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第1話〜成人の儀〜

初めましての方は初めまして!

前作「従魔契約」から知ってくれている人はお久しぶりです。ユウキです!


この度私の新作「成人の儀で良いスキルが貰えず、実家である伯爵家を追放されたが突如蘇った前世の記憶により全属性の魔法と大量の魔力量を手に入れ最強に!」を投稿することになりました。


今作はステータスがしょぼすぎて伯爵家を追放された主人公が前世の記憶を思い出し、全属性の魔法と大量の魔力量を手に入れ最強の冒険者を目指すといった物になります。


前作「従魔契約」と一緒に楽しんで頂けると嬉しいです!


では、また後書きで会いましょう!

 俺の名前はローウェン・フォン・ライゼスト。


 貴族の長男で、父上は陛下より伯爵の位を拝命している。


 「ローウェン、おはよう。今日でお前も立派な成人だな」


 「はい!父上。今日の成人の儀で良いスキルを貰って早く家に貢献したいです」


 「そんなに固くならなくても良い。お前は私とネオラの子どもなのだ。緊張せずとも良いスキルに恵まれるだろう」


 「ありがとうございます。楽しみです」


 俺はこの後、教会で行われる成人の儀で自分がどんなスキルを貰えるかワクワクしながら家族で朝食を取った。


 午後になり、正装に着替えた俺は父と一緒に馬車で教会に向かった。


 「ウルガスト・フォン・ライゼストだ。今日は息子の成人の儀で来た。司祭には伝えているはずだが」


 「ライゼスト伯爵様、ようこそお越し下さいました。司祭より話は伺っておりますのでこちらへどうぞ」


 「ああ」


 俺と父上はシスターへ付いていき司祭の待つ本堂へ向かった。


 本堂に着くと、司祭が祈りを捧げていた。


 「司祭。ライゼスト伯爵様とそのご子息であられるローウェン様をお連れいたしました」


 「おお!ようこそお越し下さいました。ライゼスト伯爵お久しぶりでございますな。お元気そうで何よりでございます」


 「エシュタルト司祭もお変わりなさそうで安心したぞ。そして今日は息子が成人になったので成人の儀を受けようと思ったのだ」


 「おお!それはおめでとうございます。では、お隣にいらっしゃるのが?」


 「ああ。息子のローウェンだ。ローウェン、司祭に挨拶を」


 「お初にお目にかかります。ただいまご紹介に預かりましたローウェン・フォン・ライゼストでございます。エシュタルト様、本日はよろしくお願いいたします」


 俺は司祭に深々と一礼をし、挨拶をした。


 「これはこれはご丁寧にどうも。私、ここの教会で司祭をしておりますエシュタルトでございます。こちらこそよろしくお願いいたします。それにしても流石はライゼスト伯爵様のご子息であられる。挨拶1つ取ってもご賢明なのが伝わってきますよ」


 「ありがとうございます!たくさん本を読んだ甲斐がありました」


 「そうなんですね。では、早速始めましょう。ローウェン様はこちらに来て片膝をついて、手を胸の前で組んで目を瞑って祈りを捧げてください」


 「分かりました」


 俺はエシュタルト司祭が指示してきた通りに動いた。


 「この世界の神よ。今、ここにいるローウェン・フォン・ライゼストが無事に12歳を迎え、成人となった。これより神の御業によってこの者にステータスとスキルを与え、この者が進む道を照らしたまえ」


 司祭が祝詞を唱え終わると、声を掛けてきた。


 「以上で成人の儀を終了とさせていただきます。神の導きの通りにこの先の人生を健康で歩まれる事をお祈りいたします」


 「ありがとうございました」


 俺が深く一礼をすると、司祭はニコニコした笑顔で送ってくれた。


 帰りに馬車の中で父上が声を掛けてきた。


 「ローウェン。家に帰ったらまずは自分でステータスを確認しなさい。そして夕飯の時には私達にも見せてくれ」


 「勿論です。父上」


 俺は馬車に揺られながら家に着くまでの間、ステータスを確認するのが楽しみだった。


 家に着いて自分の部屋に戻った俺は、早速今日授かったステータスを確認した。


 (確か自分で見るのは<ステータス>で、他人にも見せるのは<ステータス・オープン>だったな。良し!<ステータス>)


 ステータスと唱えると、俺の前に半透明の板が現れた。


<ステータス>

名前:ローウェン・フォン・ライゼスト

種族:人間

レベル:1

称号:ライゼスト伯爵家の嫡男

筋力:130

瞬発力:150

魔力:50

魔法:火属性

スキル:剣術

経験値:0/300


 「......」


 俺は自分のステータスを見て、驚愕してしまった。


 (やばい!これは低すぎるか?父上に何て言えば...)


 俺はこれからこのステータスを家族に見せなければならないのかと項垂れた。


 夕食の時間になり、メイドが呼びにきて俺は家族の待つリビングに向かった。


 「父上、母上、ラルトル。お待たせしました」


 「良い。さぁ、座りなさい。食事にしよう」


 「はい」


 俺がラルトルの隣に座ると夕食が並べられた。


 「まずは、ローウェン。成人おめでとう!」


 「「おめでとうローウェン(兄様)」」


 「ありがとうございます」


 父上の乾杯の音頭で豪華な食事が始まった。


 「早速だがローウェン。ステータスは確認出来たか?」


 「はい。父上」


 「では、見せてくれるか?」


 「分かりました。<ステータス・オープン>」


 家族みんなの前に半透明の板が出現し、俺のステータスが映し出された。


 「「「......」」」


 みんな黙って俺のステータスを見ていたが、俺にとってはこの沈黙が何より怖かった。


 「ローウェンよ。ここに書いてあることは本当なのか?」


 「はい...」


 「分かった。では、後で私の執務室に来なさい。2人で話をしよう」


 「分かりました」


 俺はこの後何を言われるのかとビクビクしながら気まずい空気の中食事を食べた。


 夜、俺は1人で父の待つ執務室に向かった。


 コンコン


 「誰だ?」


 「私です。ローウェンです」


 「入れ」


 「失礼します」


 部屋に入ると、父上がソファーに座っていた。


 「まあ、座りなさい」


 「失礼します」


 俺は父上の向かい側に座った。


 「長々と話をすることはないから単刀直入に言おう。ローウェン、お前をライゼスト家から追放しようと思ってる。勿論準備にかける時間も設けるし、ある程度の路銀も渡そう」


 「お考え直ししてはいただけませんか?」


 「ああ。これはライゼスト家当主としての決定だ」


 「分かりました。成人まで育てて頂いたのに最後にお力になれず申し訳ありませんでした。ラルトルは私には勿体無いくらいの出来た弟ですし真面目な子なので将来この家をしっかり継いでくれるでしょう。どうか、私の最後の願いを聞いて頂けませんか?」


 「分かった」


 「ありがとうございます。ラルトルは才能もあり、物覚えが良いので過度なプレッシャーは与えずにのびのびやらせてあげて下さい。そうすれば大成し、この家のますますの発展に繋がるでしょう」


 「分かった。そのように取り計らおう」


 「ありがとうございます。では、明日から準備に入りますのでここで失礼します」


 「ああ」


 俺は父上の部屋を出て、自分の部屋に戻るとすぐにベッドに入った。


 (明日から忙しくなるぞ)


 俺は明日からの予定を立てながら就寝した。

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