1
コメディ友情感動をうまく表現できればいいと思ってますが、処女作のためつたない文章で表現力が伴わない心配があります。
警告すべきは作品内容ではなく、無事完結までたどりつけるか><
がんばります!
ギルド員A「おつかれさまでした^^」
ギルド員B「おつかれちゃーん」
ギルド員C「めっちゃおつかれー」
僕 「みんなお疲れ様ー」
僕はとある世界でちょっとした地位にいる。
ギルド員A「さすがマスター、たすかる~^^」
ギルド員B「もっと寄生させてくだしあ^p^」
僕 「暇なときはいつでもいいよー^^b」
ギルド員D「まじでー!!!」
ネットゲームのプレイヤー同士の集まり「ギルド」でギルドマスターをしている。
ギルド員C「今回も楽勝ですな」
ギルド員A「マスターがいれば一人で勝てるでしょw」
ギルド員E「いきなりですがどなたか紅玉手伝ってもらえませんかー?」
僕 「まかせろーb」
ギルド員B「ボクもつれてってくだしあ」
ブレイブクロニクル・・・ブレクロとは、モンスターなどを倒し素材とお金を蓄えて
装備充実やレベルやスキルを整え、他のギルドと領地を奪い合うネットゲームである。
僕 「みんな強くなって次の戦争がんばってね」
ギルド員C「了解!」
ギルド員A「らじゃ!^p^ゝ」
ギルド員E「( ・ω・)ゝ」
僕たちのギルド「円卓兵団」は、サーバー1で領地ランキング連続1位を
記録更新中、僕はそこのギルマス、リーダーである。
僕 「結構楽に倒せるでしょ?」
ギルド員A「さすがやでー!」
ギルド員E「助かりましたー」
ギルド員B「俺もういっこおねがいします」
僕一人がすごい存在ではない。最初はマスターでもなかった。ただ、長く期間プレイし続けて
古株になってしまったがゆえである。
僕と同時期にプレイ開始した人達は飽きたり別のゲームにいってしまってもう戻らない。
そのときはさびしいと思った。
そのあともいろんな人がいた。性格の尖ったやつ、丸いやつ、ゲームが上手いやつ、ヘタなやつ
ギルドが一丸となって協力して行う戦争において、協力的なやつ、そうでもないやつ
効率重視、まったり派、リアルが忙しいやつ、暇でログイン時間が長いやつ・・・
リアル年齢も職業もさまざま
5年以上プレイして、数多くの出会いと別れを繰り返すうちに、感覚は麻痺してしまったのか。
今いるメンバーでこの先もずっとこのままということはない・・・
その時その時の戦いを、その時のメンバーで勝利に導く、今ではそういう考えに至っている。
領地争奪に勝利するたびに、昔のことを思い出し余韻にふけっていた時だ!
ギルB「ゴールデンウイークもイベントもりだくさんですね・・・」
僕 「かなりいろいろ稼げるんでみなさん協力してがんばりましょう!」
ギルE「マスター、すみません><GW彼女と旅行行くことになっちゃって・・・ログインできないかもです」
僕 (・・・・・・・)
ギルA「私もちょっと結婚近くていろいろー><」
僕 「いや、リアル大事にしてくださいー^^^」
ギF 「リア充爆発しろー俺もリア充してきます!」
僕 (・・・・・(´・ω・`)・・・・・)
ギD 「可能なだけがんばりますーいそがしそうだけど」
一気に現実に引き戻されるような会話に流れに僕は確実に不快感を感じながらログアウトした。
現実の僕は三十路、女性にはなかなか縁がない。
仕事はしてるが低賃金、おまけに顔もファッションセンスもイケメンと呼ばれる人種とは程遠い。
僕の名前は 金田 渡
いつしか現実に希望を見出すことができなくなったのか、ネットの世界に拠り所を求め続けた結果だろうか。
この日以降、ゲームにログインしても、リアルの憂鬱が頭にちらつきブレクロを本気で楽しめないようになった。
そろそろ彼女がいても・・・結婚してもおかしくない年齢だよなあ・・・
一ヶ月前の旧友の披露宴に呼ばれたばかり・・・同級生の半分以上は既婚者だ。
当然同席して子供の話でもすれば焦りもでてくる。
結婚5年以上になる友人は、独身の僕たちを見下したりもせず昔どおり接してくれた。
でも僕にとっては、早いうちから家族を築き養っているという
当たり前のようで大変なことをできてしまってる、一目置いた感じ・・・
そんな中数少ない独身の同級生 佐藤大輔と再開した。
おたがい焦燥感を共感し、また連絡を取り合う仲になったばかり。
そんな大輔から電話があった。
「わたる、俺と街コン行ってみないか?」
いきなり言い訳ですが
ネットゲーム内の描写はある程度あいまいにしてます。
チャットだけでも経験のある方は想像が容易かと思いますが
想像が難しい方には「このようなもの」と認識していただきたいからです。