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歴史とDNA

欧州のアメリカ先住民

作者: とびうお君

 正直言えばもっとつめてやりたかった。でも今後この研究が進むと思えないからもう現時点で書いておきたい。核DNAの調査が進んであまり取り上げられなくなってしまった様々な遺伝子の調査がある。核DNAは万能じゃない。それと言うのも結局すべて調べ上げるわけじゃない。特定の変異を系統だって分析する部分があって、その点は一部の遺伝子の調査とあまり差が無い部分もある。


 過去調査された一部の遺伝子のものもそれなりに意味がある。これだけいろいろ分かってきてもHLAなど過去の調査で判明したことがまだすっきり核DNAを絡めてすっきり分かったわけじゃない。その中で面白いのがJCウイルスの話になる。いくつかあるが、まずは日本で、青森で白人に近いDNAタイプが発見されたとあるのだが、これについては。


 まずこのDNAは人間のものじゃない。そのため核DNAでは絶対に分からないことが分かる。似たものでピロリ菌のDNAがある。遺伝性の白血病もあるが、これ確かウイルスって言葉ついてたと思う。母乳を通じて感染するものらしい。そのため核DNAじゃない。


 さて、青森のものだが、これエスキモーも近い遺伝子を持っている。そのため彼らを通じて日本に伝わっただけじゃないか?と見ている。ただ親子関係じゃない、姉妹兄弟関係だから、元になったものからエスキモーと日本人に分岐したのかと思う。しかもこれ欧州人の主流のタイプじゃない。


 エスキモーとアメリカ先住民は微妙に集団が違う。アジアでかなり前に分岐したアメリカ先住民の先祖の系統がさらに東アジア人と混血して薄まった集団になる。そのため彼らがイヌイットとなりアメリカに移住するまでどのあたりにいたか?は良く分からない。中央アジア辺りまで範囲があって、そこから東に移住した可能性もある。この時欧州人の祖先と混血したのかと。


 おそらくウイグルのような欧州人の分岐集団がアジアにやってきたわけじゃないと思われる。韓国にそういったのがあるのだが、それは例外的すぎてさっぱり分からない。満州のものは、遼やモンゴル帝国の時に西方から来た集団じゃないか?と見ている。韓国もそれか?と言うと韓国はもっと謎だと見ている。ただ青森のモノとは関係が無い。


 それと言うのも明確にJCVの系統図からシベリアエスキモー集団と近縁だと分かっているから。韓国や満州のそれは全く別の人間のDNAによる調査だから。


 青い目の東北人って話で気になった人は、そういう人と混血したわけじゃなくて、一部の遺伝子が持ってこられただけでベタなこてこての北方モンゴロイドが南下して入ってきたんだろうなと言うだけの話になる。


 これに対してアイヌの欧州系JCVは2種類ある。過去私が書いたものになる。アメリカ先住民の西方集団父方Qの集団が持ってきたものがアイヌに入っただけになる。古すぎて青い目とは何の関係もない。アメリカ先住民はアジア系によって上書きされてて残ってない。だが、シベリアの少数民族には残ってるのですぐにわかる。


 特にアイヌと混血したと言われてるニブフはPやQが父方で出るほどなので明確にそれらの集団の末裔だと分かる。後はこのエスキモーのタイプが入っている。エスキモーと青森のは古い時代に分岐してるため、アイヌには青森のものは入ってない。そのため極一部の時期に一部の集団から入ったものだと分かる。アイヌをすっ飛ばして東北日本海側だけに残ってるためである。


 アイヌがどこととなくコーカソイドっぽいのはこれがあるかもしれない。ニブフもベタベタな北方アジアンだが、エスキモーやニブフはどことなく鼻が高い。そういった形質が強く出た人がたまたまアイヌにいてアイヌすべての特徴ではない。基本的には黒人のように堀が深いだけかと思う。


 さて、日本編は終わる。欧州はもうすっかり遺伝に関して謎が無い。後は国ごとの些細なものだけになる。ただ欧州の国は、中国の省みたいなところがあって、言語は違うが方言みたいなもので明確な遺伝区分ってほどでもない。その国に生まれた人間以外あまり面白いものじゃないと思う。


 何度も書いてるが3タイプの集団の混血で大体分かってる。割合的に極端に最後のクルガン集団だけが濃い程度の理解があれば十分だと思う。後追加でフィンランドだけ、アジア系のウラル集団が混入してるぐらい。ハンガリーの集団はまた別の時代のウラル系になる。


 ただこの中に無視できないほどの父系Qの集団が北欧を中心にある。ただウラル系ほどじゃない。おそらく北欧はこの手の例外の集団がたまりやすい。そもそも最古層である狩猟採集集団が残ってるのがこの地域になる。今ではすっかりアジア系がまじったせいでそっちが意識されるが、サミー人がそれになる。トナカイの放牧で有名なのもアジア系のせいって点で言語容貌文化すべて上書きされてしまってるが。


 欧州には遊牧民が持ってきたQも多分あるので、そっちとは分けたいのだが、北欧を中心に広がってるQは多分それとは関係が無い。この集団何?となると、やっとそれが分かってきた。遊牧民と関係が無いのが分かってきた。


 この集団今では完全に同化してるが、元はサミー人みたいな孤立した集団であった可能性が有る。ちらほらクルガン集団で見つかるのだが、アメリカ先住民に近い集団がこてこての欧州人の祖先に混じって見つかってる。何故かさっぱり分からないが、アメリカ先住民に近い集団が欧州人の祖先の近い場所に住んで一緒に移動してきた。


 だが彼らは欧州集団より先に北欧に進んで、彼らが来る前に独立した集団として定着した可能性が有る。ただし、そこは私の想像になる。途中まで明確に彼らはともに西進してきたのが分かってるだけ。


 彼らが何故先行して定着したと見てるか?と言うと、彼らはかなり西に来るまでアメリカ先住民のDNAを薄めずに持っていたからになる。今現代でもスウエーデンの辺りでアメリカ先住民と同じMYと言うJCVのタイプが出る。青銅器時代にウラル系と一緒に来たというのを考えていたが、私はそれ違うと思う。もっと前に農耕民と共に来た可能性が有る。


 そのぐらいに農耕民と東欧で北欧に多いQ父系の先祖タイプが見つかっている。それはアメリカ先住民に近いか?分かってないが、父系としては同系統の系統だというのはすぐわかる。農耕民と言ってもヤムナヤ牧畜集団の先祖の近くでもある。境界線または混合した地域でさらにこれらのQ集団も一緒にいたと分かっている。


 何かと混血してきたなら、多分MYが残ることが無いだろうと見てるからになる。ウラルはCYで、ヤムナヤ集団はE系になる。現代からの系統図による分析なので狩猟採集や農耕民は良く分からない。


 ちなみに現在は他の欧州タイプと共存する形でMYは残ってるので混血しても残ることはあるが、基本的には多数集団の中では塗り替えられてしまう。そのためそれなりに独立性を維持してきたんだろうなと予想している。東欧でまずQと言う父系しか分かってない点。次に、そこから先行して北欧に入ったのか?は私の想像でしかない点。


 以上から書こうか?迷っていた話になる。ただこれで欧州の主要なグループはほぼ解明できたことになる。


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