表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

目覚め

声がした。


「・・・よ」


その声は、初めはかすかに聞き取れる程度だったが、徐々に強くなった。


「・・・めよ」


声が強くなると同時に、脳内に様々なイメージが駆け巡った。


東北にあるキリストの墓、地球に降りてくるUFO、半獣半人の怪物、額に第三の目がある人間、海中に没する巨大大陸...


声はさらに強くなった。


「目覚めよ!!」



...気付くと息切れしていた。


8畳1Kのアパートで目を醒ます。大学生、一人暮らし。


時刻は午前5時。日の出は過ぎているが、まだ街は眠っている。


それにしても何だったんだあの夢は。オカルト雑誌を凝縮したような内容だった。


しかも目覚めよ!って...キリスト教系の宗教団体みたいだ。


とりあえず歯でも磨いて二度寝するか。何しろ今夜は忙しい。体力を温存せねば。


今夜は、ワルプルギスの夜なのだから。


こうして2019年4月30日は始まった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ