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タイミング

彼女はことのほかタイミングが悪い。

狙ってるんだろうか、と言いたくなるぐらい、兎に角悪い。


彼とはやはり毎日のように顔を合わす。

職場が一緒だから。


なら土日は?

あれだけ、昨日、彼と彼女の話をした。


そして今日、やっぱり、大勢とはいえ、夜まで一緒だ。


消えて欲しい。

消えて欲しい。

私の関係ないところに行って欲しい。

もう、彼の周りに現れないで欲しい。


あの縁ばかりは、いつかきれいさっぱり消えることを望んでしまう。


なぜ、あんな子が側にいるんだろうか。


でも、彼女だからといって、友人関係を制限することは、駄目だ。

それは、私はやってはいけないこと。


でも、でも、

これほど、そのタブーを望んだことがあったろうか。


彼女の存在はとにかく、私の心に負荷をかける。


ただでさえ、弱っていたのに、どうして完全に立ち直る前に、

目の前をちらつくのか。


どんどん彼を束縛しそうになる。

私はこんなこと今まで考えたこと無かったのに。


それほどに彼女は私にストレスをかける。



いえないことだけど、切って欲しい。

関係を断ち切って欲しい。


彼女の「仲間内」圏内に彼がいるなんて許せない。


彼女を排除して、

どうか、私に心の平安を与えて欲しい。


願ってしまう。

居なくなれ居なくなれ居なくなれ居なくなれ居なくなれ。

彼のすぐ側から消えてくれ。


気が変になりそうだ。


ししたたか、

やり方が汚い、

いい子ぶって、余計に始末が悪い。


わかってしまった。

彼女は彼が好きだ。

ブログに彼のことを書くとき、その文面はどことなくやわらかい雰囲気になる。



少しずつ少しずつ、

無害なことをアピールしつつ、


「私は貴方の味方です」

これを一心に表して、


じゃあ、敵は何なのよ?

誰なのよ?


「わがまま」で、「彼を振り回す」私。


それがあんたの望む構図でしょ?




何でなの?何でなの?

せめて、立ち直る時間をください。

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