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JAPANESE GIRL

作者: フランク大宰

彼女は強い政治思想を持った、今時な日本の女の子だったな。

ほら、最近妙に保守的な言動をさも知ったかぶりして、言っている、インターネット上で外国の悪口を言う、奴等とたいして変わらなかった。

彼女は保守とは正反対の政治思想を持っていたけれどね。

彼女は栄光の60年代に憧れる、特に特別でない日本の女の子だったよ。

 僕は彼女の考えになんて、一ミリも賛同できなかったし、むしろ嫌いなんだよ、そういった考え方や言動は。

 ただ、彼女が死ななければならなかったとき、僕は少し涙を人知れずに流したんだ。

そんな、彼女に対して世間は嫌悪の目でみていたし、ごく少数は彼女の存在を讃えていたっけ。

 彼女は何人かの人間に抱かれた、中には男らしい男もいたし、年上の女性もいた。

彼らは、彼女の理解者の様なそぶりで、本当のところは性器に脳ミソをぶら下げた奴等だったよ。奴等は彼女の心がすり減っていくのを知りもしなかった。

くたばっちまえばいいんだ。

 でも、気楽にいこうぜ、全部いい感じにさ、人生は次の瞬間には終わるのだから。

そして、本当に彼女はよくいる日本人の女の子だったよ。

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