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ディ・モールトディ・モールト(非常に非常に)良いぞッ!

 仕事の方は想像以上に忙しくて体力気力ともにどんどん削られていたが自分の力でお金を稼ぐことはとても快感だった。小学生で起きたトラブルの頃も両親は仕事をしていたが、仕事をしながら私のあれやこれやのトラブルに対応していたのかと思うと申し訳なくなった。仕事中に迎えに来てもらったり、帰宅してから学校に面談に言ったり…それに加えて家族の面倒まで見る訳だから負担は大きかっただろう。大変だっただろうなぁと自分が社会人になってから実感した。とりあえず初任給では家族になにかしたような気がする。覚えてはいないが何かしら感謝の気持ちは送った気がする……多分。



 高校の頃から偏り気味だった恋愛観だが、相変わらず私は恋愛に憧れを持ち惚れっぽいところがあった。しかも褒められたものじゃないタイプの男性と付き合うことが多かった。昔の言葉でいう「だめんず・うぉ

~か~」だ。攻撃的だったり、女にルーズだったり、闇金に借金していたり……

 自己肯定感が低く、人に頼ることが苦手な当時の私。だめんず達はこういう女たちを「ディ・モールトディ・モールト(非常に非常に)良いぞッ!」と直感的に嗅ぎ分けているのだろうか?こわい。でも「私が助けてあげなきゃ」みたいな事を考えがちの私。思えば小学校の時に起きた事件だってこの無駄な庇護欲だった。しかもどの男性とも数年単位で付き合い、結婚を毎回考えるという駄目っぷり。「私がいなきゃこの人は駄目なんだ」と本気で考えていたのだから当時の私は本当に馬鹿だったと思う。そういう男たちは私との縁が切れてもまた他の寄生先を見つけるだろ。そんなことにも気が付かない、夢見がちな私。

 しかし何人かのだめんずに引っかかった後だんだん自分の恋愛観がちょっとおかしいと気づき始めた頃、まさかの運命的出会いを果たす。


 高校を卒業してかなりの年月が経っており、そのころには連絡を取っているのはごく一部でしかも年賀状程度のものになっていたのだが、まさかの地元で同級生との再会を果たす。

 ちょっとした付き合いで参加した飲み会に高校の同級生がいたのだ。


 県外の高校だったし、その同級生だって全く方向違いの県外が地元だ。連絡も取りあうことも無かったのでどんな仕事をしているかも知らない。だが見てすぐに分かった。


 私が人生初の三角関係になってしっぽ巻いて逃げ出した時の同級生だ。

 同級生は「なんでここに!!!」と絶叫したが「ここは私の地元だ!!!」とツッコミを入れておいた。出会い的な何かを求めて参加した飲み会で一切連絡を取っていなかった高校の同級生と再会を果たす。なんという運命!っと周囲は騒いだが、私は「今更同級生と付き合うとかないわ…」と失礼な事しか考えてなかった。

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