episode3-宿泊研修-
入学式から、もう1か月も経ち。いよいよ第一の大イベントの宿泊研修の日がいよいよきた。新登場人物が多数登場!これまで以上に盛り上がります!この回は音楽系の話にあまり触れませんので、ご了承ください。
-登場人物-
・真田純
・坂本連
・井上理子
・百合咲友里
・三浦実成
・佐藤啓志
・岸悠木
・菅野考輝
・政角博樹
・南雪亜
・久保木雅明
・畑瀬洵
・浅賀瑠璃
・宮森緑
・幾野秋菜
・矢島由紀子
2010年5月12日 水曜日
今日はついに宿泊研修の日だ!色々な体験が出来そうで、とても楽しみだ!
-真田家・玄関-
俺は忘れ物がないかカバンをチェックしていた。
ジュン:ふぅ~。忘れ物はないか・・・。よし行くか!
俺は家を飛び出した。イベントだらけの3日間が始まる!
episode3-宿泊研修-
-バス・1号車-
矢島:え~と・・・今日は地球体験館というところに行って。その後、宿泊する日高の青少年センターに行きます。
ジュン:そう言えば、地球体験館ってなんだ?
レン:どうやら、太古の地球から宇宙までを体験できる感じの施設らしい・・・。
俺の前にはレンが座っていた。隣には、会話をしたことがないクラスメイトがいるのだが。
ジュン:え~と。君は?
実成:僕の名前は、三浦実成!昆虫が大好き!よろしく!で君は?
ジュン:俺の名前は真田純だ!アメリカン・ロック部の部長やってるぜ!よろしく!
実成:部長!すごいね!
ジュン:まぁ・・・今年出来たばっかりの部活だけど・・・。でさぁ、昆虫に詳しいんだろ!一番好きな昆虫とか、いるの?
実成:ん~と。「ヘレナモルフォ」かな・・・。
ジュン:はい?
実成:ええっ・・と「ヘレナモルフォ」って蝶なんだけれど。南米の方にいて青く光るんだ・・・・・
ジュン:(だめだ・・・なんかの呪文言ってる風にしか聞こえね~・・・。)
そんな感じで新しい友達も1人増えた・・・そのまま1時間ほどバスにゆられていた。
ジュン:結構遠いんだな~。地球体験館って・・・。
実成:大体1時間くらいかかるよ。
ジュン:あれ?実成って、地球体験館に行ったことあるのか?
実成:うん。2回くらいは、行ったことがあるよ。
俺は実成という名前は珍しいと思い、試しにどんな意味がこもっているのかと聞いてみた。
ジュン:へぇ~。そう言えば、実成ってなかなかない名前だけれど・・・。どうゆう意味があるんだ?
実成:え~っとねえ。生きていれば、必ず大きな実が成る。という意味があるらしいんだけど・・・。
ジュン:へえ~、意味深だな~。俺の名前の意味は、「純粋な人生を歩んでほしいから。」だそうだ。
レン:幼稚園ぐらいの時に聞いたら。俺は、ただ単にカッコよかったからだそうだ・・・。意味は特にない。
ジュン&実成:(レンのは、ひで~な。)
レンのはあまりにもひどいと思った・・・でもそうじゃないと俺は思った。小さい子供にはまだわからないような難しい意味がこもっているのだと。何も意味がなく大事な我が子に名前を付けるはずがないと。気付いたらさっきまで山だったが町に入っていた・・・そして大きな施設が見えてきた。
矢島:そろそろ、地球体験館に着きますよ!
ジュン:おっ!もうか!
レン:結構大きい施設だな。
なんだか話をしていると意外と1時間はあっという間だった。
-地球体験館-
ジュン:まずは1組からか。
地球体験館には、クラスごとに入ることになっていた。1→2→3組の順番だ。1組になった俺は勝ち組!?
実成:あ~。始まるのか・・・あれが・・・。
実成が何か変なことを言いだした・・・。
レン:あれって何だ?
ガイド:さあ!そろそろ出発の時間ですよ!
ジュン:おっ!出発か!
ガイド:それでは!時空を超えた旅に出発!!!
1組全員:イェーーーイ!!!
そして、地球体験館内部に入って行った俺たち。この先に待つものを俺は知らなかった。そのころ、サトコとユリは・・・。
-町立博物館-
サトコ:うゎ~でかいな~。このクビナガリュウ。
ユリ:名前は「ホベツアラキリュウ」ね。愛称は「ホッピー」ね。
サトコ:結構可愛い名前やな・・・。
ユリ:この後は、2組が地球体験館に行くのね。
サトコ:あ~あ。3組は最後かいな・・・。
ユリ:あっ!何か書いてあるよ!え~っと。
実は「クビナガリュウ」という言い方はイエローカードです。明治の初め、外国から地質学という学問が伝わってきたときには「チョウケイリュウ」、または「ダケイリュウ」という呼び方が普通でした。学問の世界では、最初に言った人のものを優先するという伝統があります。勝手に変えると混乱するからです。今、クビナガリュウという言い方が流行ってるのは、まったくマスコミの影響です。またクビナガリュウは恐竜ではありません。
サトコ:クビナガリュウって言うのって、イエローカードなのかいな・・・。
ユリ:レポート書いとかないとね!
ちなみに宿泊研修中に各自のしおりにレポートを書くことになっている。
サトコ:そうやな!
ユリ:あっ!あっちにも展示物たくさんあるよ!
サトコ:あっ、まってやユリ!
2人は隣のフロアに移動した。そして、そのころ俺たちは・・・。
-地球体験館・熱帯雨林ゾーン-
このエリアに入ってまず俺は唐突にこう思った。
ジュン:蒸し暑っ!!!
実成:こんな所で驚いていたら、この先どうなるかな?
ジュン&レン:この先に何が!?
ガイドの人が丁寧に説明しているうちに、人工のジャングルが開けてきた・・・。
-地球体験館・太古の海ゾーン-
ジュン:うぅ・・・蒸し暑いのは変わらないか。
ガイド:足元が滑りますのでご注意ください。
通れる道は一本道だった。両脇には水がはられていた。
レン:あ、あそこに恐竜が。
ジュン:お~本当だ。ん?
道を進んでいると、洞窟らしきものが見えてきた。
ジュン:あそこくぐるのか?
ガイド:頭上注意してください。
実成:いよいよ次か・・・。
ジュン&レン:次・・・?
そして俺たちは洞窟の中に入って行った・・・。そしてこの後すごい体験をさせられることになる・・・。
-地球体験館・洞窟-
洞窟に入ってから俺はある異変に気付いた。
ジュン:あっれ?おかしいな・・・何か暑くない?
レン:本当だな、何かさっきよりも暑い。
実成:そりゃ当然だよ。だって次のエリアは・・・。
ジュン:エリアは?
ガイド:次はとても暑いのでご注意ください。
ガイドが言った言葉で次のエリアが何のエリアなのかが大体わかってしまった・・・。
ジュン:何か、いやな予感しかしないんですけど・・・。
レン:ェ・・・。
温泉の時も言ったが・・・レンは暑いのがとても苦手である。
-地球体験館・砂漠ゾーン-
ジュン:暑っち!!!
レン:うわ~・・・。
フラフラ
ジュン:やばい!レンがフラフラだ!
実成:大げさだよ・・・。
ガイド:中には10年に1度しか雨が降らないところもあるんですよ。それでは、次はマグマの海です!
ジュン:マ、マグマの海だって!!!レンが死んでしまう!!!
そのころ・・・ユリ達は・・・。
-町民博物館-
ユリ:わ~。いっぱいあるよ。
サトコ:あっ!これ何や?
ユリ:なになに?ふむふむ・・・ここに描かれている生物のパズルみたいね。
サトコ:ユリ、にやったら?
ユリ:ならやってみるわ!
サトコ:ガンバ!
3分後
ユリ:ふぅ~。これでどうかしら?
サトコ:すごい、完璧!イラストのまんまや!
ユリ:そんなにうまくできたかな?
サトコ:ほんとやって!
瑠璃:あっ、すごいねこれ!
ユリ:ありがとう!それで、あなたの名前は?
サトコ:この子はな、うちのクラスの浅賀瑠璃ちゃんや!
ユリ:私たちは、アメリカン・ロック部やってるわ!よろしくね!
瑠璃:こちらこそ、これからもよろしくね!
そのころ・・・レンが瀕死になってる、こちらでは・・・。
-地球体験館・マグマの海ゾーン-
ジュン:あれ?さっきよりはマシだな。
レン:あんな場所にずっといたら、死んでしまうぞ・・・。
敬志:へぇ~、暑いの苦手なの?
レン:あぁ・・・で、君は?
敬志:俺は、佐藤敬志。リズムゲームが大好き。
ジュン:俺たち、アメリカン・ロック部やってるぜ!よろしく!
レン:俺も同じく、アメリカン・ロック部だ。よろしく。
ガイド:それでは!エレベーターに乗ります!
実成:次で君たちどうなるかな?
ジュン:変なこと言わないでくれよ・・・。
-地球体験館・エレベーター-
ジュン:あれ?100階て・・・。この施設こんなに高かったっけ?(まあ・・・動いてないんだけれどな・・・このエレベーター。)
実成:動かないエレベーターね~。
ジュン&レン:それ言ったらだめだろ・・・。
ジュン:そういえば、何か寒くね?
エレベーターに入ってから急に肌寒くなった気がした。俺はまさか・・・と思った。
ガイド:それでは、次のエリアです!
-地球体験館・氷河期ゾーン-
俺が思ったそのまさかだった!散々暑かった後でこれだ!
ジュン:寒っみ!!!
実成:お、大げさだ・・・よ。
ジュン:実成も寒がってるじゃね・・・ぇか・・・。
レン:なんだ、大したことないな。
ジュン:うぉ・・お、さっきまでフラフラだったレンがピンピンしてるぜ・・・ぇ。
実成:寒いのは得意なのか・・・い?
レン:あぁ、昔からそうなんだよ。
ジュン:クールだからか・・・。
レン:だから、それ関係ねぇ~って・・・。
ガイド:それでは・・・次に・・・行きましょう!
ジュン&レン&実成:ガイドさんも寒がってるし・・・。
-地球体験館・大気圏-
やっと普通の温度のエリアに到達した。なんだか今までが長かったような短かったような・・・。
レン:涼しいところから来ると少し暑く感じるな。
ジュン&実成:(涼しいって・・・。)
実成:そういえば、最後にスゴイご褒美が待ってるよ!最後はココの次の次だね。
ジュン:おっ!楽しみだな!
ガイド:それでは、次行きま~す!
レン:おっ、何だあれ?道が揺れてる。
橋みたいな形をしている一本道が横に揺れている・・・。
ジュン:地震を体験できる道か。地震か・・・なんだか嫌な予感がするな。
レン:なんか言ったか?
ジュン:いや・・・何でもない!
実成:じゃあ、進もうか!
ジュン:レッツらGO!!!揺れる~。
そして、地球体験館は、遂にクライマックスを迎えようとしていた・・・。
-地球体験館・海洋底ゾーン-
ジュン:ここは海底か?
レン:だから地震だったのか。
ジュン:何でだ?
レン:海底にはプレートがあるだろ。
ジュン:あぁ・・・なるほど・・・ん?あれ何だ?
そこには、船のようなものが動いている。
レン:上に何かあるな。
実成:いよいよ次がラストだよ!
ジュン:マジで!長かったような、短かったような・・・。
ガイド:さあ!みなさん、次がいよいよ最後のエリアです!まずは、鏡の世界を通って行きます!
1組全員:おーーー!
-地球体験館・鏡の世界-
ここは一面鏡の世界だ・・・どこを見ても鏡、鏡、鏡・・・。
ガイド:ぶつからないように注意してくださいね。
ジュン:おー、すげ~鏡。
レン:こんなの遊園地にもあるな。
ガン!
ジュン:イッテ!!!
レン:お前・・・。わざとだろ・・・。
ジュン:わ、わざとじゃね~よ!!!
ガチでぶつかった。
実成:お約束だね!
ガイド:この後、神秘的な光景が広がりますよ!
-地球体験館・宇宙ゾーン-
鏡の世界を出た後、広くて暗い部屋に出た・・・その暗い部屋には色々な星が浮かんでいた。
ジュン:うわぁ!!!何だこの神秘的な光景は!!!
レン:すげぇ、きれいだな・・・。
実成:ここが最後のエリアの宇宙!!!
ジュン:あ、地球発見!
レン:俺達って、さっきまでは、あそこにいたのか・・・エリア的な話。
周りの星を見ても、地球は結構小さい。この星に俺たちは住んでいるのか・・・と俺は思った。
ジュン:スゲ~もんだな・・・。
ガイド:さて!そろそろこの旅は終了します!これまで付き合ってくまして。ありがとうございました!!!
1組全員:ありがとう!!!
そして長いようで短いような旅が終わった。そして外のまぶしい光が差し込んできた・・・。
-地球体験館前-
ジュン:う・・・まぶしっ。
レン:後半は暗かったからな。
ジュン:あっ!ユリ!
ユリ:あっ!2人ともひさしぶり!
レン:ひさしぶりったって、朝に合ったけれどな・・・。
ユリ:どうだった?地球体験館は。
俺はネタバレをしないように簡単にこうまとめた。
ジュン:あんまり詳しいことは、言わないけれど3、4、5番目は、ヤバイ!気を付けろ!
ユリ:どういうこと?
レン:まあ、自分で確かめろ。
ユリ:うん、わかったわ!じゃあ行ってくるね!
ジュン&レン:いってら~。
そして、ユリたちの2組は、地球体験館に入って行った。俺たちは、町民博物館に入って行った。
-町民博物館-
ジュン:うぉ!何だこのクビナガリュウは!
サトコ:クビナガリュウてって言うのは、イエローカードやで!
そこには激しくドヤ顔をしたサトコが立っていた。
ジュン:おっ!サトコじゃん。
レン:なんでイエローカードなんだ?
サトコ:それは、そこのを見てくれや!
俺はそこにあった看板を読んだ。
ジュン:どれどれ・・・フムフム。本当だ。
サトコ:そう言えば、地球体験館どうやった?
俺はまた地球体験館の事を簡単にまとめる。
ジュン:あぁ・・・3、4、5は、ヤバイ!
サトコ:えぇ・・・。3、4、5?
レン:自分で確かめてみろ。
サトコ:まぁ・・・わかったわ。
20分後
俺達は隣の展示スペースの部屋にいた。
ジュン:お~。色々あるな。
レン:なんだこれ・・・。この生物のパズルか・・・。
ジュン:何かすげぇ~芸術品っぽいのが完成しているけど・・・。これを崩して組み立てろと?
レン:そう言うことらしいな。
ジュン:じゃあ、やってやるぜ!
10分後
ジュン:出来たぜ!
レン:何だこれ・・・。この世の物じゃね~ぞ・・・。
ジュン:え、けっこう似て・・・ないか・・・
俺は美的センスが全くって言っていいほどない。なんて立って中学校の時の美術のテストで1回だけ0点を取ったことだってある!!!
実成:あっ!ジュン・・・。
実成は俺の前にある、ある意味芸術品を見た・・・。
実成:何これ・・・?
ジュン:それには触れるな・・・。
悠木:そのパズル!俺がやってみるぜ!
そしてにこやかに笑っている背が高い奴が現れた!
レン:おっ!悠木!
この男は、岸悠木とあるジャンルのゲーム・マスター。だが、そのジャンルは、とても言えるものじゃない・・・まあ、あえて言うならZ区分・・・。少し芸術的な面もあったりすると思う。
ジュン:じゃあ!俺を越えてみろ!
5分後
悠木:出来た!
ジュン:違う生物になってるけれど、何かイイな。
レン:何かの神話に出てきそうだな。
サトコ:そろそろ時間みたいや。じゃあ行ってくるで!
ジュン&レン:いってら~。
そうして、サトコたちの3組は地球体験館へ、向かっていった。
ジュン:じゃあ、この後は他の見てないところを見よう。
レン:そうだな。
そうして俺たちは、町民博物館を隅々まで見た後にバスに乗り込んだ。
-バス・1号車-
バスでしばらく山を走っているうちに、山が開けてきた。
ジュン:ここが日高か・・・。
レン:広いな・・・。
矢島:明日、登山する北日高岳には熊がいますよ!
ジュン:マジで!!!
レン:いや・・・大体ここら辺の山には、熊いるだろ・・・。
よくよく考えてみれば俺たちの町にもごく稀に熊の足跡の目撃例があったりする・・・昔は熊はいないと言われていたのだが。今は話が違ってきているらしい。
矢島:でも、まず熊には合いませんから。
ジュン:本当かよ・・・。
レン:熊は、今バスで走っている位置でもニオイがわかるって話を聞いたことがあるぞ。
ジュン:熊スゲ~!!!
矢島:でも万が一熊に合ってしまったら、下に向かって全力で走ることね。
ジュン:何でですか?
矢島:熊は下り坂が苦手だからよ。その代り上り坂は得意だから、上にいた人はドーン!だけれどね。
ジュン&レン:ドーン!って・・・。
実成:言うの忘れてたけれど、青少年センターも何回か行ったっことがあるよ。
ジュン:へぇ~。どんなところだ?
実成:部屋に二段ベッドがあって、ご飯はバイキング制で、あと施設全体が結構広いから迷わないように注意しないといけないね。
レン:そんなに広いのか?
実成:道さえ覚えれば、大丈夫だけどね。
俺は一番聞きたかったことを聞いてみた。
ジュン:風呂は!風呂はどんな感じだ!?
実成:風呂は、まあまあ広いよ。
レン:お前、風呂大好きか・・・。
ジュン:え~、だって疲れが取れて気持ちいいじゃん!
レン:俺は少しでも長く入ったら、のぼせるからな・・・お前がうらやましいよ。
矢島:もう着きますよ!
そんな話をしていたら大きな施設の前にバスが止まった。
-青少年センター前-
矢島:ここが今回泊る青少年センターです。
ジュン:うわ~。でけ~。
レン:ここは迷いそうだな・・・。
実成:まあ、大丈夫だよ。道はある程度、覚えてるし。
ジュン:なら実成!ナビは頼んだ!
実成:ナビ頼むほどじゃないと思うけれど・・・。
レン:そういえば、この後、野外炊事だな。
矢島:まずは、自分の荷物を自分の部屋に置いてきて下さい。
そう言われた後に俺たちは割り当てられた部屋に行った。
-青少年センター・男子部屋01号室-
ジュン:ここが俺たちの部屋か~。
レン:思ったより広いな。
考輝:よう!ジュンじゃん、ひさしぶり!
ジュン:よう考輝!そう言えば同じ部屋だったな!
この男は、菅野考輝だ!俺が小学校からの友達だ!そして歌がうまくて、いつでもテンションが高くて、ノリのいいやつだ!
博樹:ひさしぶり。
レン:おっ。博樹も同じ部屋か。
この男は、政角博樹だ!同じく小学校からの友達だ!リバーネット21とかって言うのに加入していて、植樹などをしているらしい。グリーン・マスターとかって言う称号を持っているとか。
ジュン:じゃあ!そろそろ炊事場に向かうか!
レン:そうだな。
考輝:カレーワッショーイ!!!
博樹:行くか。
そして川辺の炊事場に行った。アメリカン・ロック部のメンバーで、カレーを作るために・・・。ちなみに野外炊事のグループは自由だった。
-川辺の炊事場-
ジュン:じゃあ!カレー作るぜ!
レン:野菜は、誰が切る?
ユリ:じゃあ、私が切るわ。
ジュン:調理担当は?
サトコ:それは、ウチがやるで!
サトコは、プライベートで料理をよくやっているので料理はとてもうまい!そしてユリは、親が留守になることが多く、よく自分で料理を作っているんだとか・・・だから料理はとてもうまい!
ジュン:俺たちは力仕事だな!
川辺の炊事場から移動して青少年センターの調理器具置き場から調理器具を運んできた。
レン:火をおこすところは、自分で作るのか。
ジュン:石を積み上げてと・・・即席コンロの完成だ!
サトコ:じゃあ!始めるで~!
10分後
ジュン:ふう~。大体いい感じになってきたな。
レン:ほかのところのも偵察してくるか。
サトコ:ここはウチらに任せときや!
ジュン:おう、じゃあ任せた!
スタスタ
実成:あっ!ジュン!
ジュン:こっちもいい感じになってきたな!
雪亜:ジュンじゃん!
ジュン:おう!雪亜じゃん!
この男は、南雪亜だ!なんだか色々とかわいらしいぞ!
その頃レンは・・・。
考輝:レン!
レン:こっち方も美味しそうに出来てるな。
博樹:そっちはどんな感じだ?
レン:女子2人がいるから、順調にすすんでる。
雅明:うえ~い!レンじゃん!
レン:よう、雅明。
この男は、久保木雅明だ!結構変わったしゃべり方をするぞ。「まーちゃん」と呼ばれていて、面白いやつだ!
そうしているうちに、10分ぐらいが経った。
ユリ:そろそろ出来上がるわよ!
サトコ:ふぅ~。つかれたわ・・・。
ユリ:2人は・・・まだ偵察中ね。
緑:ここはいい感じだね。
ユリ:あっ!緑ちゃん!
この子は宮森緑中学時代にバレー部のキャプテンをしていたらしい。スポーツ万能で勉強もできる。
秋菜:おっ!ここは、いい感じだね~。
サトコ:秋菜やん!偵察部隊か?
この子は幾野秋菜だ!ゴルフ部に所属している。スポーツが信じられないほどよくできる。
そうこうしているうちにカレーが出来上がった。そしてカレーを食す!
ジュン:うんめ~!最高じゃねーか!
レン:うん、すごく美味しい。
サトコ&ユリ:美味しい!
ジュン:やっぱ、料理作るのは女子がいいかもな。
サトコ:男子諸君は、ずっと偵察に行ってたやん!
レン:まあまあ、かたずけ頑張るから・・・。
ユリ:なら頼んだわよ。
そうしてカレーを完食した。そしてその夜・・・。
-青少年センター・大浴場-
夜の一番の楽しみの時間がやってきた。
ジュン:来たぜ!風呂だ!
レン:テンションあがりすぎだっつ~の。
5分後
ジュン:さて、洗顔するか!
レン:洗顔少し分けてくれ。
ジュン:ほいよ。
バシャバシャ
レン:・・・お前、「スーパークール」渡したろ・・・。
ジュン:そうだぜ!
レン:フッ・・・甘いな!こんなもの俺にはきかないぜーーー!
ジュン:レン!?まさかこの暑さで、テンションおかしくなったか?
完全にレンがぶっ壊れたて風呂から上がった後、風呂を満喫しているうちに、あっという間に就寝時間になった。
-青少年センター・男子部屋01号室-
俺は班長だったので班長会議に行ってきた。そして班会議から帰ってきて班会議をしていた。
ジュン:じゃあ、班会議終了!じゃあ寝るか!
レン&実成&考輝&博樹:寝るか。
ジュン;明日は登山か・・・。どんな景色が見えるかな・・・。熊に合わなければいいけれど・・・。
明日の事を考えているうちに眠ってしまった・・・。
2010年5月13日 木曜日
-青少年センター前-
今日は、登山の日!朝の集いを青少年センター前でやっていた・・・。
洵:それでは、国歌斉唱!
♪~
生徒会長を目指しているという噂がある、畑瀬洵の声で国歌が斉唱された。そして旗が揚られようとしていた・・・が。
実成:じゃあ、揚げるぞ。
考輝:おう!
旗が片っぽだけ揚げるのがやけに早い・・・それに続いても片っぽの旗も早く上がってしまっている!
レン:あれ?何か旗揚げるの早くないか?
実成:ちょっと!!!早いって、考輝!!!
考輝:えっ!なになに?
国歌が終わる前に旗が揚がってしまった。二人は国歌が終わるまで恥ずかしそうに突っ立っていた。
レン:あれ?国歌が終わる前に旗、揚がったぞ。
ジュン:なにがあった!?
そんなちょっとドタバタな朝の集いは終わり。登山口に向かって行った。
30分後
ジュン:ここが登山口か・・・。
レン:結構、砂利道歩いたな・・・。
北日高岳を登って行った。ここからはある意味ジャングルだ。
30分後
ジュン:ふぅ・・・。疲れた・・・。
ブーン
実成:ぎぃあぁぁぁぁぁ!!!
ジュン:どうした!?実成!!!
レン:ん?ハチか。
実成:ハッ・・・ハチは苦手なんだwww!!!
ジュン:おい!昆虫大好き!しっかりしろよ!
そんな、昆虫大好きなはずの実成の衝撃事実も明らかになった後、登山を進めていった。
15分後
矢島:着きましたよ!頂上です!
ジュン:スゲーーー!!!
レン:超キレイだ。
そこには、日高を一望できる絶景が広がっていった・・・。
ジュン:昨日に引き続き、つくづく地球の素晴らしさを学んだな!
レン:そうだな!
そのあと、しばらくその絶景に見とれていた・・・その後、あっという間に下山していった。
ジュン:ん?あれなんだ・・・?
レン:どうかしたか?
ジュン:いや・・・なんでもない・・・。
山を下山している途中に黒くて大きな動物らしきものが遠くに見えた気がした・・・。あれはなんだったのかは今もなぞのままだ・・・。下山した後、俺たちは去年の学校祭の映像を見た。なんだかすごく楽しそうだった!そして夜になった。
-青少年センター・サンゴの家-
俺は学校際に向けて、サンゴの家という先ほど学校祭の映像を見た広場にアメリカン・ロック部のメンバーを呼び出した。
ユリ:昨日はすごかったよ!地球体験館の3、4、5!
サトコ:いやぁ~あれは暑すぎやって。
レン:だから言ったろ・・・すごいって。
ジュン:じゃあ、みんなは順調だよな!?
レン:もちろん。
サトコ:当たり前やで!
ユリ:私もよ!
ジュン:具体的な学校祭のやることも分かったし。精一杯がんばるぞ!
今日は登山が終わった後、午後からは去年の学校祭のムービーを見た。それで学校祭の詳細が明らかになった。
レン&サトコ&ユリ:おーーー!!!
-青少年センター・男子部屋01号室-
ジュン:明日はついに自分の町に帰るのか・・・。楽しかったな・・・宿泊学習・・・修学旅行はもっとすごいことになるんだろうな。
2010年5月14日 金曜日
今日は自分の町に帰る日・・・朝から超うまいバイキングを食べて、バスに乗り込んだ・・・。
-バス・1号車-
矢島:じゃあ、青少年センターの人たちに手を振ってくださいね。
そして、青少年センターの人たちと別れを告げた後。バスで日高を出た・・・。そして、あっという間に自分の住む町に着いた。
-高校前-
矢島:それでは、これで宿泊研修を修了します!おつかれさまでした!
1組全員:おつかれ~い!!!
-帰り道-
ジュン:いや~楽しかった!
レン:地球の素晴らしさを知らされたな。
ジュン:この素晴らしい地球でいい音を出していこうぜ!!!
レン:いいこと言ったつもりか・・・?
こうして高校に入学して初めての大イベントが終わった・・・。そして高校で1番盛り上がる学校祭の日が着々と迫るのだった。
ToBeContinued
第3話、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。今回は長編で、ジュン達が行ったところは穂別と日高です。実は、青少年センターは、正式名称ではありません。国立日高青少年自然の家というのが正式名称です。今回は、音楽関係の事があまりにも少なかったですね。安心してください次回は大丈夫です。
次回予告
だんだん学校祭の日が近くなってきた。アメリカン・ロック部の「ONステ」の練習も完成が近くなった。バンドの練習だけではなく、それぞれでの係りの役割もちゃんとこなさなければいけない。次回episode4-学校祭準備-お楽しみに!!!