設定:第五章
・フィブロイン
:アミノ酸が繋がった、タンパク質の一つ。
蜘蛛の糸の成分で、配列が規則的な部分と不規則な部分がある。
規則的な部分は強さを。不規則な部分は伸縮性を持つ。
・デンキウナギ
:デンキウナギ目ギュムノートゥス科デンキウナギ属に分類される硬骨魚類の一種。
筋肉細胞が変化した〝発電板〟を持ち、八〇〇~六〇〇ボルト・1アンペアの電気を発生させる。
・キセノン
:無色の気体。化学反応を起こしにくい〝希ガス〟に分類される元素。
大気重量の〇・〇〇〇四パーセントを占める。
・電子
:物質を構成する素粒子の一つ。
軽粒子こと〝レプトン〟に属し、電気の量=電荷はマイナス一。
・励起
:外部からの干渉によって、エネルギー状態が高い状態=励起状態になること。
・ヨウ素
:暗紫色の固体元素。
励起状態の酸素を混合させると、一・三ミクロンの赤外線レーザービームが発振される。
・真理節
:保存された〝能力データ〟を統括するためのコマンド。
・ゴーレム
:土や泥で作った人形に〝真理(emeth)〟の護符を張ることで生まれる、人造人間。
護符の頭の〝e〟を削り〝死(meth)〟となると、ただの土人形に戻る。
・プラナリア
:扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目ウズムシ亜目に属する動物の総称。
池や川に生息し、体長は約一センチ。驚異的再生能力を持ち、二〇〇以上に分割されても完全に再生する。
・炭素皮膜
:炭素の構造変化により、皮膚に硬化した膜を張る錬金術。
・水素イオン
:電子を一つ失った水素。または電子を一つ得た水素。
前者を〝陽イオン〟。後者を〝陰イオン〟と呼ぶ。
・過冷却水
:氷点下でも液体の状態を保っている水。
・シュモクザメ
:メジロザメ目のシュモクザメ科に属するサメの総称。
頭部が左右に張り出してその先端に目と鼻孔がある。
通称〝ハンマーヘッド・シャーク〟。
・ロレンチーニ器官
:微弱な電流を感知する電気受容感覚の1種。
一〇〇万分の一ボルトという極わずかな電位差を感知することが出来る。
・水素爆発
:水素と酸素の反応によって起きる爆発。
・pH
:水溶液中の酸の強さの尺度。




