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新しい相棒?なのかな


「それじゃあさぁ、俺と友達になってくれよ。あ、あとお前の名前は何て言うんだ?」


 ……なんだコイツ。破綻者か?普通聞く順序が逆でしょ?


 会話の成り立たない奴とまともに取り合っても、仕方なかったので、


「あ~~、はいはい。友達ね。俺は黒崎翔太だよ。よろしく」


「おう。そんじゃ、翔太は今日から『戦闘科』に転科しろよ。一緒に遊ぶとき、同じ科の方が楽だしな!」


 俺の耳はすでにコイツの話を受け付けなかった。もう、ワケが分からない……。


「は? いや、俺の能力は戦闘用じゃあないんだが……」


「非戦闘用だろ? 知ってるさ。だけど、学園側に申請すれば、異能を取り替える異能者がいるらしくてな。そこで、なんやかんやで異能が変わるらしいぞ! つまり翔太も『戦闘科』に入れるかもって事だよ」


 なんだそれ、初耳だぞ。


 ていうか、なんやかんやとか、らしいとか、かもって曖昧過ぎるだろ……。もっとちゃんとした情報をくれよ。


 けれど、あんな役に立たない『速算(フィール)』よりも、役に立ちそうな戦闘用の異能の方が良いのか?


 だけど『戦闘科』で誰かと戦うのも面倒くさいしな……。


 そう思ってどう断ろうかと悩んでいると、


「んじゃ、俺が申請してくるよ。いい『異能』にして貰ってくるな!」


「オイ、待てよ! 俺はまだなにも……」


 その後、大輝はやっぱり勝手に申請したらしく、なんかの身体検査を受けたり、謎の薬を飲まされたりしたんだが……。


 えっ、なに?ちっちゃくなるの?


 『見た目は子供、頭脳は大人!』ってやるの?


 まぁ頭はそんなによくないんだけど。名探偵に、俺はなれない。


 そうして、俺の意志とは関係なく、全く俺の知らないところで、俺は新しい『異能』を手にした。






 『具現化(オーバーキル)』ー念じた武器などを自在に生み出し操れる。


 そんな最強とも謡われた能力だとは、このときの俺は知るよしもなかった。




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