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私の神様

推敲してません


・-・・・ -・-・ -・・-- -・---


 ケーレスが帰ったあとに襲いかかった痛みは想像以上でメイオールに聞いたところ、私は気絶していたらしい。

 無責任なことにメイオールはそのまま放り、賢者たちと食事をしたという。もう、この事実が『六人の賢者』という存在そのものを疑ってしまった。この人たちは『神』を利用しているだけではないか。心のどこかで『復讐をしなければ』と声がする。

 無造作なお粥がベッドの脇に置いてあった。もう冷めてしまい食べるのは億劫で私は口をつけずに寝転がる。

 ベッドで天井を見る。そうだ、よくよく見れば床も壁もベッドも机も、どこか古い。気づいた時に渦巻いていた気持ちが再度、心の中で表面化して今すぐにでも復讐したくなる。

 でも、まだ、駄目。明日にケーレスの話を聞かなければ、そう思えばまぶたは閉じ、ゆっくりと暗い底へ行くように眠りにつけた。

 朝はすぐに来た。夜が明けたばかりか、少しばかり寒い。それでも私はベッドから降りて遮光布を引く。山中にある家の庭は霧がかかり、昔は幻想的で素敵だと思えたはずだが、今は私を閉じ込める牢獄の壁にか思えない。

 メイオールが来るまで時間はある。今日はケーレスに国のこと、私のことを聞くのだ。昨日、あんなにも心が痛くて動けなくなったのに、きっと今日は泣いてしまうだろう。でも、それが正解だ。六人への疑いがはれるのなら間違いではない。

「……神よ」

 こんな朝早くから扉の外から聞こえたのはメイオールではなくケーレスの声だった。

「どうぞ、ケーレス」

 許可を得たケーレスは静かに扉を開けて、朝食らしい粥と水差しが乗ったカートを引きながら入室しようとして、私は慌てて扉を大きく開いて彼を手伝う。

「これ、は?」

「メイオール様は、ご自身の直属の使用人を集めて会議をしているそうですよ」

「あなたに運ばせたの?」

「わたしがかってでたのですよ」

「……」

 ケーレスの言葉に、私は黙る。ケーレスの説得もあっただろうが、こんなにも簡単に仕事を他人に任せるとは。昔の私なら「忙しいのね、メイオールは」で感心しただろう。

 まだ朝というには早いというのに熱い時に美味しい粥を持ってくる。前の『神』はどんな扱いを受けていたんだろうか。

「ねえ、ケーレス、前の神について知っていることはあって? 前もあなたが家庭教師だったのかしら」

 部屋に運び終えたカートを机に横づけるとケーレスは固まった。

「……い、え。話によると家庭教師は神が世代交代するたびに新しい方を迎えるようです」

「では、前の方はどこに?」

 その言葉にケーレスは首を振った。

「わかりません。わたしが知っていることは少ない。それこそルルヤ殿と同じかと思われます。この家で不変なのは六人の賢者だけです」

 私は、もう一度黙り込んだ。

「早いですが朝食です。これを食べたら話を。今、使用人たちは傍にいません」

「わかったわ」

 水飲みに、水を注ぎ、味気ない粥を食べた。いつもならパンや野菜を食べているのに、堅さが残っている粥を手早く食べる。心に重りがつけられても、今はそれを抱きしめないといけない。

「……ごちそうさま」

 隣で本を読んでいたケーレスが顔を上げて何とも言えない顔をした。それは私の知らない顔だ。いつも周りは笑顔に溢れているものだから、知らないものを見ると、知らないことが多いのを知ってしまう。

「どこから、お話しましょう?」

「昨日の確認をしたいわ。でも、最初に、わたくし……私には魔法を使うことができない、で間違いはない?」

 ケーレスは首を縦に振る。

「その通りです。あなたには傷や痛みを和らげる『癒やし』の力はありません。このキュイモドスの住民は日々ケール湖の水を飲食しておりますから、潜在的に魔法は使えるのです」

 私は瞠目した。では、なぜ『神』以外の魔法を使える人間がいないのか。

「わたしたちは『神』しか魔法を使えない、と思い込まされていますから、自分が使えるとは思いもしないのでしょう」

「ケーレスも使える?」

 その言葉にケーレスは、自分の水飲みに手をかざして小さく「水よ」と言う。言えば水は浮かび上がり宙で丸くなった。

「今の言葉は古代語、初代の神の時代に使われていたと言われています。この言葉を唱えなくとも魔法は使えますが、口にすることで、より強く「こうしたい」という気持ちを込めることができます」

 浮いた水を水飲みに戻しながらケーレスは、私に向き直る。

「それだったら、私もできる、のかな?」

「申し訳ございません。そこまでは」

「ううん、ありがとう。ケーレス。次に行きましょう。神について」

 本を机に置き、ケーレスは真剣な眼差しで私を見た。

「神と呼ばれる存在は『女性』であることが必須でした。しかし神の場合、おわかりですよね」

「ええ、私に兄弟がいるのね」

「はい。あなたには弟君がおられます。双子で生を受けたお二人は、最初こそ、どちらが力を持っているかわかりませんでした。ですが、この通り、弟君が『神』の力をお持ちであると分かりました。しかし――」

「女性ではないといけない」

 ケーレスは頷いた。

「深くは知らないのですが、賢者たちにとって絶望の淵であったと思います。しかし、あなたがいました。あとはわかりますね?」

「私を面に出して弟を隠した。それで……鎖、酷い目にあっている」

「はい」

 昨日にはたどり着いていた答えを確認するのは辛い。きっとねずみ色の髪は、私と同じ白銀で違いない。でもぞんざいに扱っていれば、ああなるのだ。

「なぜ、あんな風に酷い目にあっているの?」

「……この家に住まうのは『神』だけです。同年代の子らはあなたから離れた庭師や常に使用人についている見習いのみ。もし、その責務を与えられていたとして、噴水広場での謁見で何度も彼がいたならば国民は不思議に思うでしょう。何故、あの『神』の傍に子どもがいるのか、と」

「そう思わせないといけないほどに『神』という存在は孤高でないといけないのね」

 つねった左手の皮は赤くない。私はうつむいてケーレスを促す。

「酷く扱われているのは簡単です。抵抗させない為、です」

「抵抗?」

「もし、あなたと同じように育てたとして、魔法を使っているのは自分なのに姉が優遇されていると知れば……神よ、どう思われますか」

「……嫌な、気持ちになる。私の魔法なのにって」

 女性でなくても、もし弟が奉られていて、自分がないがしろにされるのは悲しい、気がする。だって、忙しいから粥でいいとケーレスに持ってこられた時、とても嫌な気持ちになった。

「そう思わせない為には、抵抗を、逆らえなくさせるようにする。しかし魔法を使わせないといけない。魔法を使わないと酷い目に合う。弟君は」

「言わないで!」

 私は叫んだ。あの荷車に積まれた弟の服は汚れ、目はうつろ、生きていない人間に見えた気がした。鎖も赤茶で、しかも自ら麻布の中に隠れないといけないぐらい、私と会ってはいけないのだ。あのあと、どうなっただろう。

「……弟君は、おそらくネモレ様の蔵書庫近くに監禁されていると思われます」

「監禁……?」

「そうでしたね。例えば、誰かの許可を得られなければ部屋から出られない。そう考えれば神も家から出ることはできませんから、監禁に近いのかもしれません」

 きっと悪い言葉は教えないようにされていた。監禁という言葉がわからないくらいに。

 私は大きく息を吸い、吐いてケーレスを見る。

「ネモレの蔵書庫はどこ?」

「お会いになるのですか」

「ええ、ずっと、私の家族は六人の賢者やここに暮らす人たちだって思い込んでた。でもケーレスの話を聞いていくと、私は勘違いしてたみたい。ただ都合の悪いことから遠ざけて……人形ね。噴水広場で小さい子が抱きしめて名前をつけて遊んでいたわ」

「……しかし、この国の思想……考えは『神』ありき、なのです。あなたがいるから日々の暮らしは平和であり、食事に困らず、生きがいもあり、住まうとこも決まっている。争いがあったとしても『神』の仲裁の元、片方に遺恨が、不平であっても治まる。すべてが神がいるから。それにつきます。無理に弟君に会うのは、彼の心を乱します」

 こくり、と私は頷いた。

「わかってる。でも、会いたいと思った。家族ならなおさら。ケーレスの今の言葉をかえすなら、私はとても不平だと思う。わがままだと思う。けれどケーレス、私から質問してもいい? なぜ、助けてくれているの?」

「……それは、あなたが」

 ケーレスは瞳をそらして、なんと口に出せばいいか悩んでいるようだった。

「私は、ケーレスの心を乱した。この場をもうけてくれるほどに。とても感謝している。だから私は蔵書庫に行く。行き方を教えて」

「……ここから、ヒュプノス側へ真っ直ぐに行くとあります。一回だけですが、わたしも行ったことがあります。またネモレ様は本を取りに行く時は、いつもそちら側に歩いていくので確実、かと」

 少しばかり霧は晴れた。それでも草木には、ねっとりとした白が渦巻いている。

「ありがとう、ケーレス。……辛いことを口にしたのね」

「……」

「前もあなたに私は言った。真実が知りたいって、何故かって言われると知りたいの。私が誰か知りたいの」

 ケーレスはうなだれた。そして私は彼を置いて部屋を出る。

 私の部屋は、家の中央にある。そのままヒュプノス側に向かえば、その蔵書庫に行ける。もし行けないとしても河まで出る瞬間に看守がいるはずだ。それにさえ気をつけていればいい。誰もいない石畳を走る。靴音は響いているのに誰も来ない。

 おかしくて私は笑ってしまった。


・-・・・ -・-・ -・・-- -・---


 家を抜け出して少したったところ、草木が両脇によけられた道らしいものを見つけてたどっていくと簡単に蔵書庫なる建物に着いてしまった。家を出てから、それほど立っていないはずだ。ここでも笑いそうになったが、弟がいるのであれば、この中だろうか。

 城下街でも見ない高さの家だ。しかも長方形の石で組み立てられ丸い、水飲みのようで私は手で伝いながら歩く。もし、この中に閉じ込められているのであれば、どこかに入り口があるはずだ。

 もう一周してしまうかも、と思う瞬間に木戸を見つけて駆け寄る。しかし、そこには鎖と穴の開いた鍵の小さくしたものが取っ手を塞いで引っ張っても千切れそうにない。何か石はないかと見回すが森の中は静寂に包まれていて探すのには時間がかかる。

 ふと見上げると窓があった。高い部分に鉄の棒が並んだ窓らしきもの、私は、あそこかと近くの木を探しても届きそうなものはない。焦りがこみ上げてくる。

 ここに長くは居られない。一目ではなく話もしたい。

「だれだ」

 知らぬ声に後ろを振り返ろうとも誰も居ない。

「だ、れ」

「誰とはこちらの台詞だ」

 よくよく聞けば扉の向こうから声がする。

「わた、私は神です! 今代の神です! あなたは誰ですか!」

「今代の……なぜ、ここにいる」

 低い声は木戸から聞こえる。誰か居るのだ。そして閉じ込められている。しかし弟の声、なのだろうか。それしては、はっきりとしていて女性か男性かもわからない。

「……その答えを言う前に一つだけ答えてください。あなたはネモレ・レック・シンシスを主としていますか」

「……」

 声の主は黙る。

「言うか言わぬかは、ぼく次第だ。ぼくの質問に答えてもらおうか」

 つまり、言わないという選択が、この人にはあるのだ。

「ここに来たのは、弟と会う為です」

「……どうやって知った」

「偶然、弟の姿を見ました。しかし、それだけではわからずに執事のルルヤ・ホル・マティスに聞き、家庭教師のケーレス・ウェル・アレスに弟の存在と蔵書庫のこと、こちらに弟が監禁されていると教えてもらいました」

「アハッハハハハ」

 声の主は大笑いしている。なぜ、そんなに笑うのかわからないけれども、その声が止むまで私は木戸の前に立っていた。

「そこから先に歩け、窓がある」

 がたり、と音がして、声の主の言う通りに少し先を進めば窓があった。

 そして外開きの窓の前にオレンジの髪に緑色の瞳、眼鏡をかけた女性がいる。

「今代の神、初めてお目にかかる。ぼくはガヴァネス・フォン・リリック。元家庭教師だ。さて、今代の神、きみの要求は聞いた。しかし、ぼくには理解しかねる、事情を知っていて、なぜ弟に会いたい? どんな目にあっているか予想はついているんじゃないかい?」

「……初めまして、ガヴァネス。……名乗る名もなくてごめんなさい。私は、弟に会いにきました。こちらに弟は」

「いないよ」

 遮りようにガヴァネスは言う。

「ここはね、ぼくの監禁場所さ。まあ、窓があるから外に行けることは行けるけれど『魔法』がかかっていてね。外に出るとネモレ・レック・シンシスに気づかれる。おっと窓に触れたり、こちら側に手を入れてくれるなよ。境界線だ」

 ガヴァネスは窓の縁をなぞりながら、ゆっくりと笑う。少しやつれた顔をして歳はケーレスより上に見える。

「……きみは何がしたいんだい? 十二年間利用し続けた弟に会ってどうする?」

「まずは、話をしたいと思っています」

「話ができるとでも? きみのせいで虐げられていたのにか? さぞ、弟はきみを恨んでいるだろうさ」

 どこかで見た顔だ。どこで見たのだろう。誰かが同じような顔をしていたと思うのだけれど思い出せずに、私はガヴァネスを、じっと見つめた。

「恨んでいるか、どうかは会ってみないとわかりません。あなたの言う通り話ができないかもしれません。でも会います」

「どうしてだい?」

「私が私に、国に疑問を持っているからです」

「アッハハッ、なるほど、いいね、いいよ。そのまま手を出したまえ」

 水をすくうように両手を出すと縁には触れず、空中に鍵が舞う。

「ネモレ・レック・シンシスの愚かなところは縁を境界線にしたことだ。ぼくもやる気があれば服を外に投げて裸のまま縁に触れず逃亡できるだろうさ。その鍵は、ここから登ったところの小屋の鍵だ。ネモレは小心者いや臆病者でね、自分が持っていたら他人に盗られるのではないかと不安で、ぼくに預けている。まったく滑稽だよ。用が済んだら、また窓に投げ込みたまえ。ここは開けておく」

 私は何も言えずに頭だけ下げて駆けだした。

 ガヴァネスの言うことは、ちゃんと理解できない。でもネモレのせいで監禁されている。そして監禁されている弟の鍵を持っている人。ここから登った小屋に弟がいる。

 時間はかからなかった。走り出して間もなく小屋は見えた。

 小さな木製の小屋のようだけど、出入り口が木で、あとの後ろは岩場になっている。きっと洞穴に木を埋め込んだだけだろう。蔵書庫と同じように鎖と小さな固まりの穴に鍵を通す。右と左と回すと左でカチャリと音がして、鎖を通してある輪っかが浮いた。なるほど、どういうのかはわかった。

「あ……」

 私は弟の名前を知らない。ゆっくりと扉を開けると目の前に鉄の棒が並んでいた。

 監禁、逃がさないようにこれはあるのか、ひと一人も通らない間隔で並べられたそれの下に影ができる。朝は明けきり、光が部屋の中を照らした。

「いる、の?」

 棒の端から端を見るが鍵らしきものはなかった。もしかしたらガヴァネスのように魔法がかけられているのかもしれない。触れずに声をかけると扉から奥に動く人影が見えてくる。

 それは前に見た、ねずみ色の肩まで伸びた髪、にごった瞳、所々千切れた服、手足の鎖、肌の部分に痣が何個かできていた。

 なんて声をかけていいのかわからずに、私は見つめることしかできなかった。

「あの、ね、私」

「……なにひみっ! きひゃんだっ!」

 絞り出した声に覆い被さったのは弟の声だ。かすれて上手く声が出せないのか、叫んだあとにケホケホと咳き込んだ。

「聞いてほしい」

「かへれ!」

「聞いて」

「かへろ! かえほ!」

「無理に叫んじゃダメ!」

 叫ぶたびに咳き込む弟に私は叫んでしまった。胸が痛い。これが現実だなんて知りたくなかった。だけど、私は『知る』ことを選んだのだから正直に言わないといけない。

「今日はね、あなたに会いに来たの、あの荷車であなたがいて、知りたくて信頼できる人たちに、ここのことを聞いた、の」

 正直、ガヴァネスが信用できるかわからない。

 すう、と空気を吸う。

「ゲッホッ、ゲホッゲホッ」

 ほこりだろうか、臭いだろうか、喉に詰まる空気に膝をついて肺を鳴らす。ここは酷い場所だ。

「……ア」

 ずっとこんなところで暮らしていたの? でもそれを言う時じゃない。私はここに弟がいることを知った。ガヴァネスという元家庭教師を知った。

 初めての『知る』には充分だと思う。だけれども、私はどうしても言いたい。

「私は、お姉ちゃんだから、絶対に助ける。また来るから約束、ね」

 十二年間ため込んでいただろう、私と同じ色の瞳が、ちゃんとこちらを見た気がした。

「また来るから」

「ア、ア」

「絶対守るから」

「ネ……」

「待っていて……閉めるよ。私が来る時はノックするね。私の……」

 なんで名前がないんだろう。

「私の、神様」

 なんで、みんなみたいに名前がないの?

「ネェ……」

 私の視界はにじんでいた。頬も熱かった。なんで私が扉を閉めているんだろう。こんな苦しいことを弟は、きっと何度も何度も味わったはずだ。耳の奥からどくどくと心臓の音がする。心臓は重りをつけているように重い。

 ゆっくり閉めると私も弟もダメになる気がして、普通に誰かが訪ねて帰る時のように閉める。確かに会話は……できなかった。

 来た時と同じように鍵をつけて駆け下りる。ここに来てから、それなりの時間が経ったはずだ。

 蔵書庫まで来るとガヴァネスは静かに窓辺で本を読んでいた。現れた私に彼女は一言も言わず投げ込んだ鍵を受け取り、胸に握り締めた。

「また来る。ガヴァネスは死のうとしないでね」

「ああ、もちろんだとも」

 監禁されているということは弟と同じく消したいけど消せないのだ。

 先ほどとはうってかわる微笑みをガヴァネスは見せて「またおいで」と私の走る背に言う。もちろん、そうする。

 何度も来て、そして一緒に暮らすんだ。


・-・・・ -・-・ -・・-- -・---


元プロット

12の時の翌日朝食をとり部屋で待ち構えていたケーレスと話

メイオールへの説得で部屋の外には誰も居ないケーレスは今の神が偽物であること

偽物は酷い扱いを受けていること居場所はネモレの蔵書庫であること

機会を逃さぬべく言われたとおりに蔵書庫に向かう神

はじめて会う神、こと己の弟に強く拒否される帰る道すがら書庫に人影見えて中に入る

中には先代の女神の家庭教師カヴァネス・フォン・リリックとう女性がいた

事情を話すが危なくとも自分で調べなければ人形のままで抜け出せない

あまりケーレスを信用するなと言われるできるかぎり弟に会うことをカヴァネスに言い

神は蔵書庫をあとにした。ケーネスの場面、不審に思いながらも会えたことを報告した

メイオールとの関係を聞く

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