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もしものための手紙

彼女がなんと言ったのかは知りませんが、私には私なりの言い分があります。


泊るところがないからといって、何故彼の家に来るのでしょうか。

貴方の大学はほとんどの学生が下宿でしょう?女の子のお友達は居ないのですか?


携帯を水没させて、自分で乾かせば良いじゃない。何回目かなんでしょう?

どうしてそんなことで私の彼氏を家に呼びつけるのですか。


彼女もちの彼に、何故貴方が「おしゃれ着がない」といって服を見立ててあげるのですか?


彼女は言ったそうです。恋愛相談を彼にしたとき「私、あなたのこと結構好きなんですよ。」「貴方が二人居たらよかったのに」と。


そして、ブログで私の態度を批判した時も、「できるなら自分が彼の彼女である私と代わってあげたい、そうすれば彼が苦しむことはないのに」と。

文面は違います。でも、内容を要約すればそうです。


極め付けがネモフィラ咲き乱れる丘を背景にした写真。

きれいな花畑を背景に恋人同士のように写ってる。




はっきり言って、彼女の態度は狙っていると勘違いされても良いものではないですか?

遠距離をしている私が警戒して何か問題でしょうか。

それも、付き合うつもりもない友人と一線を越えるような子なのだから。

それでいて「大切な友人だから、誠実に断った」なんてブログに書いてる子なのだから。


色々な可能性を危惧して、私の心が壊れる寸前まで行ったとして何の不思議がありますか?

その苦しみに耐え切れず、結果私は彼に別れを切り出した。

それをきっかけに、彼は彼女と縁を切る選択をした。


これの何が問題なのでしょうか。


彼女だって、もう何人もの人と付き合ってる。

だったら、彼女もちの友達に対してどう接するべきかわかるでしょう?


これが彼女もちの友人に接する態度ですか?



「私の大切なものを奪わないで」

なんて、

彼女は自ら失ったんです。

その、軽率で無節操な行動で。


彼女はきっとわがままなのでしょう。

そしてそれは彼女の魅力でもあるのでしょう。

これまでは、無節操に、つまり自分のしたいように、

彼女もちの男の子にも、わがままにも自分の接したいように接してた。

まるで自分の彼氏のように接してた。


彼女はいままでわがままがが許されてきたのでしょう。


許されていたことがラッキーだったんです。なのに、ずっとそうだったから、彼女の中ではそれは当然になってしまった。


わがままは確かに可愛げにつながるけれど、所詮わがまま。

わがままを言えば反発を食らうのは当然ではないですか。


今回、彼女のわがままな振る舞いに対して、当然の結果がもたらされただけです。


それを、自分は悪くない、と。

自分の問題じゃないと。

奪われたの傷ついたのって、うるさく騒いでる。


今後も彼女が自分の行動を省みることがなければ、彼女はこれからも色んなものを失い続けることになるのだと思います。

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