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あ…ありのまま今まで起こった事を話すぜ
「クラスのみんなに向けて謝りなさい」
当時の私は小学生5年生。終わりの会の直前、担任に教壇まで呼ばれいきなり言われた。
私には全く理解できなかった。何故なら私はクラスでも平凡以外の何物でもない、ごくごく普通の小学生。特に大きな事件もトラブルも起こしていなかったからだ。
「いいから謝りなさい」
うん?全く理解できない。だが5年生の子どもの私にとって担任の言葉は絶対だ。
「ごめんなさい」
訳も分からず謝罪させられる私。水を打ったように静まり返るクラス。
なんで?私何かした??
このお話はひょんなことからクラス全員から無視され糾弾され、最終的には不登校にまでなり小学生にして人生詰んだと思っていた私が、肝っ玉母ちゃんになっていく話。