設定:序章
・学級区画
:錬金領土に存在する、五つの船の総称。
一番船:物理学、二番船:化学、三番船:工学、五番船:形式科学、六番船:生物学
となっており、それぞれの船の上に学舎が建てられている。
・カ-ボンナノチューブ
:炭素原子がチューブ状に連なった構造の物質。
直径がナノメートル(一〇億分の一=ナノ)程度。
原子の並び方によって、金属~絶縁体になるとても不思議な物質。
鋼鉄の八〇倍の強度と、高い弾力性を持つ。
・CFRP
:炭素繊維ことカーボンファイバーに樹脂を染み込ませたシート。
それを何層にも重ねて焼き上げた、複合材料。
軽く、耐久性が高く、腐食しにくい。
・錬金領土
:九艘の巨大船をつなぎ合わせた、日本に属する洋上都市。
錬金術が造りだし、錬金術で稼働する、錬金術の都市。
敷地面積は、約一六〇ヘクタール。
・錬金術
:元々は、不完全なものを完全にする技術のことを指す。
黄金は完全な金属であり、黄金の変成は錬金術の代表格だが、不老不死になる、神の如き存在になるという目的もあった。
錬金領土での錬金術は、ホムンクルスと錬金術師が共同で行う、科学的反応全般のことを指す。
・錬金術師
:錬金術を扱う人。
錬金領土では、住民の内、学生全員を指す。
・ミニ国家
:とても規模が小さい国家のこと。
宗教・観光・資源などを存在基盤とする。
ちなみに、錬金領土の存在基盤は、錬金術による科学技術。
・学校長
:錬金領土の最高権力者。
〝パラケルスス〟と呼ばれている。
・居住区画
:錬金領土の住民、八七二一六名が暮らす大型クルーズ船。
四番船と六番船を指す。
・キャビン
:錬金領土の住民に割り当てられた住居。
船の内側:インサイド・キャビンと、外側:アウトサイド・キャビンが存在。
・三胴型
:船がつくる波を減らし、効率的な運航をするための形状。
細長い船体の両側に、小さな船体を付けた形の船を指す。
・ホムンクルス
:錬金術師のパートナーとなるクローン体。
〝マグヌス・オプス(詳細は設定:第一章にて)〟によって生み出された、〝能力器官(詳細は設定:第一章にて)〟を持つ人工生命体。
・レアメタル
:産業に不可欠ながら、入手しにくい希少な元素。
リチウム・白金などを含め、五十四種存在。
・司法部
:錬金領土の民間司法団体。
学校長から〝司法手帳(詳細は設定:第三章にて)〟を支給されている。
・システムギルド
:通信を用いるホムンクルス、通称〝システムパーソン(詳細は設定:第三章にて)〟の共同体。
ホムンクルス同士でネットワークを構築する、錬金領土にとって重要な組織。