと、今日は往診の日です。いえ、でした。

キャバリエ公爵家がいらっしゃるということで、往診はなくなりました。

明日、王宮に行って診察を受けることになりました。


今日はお父様も叔父様たちもお休みしたそうです。

朝食を食べ終わってソワソワしていると、まず、ルートガー公爵家がいらっしゃいました。

家族に頼んで私がみなさまをお迎えしました。

私の迎えに驚いていましたが、挨拶もそこそこに謝られてしまいました。私も謝って、笑っておしまいになりました。

ビアンカ様が何か言いたそうにしてましたが、アルンスト侯爵家のみなさまがいらっしゃって、先に居間の方に行かれました。

アルンスト侯爵家はアーマド叔父様がいらっしゃいませんでした。何でも、キャバリエ公爵家をお迎えに出たそうです。

ソフィティア叔母様とも謝り合いになりました。こちらも笑い合っておしまいです。アマリア様と手を繋いで居間にいきました。

キャバリエ公爵家が到着するまでみなさまと楽しく話をしました。


お昼少し前に、先ぶれが来ました。

みんなで玄関ホールにいきました。

まず、アーマド叔父様が馬に乗ってくるのが見えました。

その後ろに馬車が3台。1台目の馬車が玄関前に停まりました。

まず、降りてきたのはオレンジ色の髪の男性。

彼は馬車の中に手を差し入れました。

その手に摑まって降りてきたのはブロンドの髪の美しい女性。

それからブロンドの髪の男の子。男の子というより青年になりかかった少年?

彼も馬車の中に手を差し入れて、その手に摑まって彼より年上のオレンジ色の髪の少女が降りてきました。

そしてもう一人。少女より赤みが強い感じのオレンジの髪の少年が降りました。

彼らが玄関ホールに入ってきました。


「遠いところをようこそおいでくださいました。キャバリエ公爵」


お父様が進み出て男性と挨拶をします。


「お久しぶりです。大変なことが起きたと聞いて駆けつけさせてもらったよ」

「元気そうね。セルジアス」

「姉上も。よく来てくださいました。皆もありがとう」

「嫌ですわ、叔父様。来るに決まってるでしょう」

「そうですよ。かわいい従妹に起こったことですよ」

「もう、心配で心配で。なんでこんなに離れてるんだろうと思ったよ」


みんな一言ずつ言った後、私の方を見ました。

そして、みなさま驚きで目を見開きました。


「まあ。セリアテスなの。よーく顔を見せて頂戴」


カテリア伯母様は私の前まで来ると目線を合わせるために屈みました。

私の頬に手を添えました。


「わかるかしら。あなたの伯母のカテリアよ」


私は視線を外して目を伏せました。


「ごめんなさい、伯母様。覚えていません」

「そう。主人やあの子達も」


彼らに視線を向けます。特徴のある髪色です。

私は首を振ると答えました。


「ごめんなさい。覚えてないです」

「謝らないでいいのよ。セリアテスは忘れたかったわけじゃないのでしょう」


伯母様の言葉に頷きます。


「それならば仕方がないことだったのでしょう。あなたが気に病むことはないのよ」


お父様が私の肩に手を置きました。見上げるとやさしく微笑まれました。


「それでは居間に移動してから話をしよう」


お父様の言葉にみんなで移動しました。



115話です。


セリアちゃんに話が戻りました。

セリアちゃんがいい子です。

いい子過ぎて涙が・・・。


それから、とうとうカテリア伯母様がいらっしゃいました。

この方は・・・どういう方なのでしょうね。


そういえば私、登場人物の色についてはコメントしてますが、どういった容姿かあまり書いてないですね。


想像にお任せでいいですか?


それでは、次話で。


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