彼女のブログ
彼女は、ブログを書く。
そこに、今日あったあれこれを書く。
もちろん、彼のことも、そして、なぜか面識がないはずの私のことまで書く。
彼は彼女のブログを非難した。
そのせいで私との仲がこじれるから。
でも、彼女自身はまだ憎めないらしい。
そんなに君、冷静だったんだ。
私を苦しめるのは、ブログのみならず、
彼女の存在そのものなのに。
ちっちゃいことの積み重ね。
それがぴたりと歯車が合うようにはまってしまった、タイミングの悪さ。
一瞬のうちに、ちょっと気になる、を、存在が許せない、に変えた、私を捉えて放さない嫌悪感。
拒絶反応。
もし、この先貴方と一緒になることがあっても、彼女は呼びません。
いえ、貴方が彼女とこれからも縁が続いていく限り、
目の前から消えていくのは私になるでしょう。
私は彼女と共存できない。
昨日は貴方のブログへの怒りで全部押し流されたけど、
やっぱり貴方と彼女は心の中でつながっていて、それがある限り、私の苦しみはなくならない。
貴方の心の中から、彼女という存在が消えれば良いのに。
もしくは、彼女に関する全てを、私の頭の中から消し去ってくれれば良いのに。
やはり、別れたほうがいいのかもしれない。