表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

チャイム

外壁の改修工事中の特別棟の脇を抜け、靴箱を目指す。このあたりは木陰が出来てまだ涼しい。


教室に着くと私はみんなに挨拶しながら自分の席に向かう。


私の席は教室のドアから3列目の前から3番目。出席番号順だからそんなもの。


出席番号順だから後ろは圭太になってる。


圭太とは中学校からの付き合い。中学校の時はクラス違ったけど、3年の時の文化委員がきっかけで仲良くなった。


そんな事もあり、入学式の日に、名前を見つけた時は、一気に緊張が解けた。まぁ、うちの中学からこの高校に進学したのは距離も近いし30人近くいたんだけど。



予鈴が鳴り、教室に人が増えてきた。本鈴まであと5分。


職員室から先生達が自分の受け持つクラスに向かっているのが見え始めた所で圭太が来た。


「部室の鍵空いてなくて、焦ったぁ・・・」


席に座るなり、疲労感を滲ませる。


「朝ならそれが普通じゃない?防犯の都合とかあるじゃん。」


「いつもは空いてるから油断してた。」


「誰かがいつもは空けてくれてて、終業式だし今日は空けなかったとかかな?」


「かもしれない。今日部活無いし・・・」


キーンコーンカーンコーン


本鈴が鳴る。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ