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episodeFinal-アメリカン・ロック・ジャパン-

 2012年7月7日・・・ついに始まった2012年度 山野高校学校祭!ジュン達そして3年生全員は今までで最高の思い出を作り、そして最高の学校祭にすべく、最後の山野高校学校祭に臨む!全校生徒は一致団結し山野高校史上、類を見ない程の盛り上がりを見せる学校祭がいま始まる!ジュン達アメリカン・ロック部・・・いや、ARJアメリカン・ロック・ジャパンは今までの経験と努力をこの学校祭ぶつけ、どんなバンド演奏をするのだろうか!?

-登場人物-

真田純さなだじゅん

坂本連さかもとれん

井上理子いのうえさとこ

百合咲友里ゆりざきゆり

中島優なかじまゆう

畑瀬洵はたせじゅん

田村集兎たむらしゅうと

鎌田佳津かまだかず

中田雷斗なかたらいと

菅野考輝かんのこうき

三浦実成みうらみなり

政角博樹まさかどひろき

松尾翔まつおしょう

平山健治ひらやまけんじ

吉田爽よしだそう

溝渕健斗みぞぶちけんと

小野竜騎おのりゅうき

東村潤治ひがしむらじゅんじ

武田弘之たけだひろゆき

岸悠木きしゆうき

久保木雅明くぼきまさあき

有坂卓郎ありさかたくろう

奥井悠馬おくいゆうま

坂下勇太さかしたゆうた

加藤博美かとうひろみ

加野舞子かのまいこ

中町美優なかまちみゆう

浅賀瑠璃あさがるり

中町美空なかまちみくう

仁木纐纈にきあやめ

大藤梅おおふじうめ

藤本鳴子ふじもとなるこ

佐藤大樹さとうたいき

大山勇輝おおやまゆうき

内田翔也うちだしょうや

渡辺健人わたなべけんと

長谷川太一はせがわたいち

打井卓也うちいたくや

・サタン

・マステマ

・ベリアル

・アザゼル

矢島由紀子やじまゆきこ

古玉こたま先生

熊沢くまざわ先生

両山りょうざん先生

福島ふくしま先生

校長こうちょう先生

・ジュンの母

・ジュンの父

2012年7月7日 土曜日

-真田家・リビング-

ジュンの母:はい、朝ご飯よ。

ジュン:いただきます!

 時間は7時30分だ、学校には8時25分までに登校すればいい。まあいつも通りの事なのだが、今日はいつもとは違う日なのだ!

ジュンの母:いよいよね・・・最後の学校祭。

ジュン:そうだな!

ジュンの母:完全燃焼してきなさいよ!出せるものをすべて出し切りなさいよ!

ジュン:言われなくてもそうするさ!

ジュンの母:私も最後の学校祭の事は今でもはっきりと覚えているわ・・・特にバンド演奏の事。バンド演奏の時は最高に気持ち良かった・・・そうだ!いいこと教えてあげようか?

 母は何だか面白そうな顔をしながら聞いてきた。

ジュン:モグモグ 何?

ジュンの母:ジュンの担任の先生に矢島由紀子っているじゃない。

ジュン:それが?

ジュンの母:実は・・・高校時代に一緒のバンド仲間だったのよ!

ジュン:えぇぇぇ!!!なんか衝撃の事実を聞いてしまったーーー!!!

ジュンの母:ちなみに私がギターで、由紀子がベースだったわ。ほかにギターがもう一人いて、そしてドラム1人とキーボードが一人いたわ。

ジュン:そう言えば先生が高校の頃にバンド組んでたって言ってたな・・・。(やっぱり普通はベース2人いるバンドはいないよな・・・。)

episodeFinal-アメリカン・ロック・ジャパン-

-真田家・玄関-

ジュン:じゃあ行ってきます!

ジュンの母:いってらっしゃい!

ジュンの父:おぉ、行くのか。

ジュン:ありゃ、父さん起きたの。

ジュンの父:バンド演奏頑張れよ!今日の仮装行列も見に行くからな!

ジュン:わかった!

バタン

-通学路-

 俺は両親に見送られ我が家を出た。そしていつも通りの通学路を自慢のママチャリで走っている。

レン:おはよ!

ジュン:おぉ!レンおはよう!

 いつも通りレンと合流して学校へと向かって行く。しばらく走っているとサトコが歩いていた。

サトコ:ジュンとレンおはようさん!

ジュン&レン:おはよう!

 サトコと合流してしばらく走っていると。高校へと到着した。

-山野高校・自転車置き場-

 山車の最終点検をしていたユウがこちらにやってきた。

ユウ:先輩方おはようございます!

ジュン&レン&サトコ:おはよー!

ガチャ

 自転車の鍵をかって俺は生徒玄関の方へと歩いて行った。するとユリの家の車が高校前に止まった。

-山野高校・生徒玄関前-

ユリ:みんな、おはよう!

ジュン&レン&サトコ&ユウ:おはよう!

 今日のところユリは見学するらしい。先生の車に乗って仮装行列についてくるらしい。こうして俺達は高校内へと入って行った。

-山野高校・3年1組-

矢島:今日はいよいよ学校祭です!みんな怪我の無いように頑張ること!間もなく放送がかかるので、3年生から体育館に入場します。

ジュン:さて、今年はどんなパフォーマンスを見せるのかな?生徒会長は!?

レン:去年は林家夫婦だったな。洵のことだから・・・ダンスとかか?

ジュン:忘れてはいないと思うが、この後の開会式で俺達はオープニング演奏やるからな!

レン:はいはい、分かってるから・・・。

放送:全校生徒の皆様に連絡です。開会式を始めますので、3年生から体育館に入場してください。

-山野高校・廊下-

 3年生は体育館へと向かい始めた。俺達1組は先頭を歩いている。ここの廊下もすっかり学校祭の装飾が施されていた。窓ガラスには色つきのセロハンなどが貼られている。体育館と格技場へ行くときにある分かれ道を左に曲がるとそこは開会式の会場であり、後夜祭の会場でもある体育館である。

-高校・体育館-

校長:それでは!只今より2012年度 山野高校学校祭を開始する!

ウイーン

 校長先生の話が終わり、体育館のカーテンが閉まり始めた・・・そうである!生徒会長のパフォーマンスの始まりだ!

♪~

ジュン:おっ!誰かがひな壇に上がり始めたぞ!

バッ

 ひな壇に照明がともった!そこにいたのは怪しげな仮面をかぶった4人組がいた!その4人組は音楽に沿って踊り始めた!

キャー!!! うわぁー!!!

ジュン:何だこりゃ!動きがすごすぎるっ!!!

 仮面の4人組が踊っている踊りは「アニメーションダンス」とかって言うもので、通常の踊りとは動きが異なる。何と表現すればいいだろうか・・・ウネンウネンのグニョングニョン?すると突然4人のうちの一人が並はずれた踊りを披露し始めた!

すげぇぇぇ!!! かっこいぃぃぃ!!!

ジュン:で、あれは誰なんだ!?

レン:さあな。(さすがだな・・・。)

バッ

 照明が落ち、また体育館は暗闇に包まれた。すると仮面の4人組は1人を残してひな壇から降りて行った。残された1人は仮面をとった。その人物は山野高校の生徒会長!畑瀬洵であった!先ほどの並はずれた踊りを踊っていたのは彼だった!

洵:え~、皆さんおはようございます!

おはよー!!!

洵:いよいよ始まりました!第53回 山野高校学校祭!早速ですが私達「Jokar」がオープニングパフォーマンスをさせてもらいました!ですがですが!まだオープニングパフォーマンスは終わりません!それでは吹奏楽部の演奏です!

♪~

ジュン:見入っている暇はない!準備に行かないとな!

レン:さて・・・いっちょ見せるか。

 こうして俺達はオープニング演奏のために舞台裏に移動した。事前に楽器は運ばれていたので、準備といっても楽器の移動と機材のチェックだけだった。

15分後

洵:吹奏楽のみなさんいい演奏をありがとうございました!それでは!次は皆さんお待ちかねの・・・オープニングバンド演奏です!

ワーワー! キャーキャー ARJ!ARJ!

洵:ARJのみなさん!いっちょかましちゃってください!

ウイーン

 生徒会長がそう言った後、ステージの幕が開いた。俺達のオープニングバンド演奏の始まりだ!イスに座っていた生徒がひな壇の前に駆け寄ってきた!

ジュン:みなさん!こんにちわ!ARJです!

うぉぉぉ!!! ジュンーーー!!!

ジュン:今日はまずオープニングということで!事前にアンケートを取った曲を演奏します!それではいきます!「STAY GOLD」!!!

ワーーー!!! キャーーー!!!

♪~

30分後

-山野高校・被服室-

 開会式が終わり、教室に戻ってきた俺達は頼んでいた弁当を食券と交換するためにいつも通りの被服室へと来ていた。

ジュン:ふぅ~終わった・・・。

レン:と言ってもまだ開会式だけだけれどな。

サトコ:そうやで!メインはこれからなんやから!

ユリ:私は行列に入れないけれど・・・車の中から応援しているからね!

ジュン:おう!

ユウ:あっ!ジュン先輩じゃないですか!なに頼んだんですか?

ジュン:もちろん!炭火焼牛カルビ弁当!

レン:お前、結局3年連続でそれかよ・・・まあ俺もだけれど。

-山野高校・生徒玄関前-

 こうして俺達は昼食を済ませた後、3年1組へと戻ってきていた。そして仮装行列前のSHRが始まった後生徒全員は仮装行列のため生徒玄関前へと集合していた。

校長:間もなく仮装行列が始まります!今日はこの後雨が降るとか言っていますが・・・あなた方の若さと元気で雨を吹き飛ばしちゃいましょう!!!

生徒全員:オーーー!!!

 今の天気は何だか今にも雨が降ってきそうな曇り空だが、まだ雨は降ってはいない。このまま雨が降らなければいいのだが・・・。

矢島:それでは3年生から記念撮影を行うので撮影スペースに素早く移動して下さい!

 こうして俺達は自転車小屋の方に歩いて行った。そこには写真撮影用の階段が設置されている。

レン:「ギター魂」ねぇ・・・。

ジュン:レンはなんて文字入れたんだ?

「ベース魂」

ジュン:パッ、パクッたなぁぁぁ!!!

レン:別にいいだろ。俺はベースに一生懸命なんだし。

ジュン:まあ別にいいけれどよ!

 こうして俺達は記念撮影用の階段に各自並んだ。俺の近くには3年1組の山車があった。最終点検の頃よりも万里の長城がコンパクトになったりしていた。

カメラマン:じゃあ行きますよ~、はいっチーズ!

カシャ

 他の学年も記念撮影を終えて、俺達は高校の入り口へと移動した。

-山野高校・入口-

ジュン:いよいよ始まるぞ・・・!

レン:何かすでにいろいろな人が見に来ているな・・・。

サトコ:あっ!「おじいちゃん」やで!

福島:おぉ、元気だったかい?

 この先生は福島ふくしま先生だ!先生と言っても、今は定年退職をしてこの学校にはいないのだが。先生は俺達が1年生の頃に定年を迎えて、2年生の頃はボランティア的な感じで事務の方で山野高校に勤務し続けた。なぜ「おじいちゃん」と呼ばれているのかと言うと・・・本当におじいちゃんだからだ!ちなみに生物の先生であった。どうやらお孫さんも一緒についてきているようだ。

ワーワー!!! キャーキャー!!!

ジュン:一瞬で「おじいちゃん」の周りに人だかりができたな・・・。

レン:まあ人気の先生だったからな。

5分後

校長:それでは!仮装行列出発いたします!事故のないように行ってらしゃい!!!

パァン!

 「うたで」が鳴り2012年度の仮装行列が出発した!仮装行列は警察の指示に従って動いている。3年1組は一番前を行進している!なんだかすごく目立っている!ちなみに今年のコースは山野高校→役場→山野高校という具合になっている。何故か去年とはコースが違う。パフォーマンスは役場前でやるのではなく、山野高校の生徒玄関前の所で行う。しばらく町内を歩いてきたが、途中様々な人に会った。例えば保護者、商店街の人方、高校に通っている生徒の兄弟や、山野高校の卒業生も来ていた。

-町内・役場-

 仮装行列は無事に折り返し地点の役場に到着した。今は休憩の時間だ。途中、雨がちらついた時もあったが、今は雨は降っておらず、ただただ曇り空が広がっている。

ジュン:ひとまず半分まで来たか・・・。

ポン!

 俺の肩をたたく人がいた。振り返ってみるとそこにいたのは・・・!

大樹:よぉう!ジュン久しぶり!

ジュン:大樹先輩!!!海外に行ってたんじゃあ!?

大樹:ちょうど帰ってきてたんだぜ!

勇輝&翔也:俺達も来たぞ!

レン:勇輝先輩に翔也先輩まで!

サトコ:お久しぶりですね!

 するとこのことに気付いたのか、ユリが車から降りてきた。

ユリ:先輩方こんにちわ!

大樹:おぉ!ユリじゃないか!・・・体の方は大丈夫なのか・・・?

ユリ:はい!お陰さまでピンピンしています!

勇輝:それは安心したよ!

翔也:いよいよ君たちが主役の学校祭か。

ジュン:そうですね!

大樹:最高に輝いてこいよ!特にバンド演奏の時だ!緊張もするだろうけれど、今までで最高の演奏をしてこい!

ジュン&レン&サトコ&ユリ:はい!

大樹:この後、今の生徒会長に今の生徒会の様子を聞きに行かないといけない。じゃあまたな!

ジュン&レン&サトコ&ユリ:また今度ー!

 こうして久々に先輩方と会った。しばらくして仮装行列はまた高校に向かって歩き始めた。

-町内-

 仮装行列はいよいよ終盤に差し掛かった。もう少しで高校近くのコンビニがある曲がり角を曲がろうとしていた時だった!

警察官:後ろ止まって!!!

 どうやら後ろの方が予定よりも前に前進しすぎているらしい。だがその声は聞こえていないらしい・・・。

警察官:止まれって言ってるだろうがぁぁぁ!!!!!

ジュン:うわぁ!キレた!

レン:警察官こわいな・・・。

 その後、後ろの方は止まったらしい。こうして俺達は無事に高校に戻ってきた。

-高校・自転車置き場前-

 間もなくパフォーマンスが始まる!発表順版は1年1組~3年3組と、いたってシンプルな順番でパフォーマンスが行われる。各クラスのテーマはこんな感じだ。

1年1組「きゃりーぱみゅぱみゅ」

1年2組「MARIXILE☆」

1年3組「Lady GAGA!?」

2年1組「おもちゃ箱」

2年2組「PIERRO WOELD~夢と現実のハザマで~」

2年3組「絶叫!?お化けオールスターズ!」

3年1組「和中折衷」

3年2組「ええじゃないか!」

3年3組「Sorry大臣~どうするぅ~」

 俺達のクラスは結構後半だ。出番じゃないクラスは自分のクラスの山車の近くで待機するか、パフォーマンス中のクラスを見物する。

-高校・生徒玄関前-

生徒会:お待たせいたしました!間もなく第53回 山野高校仮装パフォーマンスを始めたいと思います!

ワーワー! キャーキャー!

生徒会:それでは早速1年1組のパフォーマンスです!

♪~

ジュン:おぉ!みんな女の子の格好か!

レン:何だかフリフリだな。

サトコ:なんだか可愛いな!

ブツン!

ジュン:あれ!?曲止まったぞ!

レン:なんだなんだ?ハプニングか?

 CDプレイヤーの方に沢山の人が集まっている。どうやらCDプレイヤーの調子が悪いらしい。しばらくして曲が再開し、パフォーマンスも再開となった。

生徒会:次は1年2組です!どうぞ!

♪~

ジュン:おぉ!マリオの完成度高っか!!!

ユリ:1年生なのにこの衣装の完成度・・・今後が楽しみね!

ブツン!

レン:ん?またか。

サトコ:あのCDプレーヤー大丈夫なんか!?

 ついにCDプレーヤーはお役御免となり、新しいCDプレーヤーが持ってこられた。

ジュン:さらば旧CDプレイヤー・・・今までありがとう・・・。

レン:なに言ってんだお前は・・・。

 こうして1年3組のパフォーマンスも終わった。3組の衣装は何だか奇抜なのか手抜きなのか・・・みたいな感じだった。踊りはレディーガガの「Born This Way」に合わせて踊られた。

生徒会:次に2年生のパフォーマンスです!まずは1組のパフォーマンスです!

♪~

ジュン:なんだ!あの黒ずくめのマント集団は!?

バッ!

レン:おっ、マント脱ぎ捨てた。

 マントを脱ぎすてて2年1組のパフォーマンスが始まった。マントを着て登場するとは・・・なかなか新しいと思った。

生徒会:次は2年2組の発表です!

 2組の発表はピエロのような格好で踊り始めた。その後3組がいろんな国のお化けや、妖怪の格好をしてパフォーマンスをした。これで2年生の発表が終わり、いよいよ俺達3年1組の出番だ!!!

 さっきまで曇っていたのが嘘のように、空には青空が広がっていた。俺達の目の前にはパワーアップした「コ・タワー」が神々しく建っていた。

生徒会:それではいよいよ!3年生の発表です!

集兎:よし!円陣すっぞ!!!

 3年1組全員は円陣をするため、発表場となる生徒玄関前の中央に集合した。

集兎:最高のパフォーマンスをお客さんに見せっぞ!!!

オォォォーーー!!!

 クラスメイト全員はそれぞれの位置に付いた。ただ・・・ユリは見学席からの見学となってしまったのが残念だが・・・。俺達の高校生活で最高のパフォーマンスが始まる・・・。

♪~

1組全員:ハッ!

 まず始まったのが座頭市だ。この踊りはとても激しいものだ。複雑な踊りにハイペースで進んでいくリズム・・・どれをとっても難しい踊りだが、この難しさが会場の盛り上がりを生む!

ワーワー!!! すごーーーい!!!

イエ~イ!

 座頭市が終わり、隣の人とハイタッチをした後、一部の生徒を除きクラス全員は見事に不自然な、横を向いたポージングをとって待機している。そして・・・3年1組の小芝居・・・じゃなく、プチ劇が始まった。

舞子:なに、テキト~にやってんのよ!

 女子側には生徒会書記の加野舞子かのまいこが先頭に立ち、後ろには美優が立って腕を組んでいる。そして男子側には集兎を先頭に、後ろには佳津と雷斗が立っている。

集兎:黙れブス!!!

美優:何言ってるの?こっちは、この町の小雪よ~。

集兎:こっちにはなぁ!!!この町の水島ヒロがいるんだぞ!!!

 すると佳津が前に立って観客席にキメ顔をするのだが・・・たぶん俺の予想だとウケを狙うために相当なドヤ顔を決めてるに違いない!!!

美優:こんな話をしていてもきりがないわ。

舞子:戦争よ!!!

スタスタスタ

 横から待機していた由紀子先生が前に出てきた。

集兎&雷斗&佳津:うりゃーーー!!!

ズシャ!

 そして何故か竹刀で切られる!!!そして先生は何事もなかったように自分のセリフを言う!

矢島:私が黄門だ!!!

1組全員:ハハァ~。

 後ろに待機している生徒は全員しゃがみこんだ!そして前にいる男子3人は突然上半身裸になった!

雷斗:私だ・・・。

集兎:お前だったのか・・・。

佳津:全く気付かなかった・・・。

集兎&雷斗&佳津:暇を持て余した・・・3年1組の・・・

1組全員:あ そ び !!!

舞子:くだらないことはいいからさっさと始めるわよ。

集兎&雷斗&佳津:は~い。

♪~

 こうして俺達のプチ劇は終了して2曲目の「イーアールカンフー」が始まった。この曲は意外と複雑な踊りをしなければならない。特に・・・パンチっぽい動作をするときなんかもうこんがらがる・・・。

♪格闘ゲームのパイオニア~イーアルカンフー~

1組全員:ヤァーーー!!!

 3年1組のパフォーマンスは無事に終了した。俺的には今までで1番上手く踊りが出来ていたと思う!!!俺達のパフォーマンスの後には2組のパフォーマンスが始まった。「ええじゃないか!」がテーマだったので何とも和風な感じの踊りを披露してくれた。最初の方はスローテンポだったのに後半になると信じられないほどの早さで踊っていた。俺は流石にあんな早い踊りは出来ないと思った。3組は色々な総理大臣の格好をして。日本の国歌に無理やり踊りをつけたパフォーマンスを披露した。何で発表曲を国歌にしたかと言うと国歌と国家をかけたとか・・・という噂がある。

3時間後

-山野高校・3年1組-

 パフォーマンスが終わり、俺達はクラス企画の最終作業のセッティングをしていた。そしてついに・・・!

ジュン:終わったーーー!!!

考輝:みんなお疲れさん!!!

 昨日まで普通だった教室がすっかり「和中折衷」に染まっていた!その後、俺は最後のゴミ出しに行った。

-高校・ゴミ収集所-

 ここは掃除の後にゴミを持ってきて集めるところ。場所は生徒玄関付近の廊下で行われている。通常は毎週交代制で厚生委員がやっているのだが、学校祭期間中は毎日交代制でやっているということを実成から聞いた。

レン:おっ、ジュンもゴミ出しに来てたのか。

ジュン:おぉ!レンか!

レン:この後、部室に早く来いよ!今日はアレもやるんだろ・・・アレ。 

ジュン:あぁ・・・何か緊張してきた!!!

2時間後

-アメリカンロック部・部室-

 俺達ARJは、明日のバンド演奏に向けて練習をしていた。今までに作った曲と演奏したことのある曲を全部を明日は演奏する。そのため俺達は休憩をはさみながら全曲を練習していた。

♪~

ジュン:ふぅ~・・・「リボン」も良い調子だぜ~。

レン:全部の曲が終わったな。

サトコ:なんか懐かしい曲もあったやん!

ユリ:いよいよ明日ね・・・。

ユウ:何か緊張してきました・・・。

ジュン:な~に!大丈夫だ!今まで通りの俺達でいれば問題ない!

・・・・・。

 しばらくのあいだ沈黙が続いた・・・そして俺は前から準備していた極秘の計画の事を斬りだした!

ジュン:ユリ!

ユリ:なに?

ジュン:ちょっとそこにある、いかにも不自然に置いてあるイスに座ってくれ!

ユリ:あ・・・これの事ね。さっきからすごく気になってたんだけれど・・・。

 ユリはその椅子に座った。その椅子がある場所は俺達が演奏するスペースの真正面にある。

ジュン:ユリ!聴いてほしい曲が2曲あるんだ!

ユリ:え!?

ジュン:じゃあ1曲目!Puddle of Muddの「Blurry」!

♪~

 まず1曲目に演奏したのがこの曲だった。この曲はこの時のためにユリ抜きで密かに練習をしてきた曲だ!演奏が終わり俺達4人が2曲目を演奏し始めようとしていた。

ジュン:2曲目の方なんだが・・・まだ完成したわけじゃないんだ・・・この曲まだ歌詞と曲名がないんだ。

レン:でも、ユリ抜きで頑張って俺達が作った初めての曲だ。

サトコ:結構苦労したんやで!ユリが今までこんなに難しい作業をこなしとったなんて!

ユウ:もうすごいという言葉しか見つかりません!

ユリ:いやいや!そんなに難しいことじゃなかったよ!・・・そうそう。

 ユリはあたふたしていた。どうやら少し照れているらしい。

ジュン:じゃあいくぞ!

♪~

 これが俺達の用意していた極秘の「YuriNoHana計画」だった。具体的に取り組み始めたのが6月くらいからだ。ユリ抜きでやることは相当な苦戦を強いられた。だが、どうにかこうにか曲は作れた。

ジュン:こんな感じな曲だ・・・どうだ?

ユリ:うん!すごくいい曲よ!

ジュン&レン&サトコ&ユウ:そりゃどうも!

ユリ:みんな・・・ありがとう!

 ユリの目からは感激の涙が落ちていた。まさか俺達の曲で感動してくれるとは思いもしなかった。まあ・・・サプライズは大成功だろう!

ジュン:で、だな・・・ユリにこの曲の曲名をつけてほしいんだな・・・。

レン:おいおい・・・結局最後はユリに頼むのかよ・・・。

サトコ:まあええんとちゃう?もともと曲名&作曲担当なんやから!

ユウ:僕聞いたことがありますよ・・・サトコ先輩が曲名考えると異常に長くなるって。

サトコ:だまらっしゃい!

ジュン:ちなみに俺達はこの極秘のサプライズを「YuriNoHana計画」と呼んでいた!

ユリ:あっ、それでいいじゃない!「YuriNoHana」!

ジュン:おっ・・・そうか!?

ユリ:ええ!何だか曲名っぽいし!

ジュン:じゃあ「YuriNoHana」に決定っていうことで!

15分後

-山野高校・生徒玄関前-

 楽器をすべて部室に置いて、俺達は生徒玄関から出てきた。

ジュン:今日も終わりか~。

レン:俺達ここで踊ったんだな。

サトコ:なんだか疲れたわ・・・。

ユリ:「コ・タワー」キレイね!

ユウ:この時間になってもライトアップされてるんですね。

 パワーアップ版の「コ・タワー」は青と白のライトでとてもきれいに照らされている。去年は黄色のライト一色であったが、今年は2色になった。何だかスカイツリーにも負けないような気がする・・・それはさすがに盛ったか・・・。

ジュン:よし!じゃあ明日も頑張るぞ!

ARJ:おーーー!!!

 こうして最後の学校祭の1日目が終了した。何だか仮装行列で少し疲れてしまったが、まだまだこれからの2日目がやってくる!どっかにいる高校3年生はこう言った「学校祭は2日目が本番だ!」と・・・まあ俺の事なんだが。

2012年7月8日 日曜日

-山野高校・3年1組-

 10時になり、朝のSHRが始まった。この後にクラス企画の最終点検が待っている。

矢島:この後クラス企画の人たちは、すぐに最終点検に入って下さい。山車の人たちは山車の解体を行ってください。

5分後

 SHRが終わり、それぞれの係は割り当てられた場所に向かって行った。

ジュン:さて!いよいよ始まるな、一般開放の時間が!

考輝:いや~長かった長かった・・・。

瑠璃:なんかすごい出来になったね!

ジュン:ところで気になったんだが・・・パンダゲートに置いてある笹は何だ・・・?

実成:あ~それ、僕が朝に山に行って取ってきたやつだよ。

ジュン:・・・ごくろうさま。(相当ヒマなんだな・・・。)

-山野高校・生徒玄関-

 時間が経ち、一般開放の時間になった!俺は曲の呼び込みをまずはやることになった。なのでお客さんが入ってくる生徒玄関にやってきていた。少ない時間に沢山のお客さんが高校内へと入ってくる・・・さすが毎年人気の一般開放だ。

ジュン:3年1組!「和中折衷」!冷やしラーメン、餃子などはいかがですか!?

レン:杏仁豆腐やタピオカジュースもいかがですかー!?ハァ・・・何で俺も宣伝に参加してるんだ・・・。

ジュン:別にいいじゃん、どうヒマだろ?

 すると見慣れた3人組が高校内に入ってきた。

健人:よう!玄関でいきなりジュンに遭遇!

ジュン:おお!健人!

太一:レンもいるじゃん!

卓也:カウント・ダウン・ライブ以来か?

レン:おぉ、B☆STAR全員そろったか。そっちの学校祭はいつなんだ?

健人:こっちは来週だ!バンド演奏緊張してきた・・・。

ジュン:俺達は今日だぞ!バンド演奏!

健人:またまたパワーアップしたARJの演奏を聞いてみたいものだな!でもなぁ~山野高校の生徒限定だからな~。

太一:まったく、こっちの生徒がうらやましいぜ・・・。

ジュン:いやいや、こっちも学校祭でB☆STARの演奏を聞きに行きたいくらいだぞ!

レン:がんばれよなB☆STAR。

健人&太一&卓也:おう!

ジュン:じゃあ早速だが・・・3年1組のクラス企画!「和中折衷」をよろしくお願いいたします!!!

健人:うわ、宣伝入れてきやがった!まあ言われなくても行くけど!

 こうして玄関での宣伝を終えて、自分のクラスに戻ろうとしていた。

-高校・階段-

 ここの階段は全クラスのクラス企画のポスターが貼ってある場所だ。俺は少しチラシを見ることにした。

ジュン:ほ~う・・・1年1組「きゃりーぱみゅぱみゅ」1年2組「イケイケマリオ♪」1年3組「ガガ!!!」2年1組「和と洋」2年2組「CIRCUS」2年3組「妖怪の館」か・・・ん!?

 俺は3年1組のクラス企画のポスターを見たのだが・・・何だか変なポスターだ。パンダがいかにも俊敏しゅんびんそうに片手をついて段差を飛び越えている絵が描かれている。

ジュン:何だこれ、「笹食ってる場合じゃねえ!そんな暇があったら3年1組へGO!!」

レン:誰が書いたんだ・・・この変なポスター。

-山野高校・3年1組-

実成:ヘックショワーーーイ!!!

博樹:すごいくしゃみだな・・・風邪か?

実成:いや、これは誰かが僕の噂をしているような気がする・・・。

 ちなみに3年2組が「参ノ弐例大祭」で3年3組が「山野国会議事堂」であった。

10分後

ワーワー!!! キャーキャー!!!

ジュン:ん?何だか廊下の方が騒がしいな。

レン:誰かが来たらしいな。ここまで騒ぐってことは相当なビックか?

 騒がしい声ががだんだんこっちに近づいて来ていた。そのビックはどうやら俺達の教室へ向かってきているらしい。そのビックがまたまた意外な人達であった。

サタン:ジュンはここにいるのか!?

ジュン:うわお!DEATH&HEAVENの皆さんじゃないですか!!!どうしてこんな所に!?

マステマ:いやぁ~珍しい事に今日は休みでね。

ベリアル:一昨日は北海道に来て、きのう札幌でライブがあってね。

アザゼル:実家に戻ってきたら母校で学校祭やってるっていうから飛んできたわけだ。

ジュン:山野高校出身だったんですか!?

サタン:あれ、言ってなかったっけ?

 DEATH&HEAVENの人達は3年1組で食べ物などを食べてていた、すると突然・・・。

洵:よっこらしょっと。

 生徒会長がCDプレーヤーを持ってきて、黒板前の床に置いた。

洵:じゃあ、1曲いきま~す!

カチ!

♪~

 すると突然お得意のアニメーションダンスを踊り始めた!相変わらずウネンウネンのグニョングニョンだ!

ジュン:やっぱり、スゲェ~!!!

レン:思ったんだが・・・。

ジュン:何だ?

レン:ここって「1組」だよな・・・。

ジュン:あぁ!!!何で2組の人が1組でパフォーマンスしてるんだろう?

 その理由は今でも謎だ。

サタン:いやぁ~見事なダンスだ!ちょっとサイン貰いに行くぞ!!!

マステマ:おい!待てよ!

 DEATH&HEAVENの人方は、そのまま1組を出て行った・・・かと思ったが。

タッタッタッ

サタン:おおっと!言い忘れてた!ライブ演奏頑張れよ!じゃあな!

ジュン&レン:ありがとうございます!

サトコ:ねえ!いま、DEATH&HEAVENの人がいたんやけど!

ジュン:そうだ!さっきまでここに来てたんだ。

 こうして最後の一般開放の時間が終わった。俺はまたまた炭火焼牛カルビ弁当を食べて昼食を終えた。この後すぐに午後のプログラムが始まるのだが、俺は保健室に来ていた。

-山野高校・保健室-

 ベッドの横にユリが座っていた。

ジュン:大丈夫か?

ユリ:うん・・・さっき少し体の調子が悪くなったけれど、もう大丈夫よ。

ジュン:無理はするなよ・・・。

ユリ:うん・・・あと少しだね、バンド演奏まで。

ジュン:そうだな・・・。

ユリ:わたし頑張るから。最後の学校祭のバンド演奏だし・・・。

ジュン:ああ、最高の音をみんなに聞かせてやろうな!

ユリ:うん!

 俺達2人は体育館へと向かった。学校祭は4分の3は終わってしまったが、これからが本当の学校祭の始まりだ!

-山野高校・体育館-

生徒会:これより!今年の生徒会企画・・・「Miracle Change」が始まります!まずは我が山野高校の代表!生徒会長の畑瀬洵さんと、書記の加野舞子さんの登場です!

ウイ~ン

 ステージの幕が開き、オシャレな服を着た2人組が出てきた。

洵:皆さんこんにちは!学校祭enjoyしているでしょうか!?

してるよ~!!! enjoy!enjoy!

舞子:これから始まりますのが「Miracle Change」略して「ミラ☆チェン」です! 決められたテーマのコスプレをして会場を沸かせます!

洵:そして、最も会場を沸かせたクラスが優勝するというものです!上位のクラスには総合優勝するために必要なポイントが与えられます!

舞子:それでは!早速1年生に登場してもらいましょう!

 こうして1年生から始まった「ミラ☆チェン」!1年生にしてはなかなかやってくれる・・・特に「ワイルドだぜぇ~。」の所はすごく盛り上がった。そして2年生も発表も終わり、お待ちかねの3年生の出番が来た!1年生よ・・・3年生のすごさを思い知らされてやる!

生徒会:それでは3年1組の登場です!

 こうして3年生の出番となり、例年通りの3年生の実力を見せつけた。具体的には分かりやすいオタクの格好をしたりしていた!そうだ!ウケだ!これが3年生のノリだ!その後の2組の伝説の女(♂)「ヨシコ」が強かった・・・そして「ミラ☆チェン」は終了した。

10分後

 「ミラ☆チェン」も終了したが今年の午後の日程はいつもとは順番が違う。俺の持っているしおりにはこう書かれている。

生徒会企画(Miracle Change)

  ↓

山高ONステージ

  ↓

大人の時間

  ↓

後片付け、夕食

  ↓

後夜祭スタート

  ↓

入場、スライド上映

  ↓

UDEZUMOUグランプリ2012

  ↓

Mr&Ms発表

  ↓

フォークダンス

  ↓

総合順位発表

  ↓

ARJバンド演奏

  ↓

生徒会挨拶

  ↓

SHR

  ↓

HANABIどぉぉぉぉぉんんんんん!!!

  ↓

完全下校

 見て分かる通り、これからの日程が大分変っている。「ONステ」が次に行われることになっている。まあ、俺達は今年は「ONステ」には出ないのだから、あまり関係ないのだが。ということでみんなお待ちかねの「ONステ」が始まろうとしていた!

生徒会:それでは!2012年度山野高校「ONステ」が始まります!今年のエントリーは6組です!今年の「能力者」はどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか!?それでは早速見て行きましょう!エントリーNo.1「Foolish tube」の皆さんの登場です!

キャーキャー!!! ワーワー!!!

 「Foolish tube」は4人組で、リーダーが松尾翔、他の3人は平山健治と、あの伝説の「ヨシコ」こと吉田爽よしだそうと、元バスケ部であり、エースでもあった溝渕健斗みぞぶちけんとがメンバーとなっている!このメンバーだからきっとパワフルなパフォーマンスを見せてくれるに違いない!

翔:皆さんこんにちは!「Foolish tube」で~す!今日はEXILEエグザイルの「Rising Sun」と「Choo Choo Train」を踊ります!前から一生懸命練習してきたので、どうぞ俺達の踊りを見て下さい!

♪~

 こうして「Foolish tube」のパフォーマンスが始まった!俺もEXILEの出ている番組は見ているので、踊りなどは結構覚えているが「Foolish tube」は見事に本家を再現していた!今までどれだけ一生懸命練習してきたのかが分かる!

生徒会:いや~「Foolish tube」のみなさん見事でしたね!次は、今年もやってまいりました!毎年恒例バカッコイイです!エントリーNo.2「バカッコイイかもしれない7(セブン)」です!プロジェクターを使うので、皆さんその場にしゃがんでください!

 「バカッコイイかもしれない7(セブン)」のメンバーはリーダーに小野竜騎、メンバーに東村潤治、武田弘之、岸悠木、菅野考輝、田村集兎が入っている。そして編集スタッフは大藤梅だ!彼らは例年通り数々のミラクルを見せて会場を大いに沸かせた。特に盛り上がったのは潤治の成功した後の喜び方の映像だ・・・。会場からは「キモ~イ!」と言う声が湧きあがった!・・・なんだかかわいそう。

生徒会:バカッコイイ!今年もすごかったですね!次はいま大ブームのももいろクローバーZ・・・じゃなくエントリーNo.3「モノマネクローバーZ」の登場です!

美空:みなさんこんにちは!いま会えるアイドル!週末ヒロイン!モノマネクローバー・・・

美空&瑠璃&纐纈&梅&鳴子:ゼーット!!!

ワーワー!!! キャーキャー!!! かわいいよー!!!

 「モノマネクローバーZ」のリーダーは双子の中町美優の妹にあたる中町美空なかまちみくうがやっており、そのほかのメンバーは浅賀瑠璃、仁木纐纈、大藤梅、藤本鳴子だ!メンバー全員が美人ばかりで、まさにアイドルそのものである!

美空:今日は前から一生懸命練習してきた踊りを披露するので、是非見て下さい!皆さん最後までノリノリでいきましょう!

♪~

 曲はももいろクローバーのメジャーデビューシングルの「行くぜっ!怪盗少女」であった。非常にももクロらしい感じの踊りであった。先ほどの「Foolish tube」でも言ったが、今までどれだけ一生懸命練習してきたのかが、はっきりと伝わってきた!

生徒会:いや~まさかアイドルまで現れるとは・・・今回の「ONステ」は一味違うみたいですね!次はですね・・・あれ?さっきまでいた生徒会長の姿が見当たりませんね・・・と言うことは!!!あの方々の登場ですね!!!皆さんお待ちかね!エントリーNo.4「Jokarジョーカー」の登場です!!!

ワーワー!!! キャーキャー!!!

♪~

 昨日のオープニングの時に現れた仮面の4人組が無言のままアニメーションダンスを披露し始めた!その踊りはオープニングの踊りを遥かに超えるものだった!!!俺は知っている!去年の学校祭準備の時から今日まで、ひたすらダンスの練習をしていた彼らの事を!前に発表された2組のダンスパフォーマーとは違い、彼らは「ダンスオタク」なのだ!!!オタクの境地までたどり着いた「Jokar」は格が違う!!!もはや今年の優勝は「Jokar」で決まりだろう!ちなみに「Jokar」のメンバーは畑瀬洵、久保木雅明、有坂卓郎、元バスケ部の奥井悠馬おくいゆうまだった!

生徒会:やっぱり凄かったですね!「Jokar」の皆さんは!さあ、盛り上がりが最高潮の「ONステ」も後半に差し掛かりました!次はプロジェクターを使います!山野高校劇場エントリーNo.5「リアル青鬼ごっこ」です!

ジュン:なんだ!?そのカオスなタイトルは!!!

レン:「リアル鬼ごっこ」×「青鬼」か・・・どんなものだろうか?

 体育館上のスクリーンに映像が映し出され始めた。ちなみにキャストはヒロシ→政角博樹、卓郎→有坂卓郎、たけしが山高一のメカニカルである加藤博美かとうひろみが演じ、美香→仁木纐纈、青鬼→???のようだが・・・そして「リアル青鬼ごっこ」が始まった。


ナレーター:皆さんは「青鬼」というゲームを知っているだろうか?2009年ごろから流行り始めたパソコンのRPGツクールというソフトで作られた無料ゲームで。主人公達が肝試しにやってきて閉じ込められてしまった洋館から、ブルーベリー色をした全裸の巨人から追われながらも様々な謎や仕掛けを解き明かしていき、脱出を図るという内容のゲームである。自作ゲームとは思えぬ完成度で一躍有名になったこのゲームだが・・・ネット上で、ある噂が流れていた・・・。

-ヒロシ宅-

「青鬼目撃!?」「ここに行けば青鬼と夢の追いかけっこ!」

ヒロシ:ばかばかしい・・・なんだよ見つかったら「筋肉バスター」される青鬼って・・・ばかばかしいにもほどがあるだろ・・・。

ナレーター:だが、彼はこのことに少し興味があった。いまは夏休みなので、翌日仲のいい友達とその場所に向かってみることにした。

-高校の廃墟・玄関-

卓郎:で、今日はなんで元高校の廃墟に来たんだ?

ヒロシ:・・・ちょっと散歩にな。

たけし:廃墟に散歩って・・・さすがに無理があるだろう。

パリン!

ヒロシ&卓郎&たけし&美香:!!!

ナレーター:とつぜん皿か何かが割れる音がした。どうやら調理室の方からのようである。

たけし:おっ・・・おい、もう帰ろうぜ・・・。

卓郎:何言ってんだ!いま来たばっかだろ!

ヒロシ:バカバカしい・・・お化けなんているわけがないでしょう・・・科学的に考えて。

ナレーター:ヒロシは調理室方面へと向かった!

たけし:ヒロシ!気を付けれよ!

-高校の廃墟・調理室-

ヒロシ:皿か・・・何で割れたんだ?

ナレーター:ヒロシは皿の破片を手に入れた!

ヒロシ:ん?何かあるぞ。

ナレーター:ヒロシが近くに行くとそのには何かが書かれた紙があった。その紙を読んでみることにした。

「かりんとうを1日水に漬けておくと・・・っぽくなる。by青鬼」

ヒロシ:なんだよこれ・・・。

-高校の廃墟・玄関-

ナレーター:ヒロシが玄関まで戻ってくると、そこには誰の姿もなかった!

ヒロシ:まさか、帰ったのか?どうやら鍵はしまってはいないようだな・・・どうせ暇だし、少し探索して見るか。

ナレーター:ヒロシは玄関の近くにある階段から2階へと上がって行った。すると早速目の前に教室が見えてきた。

-高校の廃墟・2年1組-

ヒロシ:・・・まさか掃除用具箱の中に誰か隠れてガタガタ震えてはいないだろうな・・・。

ガチャ

たけし:ガタガタガタガタ。

ヒロシ:・・・・・。

バタン

たけし:無言で閉めるなや!!!

ナレーター:たけしの話を聞くとあの後に謎のブルーベリー色をした筋肉ムキムキのおじさんに追いかけられたという・・・。たけしと合流し、そのまま他の二人を探しに行くことになった。

-高校の廃墟・格技場-

ナレーター:しばらく探索をしていて、格技場にやってきた。ここには筋トレの機材がたくさんあり、なんだか不気味な感じ・・・。が、その時!ヒロシ達の目にはあるものが飛び込んできた!

ヒロシ:!!!卓郎!?なんでマンガみたいに頭だけ床にめり込んでるんだよ!?

卓郎:ムゴゴゴゴ!(気を付けろ!早く逃げろ!つかまったらマジで筋肉バスターされるぞ!)

ヒロシ:何だって!

たけし:(なんでムゴゴゴゴ!で話の内容理解できたんだ・・・?)

バン!!!

ナレーター:すると突然壁に立てかけてあった畳が倒れた!そこにいたのは!筋肉ムキムキのブルーベリー色のおじさんだった!!!

ヒロシ&たけし:でっ出たーーー!!!!!

-高校の廃墟・廊下-

タッタッタッ

ヒロシ:ハァハァ 何なんだよあれ!!!まだ追ってくるぞ!

たけし:そんなの知るかよ!!!

-高校の廃墟・保健室-

ナレーター:ヒロシ達が必死に逃げた先は保健室だった。どうやら撒いたようだ。

美香:ヒッ!なんだ・・・2人か。

ヒロシ:なんだ美香・・・こんな所にいたのか・・・ハァハァ・・・。

美香:どうしたの2人とも!そんなに息を切らして!卓郎は!?

たけし:またあいつに追いかけられたんだ・・・卓郎は奴にやられちまった・・・。

美香:そんな・・・。

ヒロシ:おっおい・・・。

ナレーター:突然ヒロシの目になんとも恐ろしいものが飛び込んできた!!!

ヒロシ:そこのカーテンに移ってる筋肉ムキムキのおじさんの影はなんだよ・・・。

たけし&美香:えっ!!!

パァリーーーン!!!

ヒロシ&たけし&美香:うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

-高校廃墟・廊下-

ヒロシ:おい!ここって玄関の近くだよな!?

たけし:ハァハァ・・・そうだぞ!

ヒロシ:このまま逃げるぞ!

美香:えっ・・・じゃあ卓郎は・・・

ヒロシ:うぉぉぉぉぉ!!!

美香:聞いてない!!!

ナレーター:必死で走っているうちに廃墟を出た。もう筋肉ムキムキの青いおじさんが追ってくることはなかった。今日あった悪夢のような出来事は、一刻も早く忘れようと思う・・・そしてこのようなことにはもう関わらないようにしようと思う・・・。

-高校廃墟・格技場-

卓郎:ム・・・ゴゴゴゴ!?(って・・・俺は!?)

古玉:有坂!もういっちょ筋肉バスター喰らわせたろか?

卓郎:ムゴゴゴゴゴゴ!!!!!(いやーーーーー!!!!!)

END

-山野高校・体育館-

ジュン:まさか・・・古玉先生が青鬼役をやるとは・・・。

レン:青鬼というか筋肉ムキムキのおじさんだったけどな。

サトコ:っていうか・・・撮影場所おもいっきり山野高校やったな。

ユリ:そうね・・・。

生徒会:いや~!皆さんいい演技でしたね!次がいよいよ最後のグループとなりました!どんな技を見せてくれるのでしょうか?エントリーNo.6「けん玉~ず」の皆さんの登場です!

ウイ~ン

 ステージの幕が開いて、そこに立っていたのはリーダーの南雪亜と鎌田佳津、中田雷斗、高瀬京助、横山和磨であった!彼らは何故か白のタンクトップを着ていて、手にはけん玉を握りしめている!

雪亜:皆さんこんにちわ!「けん玉~ず」です!今日は皆さんにけん玉の極意をお見せしたいと思います・・・。

 すると「けん玉~ず」のメンバーはけん玉をやる準備に入った!が、その体勢がしばらく続く・・・。

バン!

ジュン:ェ!?

サトコ:けん玉放り投げたで!!!

♪~

 けん玉を放り投げた後、Bon Joviの「It's my life 」が突然流れ始めてメンバー全員が筋肉を見せつけるポーズを取り始めた!

ワハハハハハ!!!

 会場からは今までにないくらいの笑い声が上がる!

ダンダン! It's my life ~♪

けん玉~ず:ヤーーーーー!!!

ジュン:あっれ・・・こんな風なことやってる人どっかで見たことがあるような・・・?

ユリ:お笑い芸人でしょ!あの~・・・何とかきんにくん!

生徒会:いや~今年の「ONステ」は例年稀に見る盛り上がりっぷりでしたね!それでは審査の方がもう終わったみたいなので・・・早速発表と参りましょう!

ジャカジャカジャカジャカジャン!

生徒会:今年の優勝は!エントリーNo.6!「けん玉~ず」の皆さんです!

ジュン:え!!!嘘だろ!?

レン:まあ面白かったけれどな・・・。

 全く驚いた・・・まさか優勝候補の「Jokar」がこうもあっけなくやられてしまうとは・・・。噂によれば「けん玉~ず」の練習時間はほんの数時間だったらしい・・・「Jokar」の練習時間1年以上・・・。

10分後

 「ONステ」が終わり、少しの休憩時間を挟んだ後に毎年恒例の「大人の時間」が始まる!先生方は今年どんなものを見せてくれるんだろうか?

生徒会:さて!皆さん!今年もこの時間がやってきました!先生方の思わぬ一面が見れる「大人の時間」です!

ワーワー!!! 楽しみ~!!!

生徒会:それでは!皆さん待ちきれなくなってしまうので・・・開演です!

ウイ~ン

ワーーー!!! キャーーー!!!

 ステージの幕が開き、古玉先生と熊沢先生が今年大ブレイクした「スギちゃん」のコスプレをして出てきた!古玉先生は何やらダンベルをもってきたようだが・・・なにかダンベルに付いている。もちろんコーラも持っている!

古玉:コ・スギだぜぇ~。

熊沢:クマ・スギだぜぇ~。

ワーーー!!! せいせーーーい!!!

古玉:コ・スギちゃんはワイルドだからよお~。このダンベルを使ってコーラを飲んじゃうんだぜぇ~。

おーーー!!! マジかよ!!!

ジュン:ダンベルでどうやって・・・ん!?あそこに付いているのってコップか!!!

 すると古玉先生は何十キロはあろうかというダンベルを持ち上げて、ダンベルに付いたコップに熊沢先生がコーラを注ぎ込んだ!そして一気にコーラを飲み干した!!!

キャーーー!!! すごすぎる!!!

古玉:ワイルドだろぉ~。

熊沢:今日は俺も飲んでやるぜぇ~・・・。

 熊沢先生はダンベルを少し持ち上げようとしているが、そこで固まってしまっている!

熊沢:・・・きょ、今日の所は遠慮しておくぜぇ~!

エーーーーー!!!

熊沢:そんなことより今日はもう一人ワイルド友達を連れてきたから紹介するぜぇ~。

両山:リョー・スギだぜぇ~。

ワハハハハハ アフロ!!!

ジュン:アフロであの格好って・・・似合わない!!!

 こうしてしばらくワイルド3人組のワイルドトークが終わって「大人の時間」の本編に突入した!本編の内容はこれまた今年話題となったドラマの「家政婦のミタ」と「ドラえもん」のコラボの劇であった。もしも、のびたの家にミタさんがやってきたら?と言う内容の何とも組み合わせがカオスな劇であった!

30分後

-山野高校・3年1組-

 この後、いよいよ後夜祭が始まる!俺達はクラス企画の片付けをやっていた。

ジュン:よっと・・・。

 俺は、ふとクラスを見渡した。今までクラス企画で頑張って作ってきたものが沢山ある。

ジュン:何か勿体ないよな・・・。

レン:まあしょうがないだろ、学校祭期間中だけのものなんだし。

ジュン:まあそう言うものか・・・。

 金閣寺に屏風・・・そしてパンダゲート。これらを作るのにずいぶん苦労したものである。来週にはこれらを解体するのかと思うと、どこかさびしかった。今日はこれらを講義室3に運んでいく。食べ物関係の片づけを行うことになっていた。この後俺達は少し早めの夕食を済ませて、後夜祭の会場である体育館へと戻ってきていた。

-山野高校・体育館-

洵:え~・・・皆さんこんばんわ!いよいよ山高祭の後夜祭の時間がやってきましたね!

イエ~イ!!! 後夜祭サイコー!!!

洵:まず最初に今年の学校祭のスライドを上映したいと思いますので、皆さん後ろの壁に注目してください!

♪~

 BGMが流れ始めて、後ろの壁には学校祭準備期間から昨日までに撮影された写真がスライド上映され始めた。ところどころウケを狙っているような写真もあった。少しではあるが俺のクラス企画で作業している最中の姿が写っていた。だが、いつ撮られたのか全く覚えていない・・・よっぽど集中していたのだろう。仮装行列の写真もあったが、みんなイイ感じに映っている・・・最高だ!!!

洵:スライド上映も終わったところで~・・・皆さんお待ちかねのUDEZUMOUグランプリ2012です!

ヤッホーーーウ!!! 待ってましたーーー!!!

洵:では早速選手にリングINしてもらいましょうか!?・・・おおっとこれはすごい組み合わせだ!3年1組VS1年2組だー!!!

ジュン:くるぞ・・・。

レン:最強の・・・筋肉が。

勇太:イエイ!

キターーー!!! 最強!!!

 1年生側からも選手が出てきた。なかなか強そうな外見をしている。

生徒会:それは参りましょう・・・レディー・・・GO!!!

バン!!!

ジュン:相変わらず絶好調だな勇太!

 毎度おなじみの瞬殺KOで勝負を決めた。その後も続々と試合が続いて行く・・・そして優勝したのは!?

洵:優勝は・・・坂下勇太選手だ!!!

ワーワー!!! キャーキャー!!! カッコイイよ!!!

勇太:いやぁ~どうも。

洵:ところで坂下選手・・・誰かにリベンジをしたいそうじゃないですか!

勇太:はい!古玉先生!リングに上がってきてください!

古玉:待ってました!

 古玉先生がリングINした!すると、観客席からこんな声がわいてきた。

脱ぐのか!? 脱いじゃうのか~!?

 するとすぐさま古玉先生がTシャツを脱いだ!!!

キャー!!! ステキー!!! 筋肉やべぇぇぇ!!!

 古玉先生に続いて勇太もTシャツを脱いだ!!!

キター!!! 良い筋肉!!! いけーーー勇太!!!

生徒会:準備も整ったと思うのでいきましょうか・・・レディー・・・GO!!!

 UDEZUMOUグランプリ2012のサプライズマッチが始まった!去年とは違い、両者全く譲らない激戦が繰り広げられている!

勇太:ウグググ・・・。

古玉:おぉ・・・。

 この後しばらくの長期戦が繰り広げられた!そしてついに決着の時がきた!!!

バン!!!

生徒会:これは・・・勝者!古玉先生だ!!!

 長きにわたって繰り広げられた激戦を制したのは古玉先生だった。

生徒会:それでは!惜しくも負けてしまった勇太選手!今のお気持ちは?

勇太:いやぁ~・・・今年も無理でした!

生徒会:それでは古玉先生どうぞ!

古玉:また今年も勝っちゃいましたがね・・・先生すごく驚いたのが、勇太が去年とは比べ物にならないくらいに強くなっていたことです!いや~何だか頼もしいですね!

ワーワー! キャーキャー!

 こうしてUDEZUMOUグランプリ2012は幕を閉じた。次に行われたのがMr&Msの発表である。様々な部門の山野高校のトップが選ばれていった。ちなみに今年のベスト先生は・・・やっぱり古玉先生であった!

洵:それでは~!いよいよ今年のMr山野高校の発表と参ります!

♪ジャカジャカジャカジャカジャン!

洵:第3位は3年1組の田村集兎さん!!!

おおお!!! 集兎!!!

洵:続きまして・・・第2位は・・・?

♪ジャカジャカジャカジャカジャン

洵:3年2組・・・僕です!!!

えぇぇぇ!? 絶対おかしい!!! 何で1位じゃないの~!!!

洵:何ででしょうね~・・・それではいよいよ第1位の発表です!!!

♪ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン!!!

洵:今年のMr山高は!3年1組中田雷斗さんです!!!

ワーワー!!! キャーキャー!!! 雷斗!!!

 こうしてMr&Msの発表は終わり、次はフォークダンスの時間であるが・・・ステージの裏にいた。

-山野高校・体育館・ステージ-

♪み~ぎ ひだり そとなかそとなか キックキック わーーー!!!

ジュン:お~!ダンシングしてるねぇ~!

 俺達はステージに設置されている楽器のチェックを行っている。幕が閉じているので、あっちの様子はよくは分からないが、きっとみんな楽しく演奏しているのだろう!

サトコ:せやけど・・・何でいま機材チェックしなきゃいけないんや?別にフォークダンスまで休まなくねええんとちゃう?

ジュン:おいおい・・・ユリの事も考えろよ。

サトコ:あぁ・・・そうやな。ごめんなユリ・・・。

ユリ:そんな気にしてないよ。みんな気にかけてくれてありがとうね。

レン:まあ、最後の学校祭だしな。

ユウ:全力を尽くしましょうね!!!

ジュン:お!?どうやらフォークダンス終わったみたいだな。「リボン」も大丈夫みたいだし。じゃあ戻るか!

-山野高校・体育館-

洵:今年の学校祭も終わりが近づいてきました!総合順位発表の時間です!

ワーワー!!! イヤッホーウ!!!

洵:毎年3年生が圧倒的な勝利を収めていますが・・・今年はどうなのでしょうか?それでは始めましょう第3位は!

♪ジャカジャカジャカジャカジャン!

洵:3年・・・3組です!

パチパチパチパチ!

洵:第2位は! 

♪ジャカジャカジャカジャカジャン!

洵:3年・・・・・1組で~す!

パチパチパチパチ! イエーイ!

ジュン:うっそ!負けただと・・・!

レン:あぁ・・・こりゃあ、あちゃーとしか言いようがないな・・・。

洵:そして今年の1位は!?

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン!

洵:3年2組でした!!!

ワァァァァァ!!! キャーーーーー!!! パチパチパチパチ!!!

ジュン:ありゃ~負けちまったか・・・2組に。

レン:最後くらいは優勝したかったな。

サトコ:まあそんな気落とさんといてや!

ユリ:次は私達の出番よ。

ユウ:バンド演奏ですよ!

ジュン:そうだな!じゃあ行くか!

ARJ:おーーー!!!

 こうして俺達はコソコソとステージ裏へと移動した。

-山野高校・体育館・ステージ-

レン:もう少しで始まるな・・・。

サトコ:何だか緊張してるんだかワクワクしてるんだか・・・もう、感情がごっちゃやで!

ユリ:みんなでがんばろうね。

ユウ:皆さんにとっては最後の学校祭ですし・・・僕も精一杯演奏します!

ジュン:よ~し!!!「リボン」とも最後の学校祭だな!!!じゃあみんな!「アレ」を出すんだ!!!

スッ

 そう言って俺は去年の夏合宿で買った星のキーホルダーを出した。

レン:ほいほい。

サトコ:大切にしとるで!

ユリ:私はちょっとしたお守りに!

ユウ:合体するんですね!?

 こうして青色、緑色、黄色、桃色、赤色のストラップがそろった。

ジュン:それじゃあ!合体!

レン:なんか恥ずかしいな・・・。

サトコ:ええやん!別に誰も見てないんやし!

 こうしてカラフルな星が出来上がった!みんな相当大事にしていたんだろう、それぞれのキーホルダーには全然傷は付いていなく、むしろ前よりも輝きが増しているようにも感じた。

ジュン:じゃあ!みんなでステージ上に輝く星になろうぜ!!!

ARJ:おーーー!!!

ウイ~ン

 ステージの幕が開き、そこから見えたのは全校生徒と先生方・・・今まで何度も見た風景だ。そして俺達の学校祭のクライマックスを飾るバンド演奏が始まった!

♪~

まず1曲目はGood Sharlotteグッド・シャーロットの「The River」だ!この曲はまだアメリカン・ロック部を立ち上げたばかりの頃、まだアメリカン・ロックのことはあまり知らなかったときに出会った曲だ!

ジュン:え~・・・皆さんこんばんわ!!!アメリカン・ロック・ジャパンことARJです!!!

キャーキャー!!! ジュンーーー!!!

ジュン:学校祭ももうすぐ終わってしまいますが、学校祭が終わる前に俺達の演奏を聞いて盛り上がっちゃっていこうぜーーー!!!

オーーー!!!

ジュン:じゃあ2曲目!「All My Life」いきます!!!

♪~

 2曲目はFoo Fightersの「All My Life」だ!この曲も初めの頃に出会った曲だ。初めての学校祭の「ONステ」でこの曲も演奏した。あの時の事はまだはっきりと覚えている。

ジュン:じゃあ3曲目!夏にピッタリの曲!「Summer Challenge」いきます!!!

♪~

 この曲はもともと最初の学校祭で発表しようと練習してきた曲であるが、時期に間に合わなかった曲だ。結局発表する機会がなかったこの曲だが、見事に今日のバンド演奏で演奏することが出来た。何だか激レアな曲だ!

ジュン:次はどっかの生徒からのリクエストされた曲Part1です!聴いて下さい!「In The Zone」!!!

 この曲は実成がやっていたゲームのテーマソングで、実成からリクエストがあった曲だ!この曲は良い曲ではあるが、信じられないくらいのハイレベルな難易度で俺達をすごく苦しませた・・・。まあ演奏できたときの達成感はすごかったが!

ジュン:次の曲は大分季節はずれな曲ですが、冬の曲です!聴いて下さい「Snow Sky」!!!

 この曲はカウントダウン・ライブのために作った曲だ!カウントダウン・ライブの時期は北海道はもう一面雪景色なので、この曲がピッタリだった!初めて出場したカウントダウン・ライブで優勝できたときの感動はすさまじいものだった!俺も思わずうれし泣きしてしまった・・・あぁこの後も絶対うれし泣きするんだろうな・・・。

ジュン:さ~て!バンド演奏も中盤に差し掛かりましたが・・・どうでしたか!?

いいよーーー!!! サイコーだよーーー!!!

ジュン:ここで少しARJの歴史について話します!

オーーー!!! 

ジュン:俺達は3年前から楽器を持ち始めました!なんで俺達が音楽系に目覚めたかと言うと、俺がとあるバンドの演奏をテレビで見て感動したのが始まりで、他のメンバーも俺の誘いやら、独断で始めたりしていきました!初めの頃は少し苦労しましたが・・・俺達は卒業式に発表できるくらいまで上達しました!そして高校に入ったら何か音楽系の部活に入ろうとしたんですが・・・その時は音楽系の部活が運悪く廃部になっていたりして1つもなくて、俺達は部活を設立することになりました!そしてアメリカン・ロック部が出来ました!その後、学校祭やカウントダウン・ライブなどのイベントにも参加して成長してきました!そして今日の最後のバンド演奏をしています!!!あんまり関係ない話ですが・・・俺のギターにはあだ名があって「リボン」と呼んでます!

カワイイ!!! リボン!!!

ジュン:これからどんどん演奏していくので!みんなどんどんノってきてくれよ!!!

OK!!! 了解!!!

ジュン:それでは後半始めます!・・・え~・・・何曲目だっけ?

レン:6曲目だ!

ジュン:あ~そうそう6曲目。

ハハハハハ! しっかりしろよ!部長!

ジュン:すんません、じゃあ6曲目!「A New Start」!!!

♪~

 この曲は最初の部活発表に向けて作った曲だ!新入生が1人も入らないかと思って焦ったが。ユウが入ってくれて安心した。

ジュン:次は何と!?あの名曲が復活です!去年の学校祭のテーマソングの「地獄のエンドレス指パッチン」の英訳版です!「Infernal Endless Finger Pattin」いきます!!!

パチン! パチン! パチン! パチーン!

♪~

 なんと去年先輩方と演奏した「地獄のエンドレス指パッチン」を頑張って英訳して練習していたのだ!最初はこの曲のタイトルを聞いてどうかと思ったが。思った以上の名曲で驚いた!去年から俺は密かにこの曲を英訳して演奏して見たくなったのだ!去年の先輩方のバンド演奏にゲスト出演したの気はすごく緊張したが、演奏中も楽しくなってすごく気持ちがよかった!

ジュン:次の曲は夏合宿の時に作った曲です!「Recollections」聞いて下さい!!!

 俺達が2度目にやった夏合宿では沢山の思い出が出来たのでこの曲が出来た!去年の夏合宿と言えば積丹であるが・・・俺がみんなに買ったキーホルダーがある。みんな大切にしてくれている。俺はお守りにしている。

ジュン:次の曲は一言で言うと・・・球技楽しもうぜ!!!です!聴いて下さい!「Ball game gigantic war」!!!

 去年の球技大会は様々な激戦が繰り広げられた。俺のクラスはバスケで見事に優勝した。最後に入れたシュートはまさにミラクルだった!そんな中で生まれた曲だ!

ジュン:次の曲はリクエストがあった曲Part2です!「Gotta Stay Fly」いきます!!!

♪~

 この曲は実成からリクエストがあった曲で、同じシリーズのゲームのテーマソングらしい。2度目のカウントダウン・ライブで演奏することになったが、まさか2連覇できるとは思わなかった・・・あぁ・・・もうすぐで、うれし泣きタイムがくるぞ・・・。

ジュン:もうすぐでバンド演奏が終わってしまいますが・・・

え~もう終わっちゃうの~!!! もっと聴きた~い!!!

ジュン:ですが・・・最後まで盛り上がって行きましょう!!!10曲目「One year of beginning」!!!

♪~

 この曲は2度目の部活発表に向けて作られた曲だ!結局のところ誰も新入生が入らなくてガッカリしたが、まあそれでもよかったんだと思う・・・来年はユウには頑張ってもらわないといけない・・・。

ジュン:みんな!!!次はいよいよ最後の曲になりました!!!今日は聴いてくれてありがとう!!!

オーーー!!! ありがとう!!! 

ジュン:じゃあ最後の曲は俺達のテーマソングであり最初に作ったオリジナルソング!!!そして最も思い出深い曲!!!そして今まで沢山の思い出をくれた曲!!!「THE Amerikan Rok Japan」いくぜぇぇぇぇぇ!!!

ワーワー!!! キャーキャー!!! ヒューヒュー!!!

♪~

 「THE Amerikan Rok Japan」を作り始めたのは今から3年も前の事である。俺達が最初に作った曲であるが、最初ということもあってずいぶん苦労もしてあまり上手くは作れないかと思ったが、意外と良い曲が出来上がった!!!最初は歌詞がなかったが、高校に入ってから英語の歌詞が付いて完成した。多分今まで一番多く演奏した曲だろう!!!俺達の「THE Amerikan Rok Japan」がバンド演奏の最後を飾るのだ!!!体育館全体の全校生徒のボルテージも最高潮に達し、みんな飛び上がったりしている。俺は何だかARJと会場全体がつながったような一体感をその時感じた。そして俺達の最後の学校祭のバンド演奏は終わったのであった。

ジュン:今日は俺達の最後のバンド演奏を聞いてくれてありがとうございました!!!これからもARJはどんどん成長していくので是非見守っていってください!!!そして・・・これからもよろしく!!!

ワーワー!!! キャーキャー!!!

 会場はワーワーだのキャーキャーだのの歓声が響き渡っていた・・・だが俺は次の瞬間この場では到底起きない叫び声を聞いた・・・。

イヤーーーーー!!!!!

 その悲鳴を聞いた後、会場が騒々しいくらいにざわめき始めた・・・その時俺の頭には最悪の事態がよぎった。そして俺は嫌な気持ちをぐっとこらえて後ろを振り向いた。

ジュン:っ!!!

 そこには今まで見たことがないくらい驚いた表情をしたレンとあまりの驚きに口を手で押さえているサトコ、ユウは「どうしたんですかユリ先輩!!!」と叫んでユリに駆け寄っている。その先にはユリが倒れていた。ユリの下の床には赤い水たまりが出来ていた・・・。俺は今にも泣きそうな気持ちを必死に抑えてユリの名前を叫び続ける。

ジュン:ユリ!!!ユリ・・・ユリーーー!!!

 その後すぐに学校に救急車が到着した。急遽俺達もユリが搬送された病院へと自転車を全力で漕いで向った。

-山野病院・87号室-

 この病室は前にも来たことがある。そう・・・去年ユリが自殺を図った後に運び込まれた病室だ。そこのベッドにはユリが横たわっていた。酸素マスクは付けていない・・・これがどういう意味か・・・俺は少し前に先生から聞いていた。ユリの病気はもう末期だそうで、もうユリは・・・助からない・・・。

レン:安心しろ。俺達の将来の事は気にするな。

サトコ:ユリぃ・・・。グスン

ユウ:先輩・・・せんぱぃ・・・。グスン

ユリ:うん・・・。

 サトコとユウは泣いていた。レンも必死に、こらえているのだと思う。目が少し赤くなっていた。その会話に似るはさっきまで元気だったとは思えないくらい痩せた声で答える。

ユリ:みんな・・・今までありがとうね・・・こんな私を気付かってくれて・・・。ゴホンゴホン!

レン:おい・・・もう何も話すな。

ジュン:・・・・・。

 俺はその時、昔の出来事が頭によぎった。そう・・・小学校の時の公園でユリにあることを言ったあの出来事を・・・俺はすぐに逃げ出してしまって、返事を聞けてはいない。ずっと言おう、言おうとはしていたのだが。勇気がふり絞れずにいた。そのうち高校生になってあんな出来事があって、もう言ったところで何の意味もなくなったんだと思っていたが・・・俺はこの時このままではいけないと強く思った。そして俺はこの時決断したのだ。もう一度でいいから、最後でもいいから、あの言葉を言おうと。

ジュン:スマンみんな・・・ユリと少し話がしたいんだ・・・俺とユリ2人だけにしてくれないか。

レン:分かった。

サトコ:グスン・・・分かったで。頑張れよジュン!

ユウ:じゃあ僕たちは1階の待合室で待っています。

・・・・・

 これでこの87号室は俺とユリ、2人だけの空間となった。ユリはこっちを向いて少し笑っている。

ユリ:どうしたのジュン・・・?

ジュン:小学校の時の事覚えてるか?

ユリ:う~ん・・・覚えていることもあるけれどね・・・。

ジュン:あのさ・・・あの時の事って覚えてるか?

ユリ:あの時って・・・?

ジュン:ほら・・・あの・・・俺がユリに告った時のことだ。

 するとユリは笑顔になった。そしてこう続けた。

ユリ:どうしたのいきなり・・・?

 そして俺は唐突に言った。

ジュン:ユリ・・・お前の事が好きだ。

ユリ:私もだったんだよ・・・。

ジュン:え・・・!

 あまりに早い返事に俺は驚いた。

ユリ:あの時の私は何事にも臆病でね・・・ジュンからまさかあんな言葉を言われるとは思わなかったから・・・少し戸惑っちゃってね。勇気を出してハイって言おうとした瞬間にジュンが顔真っ赤にして逃げちゃうからね・・・結局言えなかったんだよ・・・。

ジュン:すまんな。

 その出来事があった後、俺とユリの距離が少し離れてしまって、しばらく会話もできなかったのだ。関係が元に戻った時はあの出来事の事なんてもう忘れてしまったのかと思ったのだが・・・。

ユリ:いや・・・ジュンは悪くないよ・・・私が臆病だったから・・・。

ジュン:俺もだ・・・なんか勇気が出せなくてな・・・。

ユリ:フフッ・・・私達って何か似てるね・・・。

ジュン:幼馴染だしな。・・・なあ今後のARJについてだけどさあ。

ユリ:大丈夫だよ。私がいなくたってARJは不滅だよ・・・。それよりも絶対に武道館デビューしてね。約束だからね・・・できなかったらどうなるかしらねぇ・・・。

ジュン:まぁ・・・デビューしてやるよ!(何か怖いんだけど!!!)

ユリ:ありがとうジュン・・・もし有名になってあんまり北海道に来れないことになっても、たまに北海道に帰って来た時にはあの場所に来てね・・・私いつでも待ってるから。

ジュン:あぁ・・・絶対行く・・・。

ユリ:そんな顔しないでジュン・・・ジュンは笑っていなきゃだめだよ・・・。

 俺は今できる限界の笑顔を作った。するとユリも笑顔になった。

ユリ:ジュン・・・今までありがとうね・・・・・。

ジュン:あぁ・・・どういたしまして・・・・・!

 俺が顔をあげるとそこには寝ているようなユリの姿があった。安らかに眠っている顔を見て俺は全てを悟った。俺はもう動くことはないユリの手をそっと握る・・・今までこらえていた悲しみの感情一気に溢れてきて俺の目からは涙がおちた。

ジュン:今までよく頑張ったな、ユリ・・・そしてありがとう・・・・・・また生まれ変わっても会おうな・・・!

 その後ユリの母と父がこの病室へとやってきた。母親は泣き崩れて、父親も目を真っ赤にして泣いていたそうだ。親が来た後、俺は病室を後にした。翌日ユリの葬式があったりその後に色々な行事があった。 そして俺達の時間はあっという間に過ぎていった。

2013年3月1日金曜日

-高校・体育館-

 今日はついに俺達がこの山野高校からいなくなる卒業式の日だ。卒業証書が伝達されて。卒業式が終わったのだが、俺達はあの時と同じように卒業ライブをやることになっていた。場所は前と同じく体育館。ここのステージにはずいぶんと世話になったものだ。

ジュン:さて!俺達ARJの高校生活の集大成だ!気を抜くなよ!

レン:当たり前だ・・・。

サトコ:こんな大事な場で気が抜ける方がすごいわ!!!

ユウ:うぅ・・・出来るかな・・・。

ジュン:大丈夫だ!あれからたっぷり練習してきたんだし・・・ユウならキーボードだってやれるさ!つ~か昨日まであんなに上手く出来てたんだから安心しろ!

ユウ:ハイ・・・分かりました!

レン:それよりよユウ・・・部の事なんだがな・・・。

ユウ:大丈夫です!新入生10人くらい入部させて見せますんで!

ジュン&レン&サトコ:(10人!?)

サトコ:本当に大丈夫なんやな・・・?

ジュン:大丈夫だ!なせば成る!

レン&サトコ:(何か無責任だなぁ~・・・。)

ジュン:おっ・・・時間だ!新生ARJ始めるぞ!

ARJ:オーーー!!!

ウイ~ン

 舞台の幕は上がり、俺達は高校生活最後の演奏が始まった。今日の発表曲は5曲だ。初めの曲はもちろん「THE Amerikan Rok Japan」なのだが、最後の曲は最近完成したばかりの初披露の曲だ。曲の演奏がどんどん終わっていき、その最後の曲を演奏する時が来た。

ジュン:え~・・・次は最後の曲になりました!この歌はある人に贈るための曲です。去年の7月俺達のバンドメンバーの一人が病気でこの世を去ってしまいました・・・。彼女は最後まで病気と向き合って生きてきました。そして最後まで勇敢に病気と闘ってきました。そんな彼女に贈る曲です!天国の彼女へ送る曲!「YuriNoHana」!聴いて下さい・・・!!!

♪~

 俺達はどうにかこうにか卒業式までに「YuriNoHana」を完成させることが出来た。天国のユリに届いていればいいのだが・・・まあ・・・届いたんじゃないかなと思う!こうして俺達は卒業してARJ-アメリカン・ロック・ジャパン-でデビューした。1年遅れでユウもバンドに加入した。決して楽な道のりではなかったが、俺達は音楽が大好きだ。だからこの仕事を続けることが出来た。そのうち人気も少しずつ出てきて、あの「かがやき」の出ていた音楽番組にも出演することが出来た!それだけではなく他の歌番組にも続々出演依頼が来た。こうしてARJはどんどん成長していった。こうして5年の歳月が経った。

2018年7月1日 日曜日

-武道館-

 今日はついに!ずっと夢だった武道館デビューを果たすことが出来た!もうすぐで開演の時間だ。俺達は舞台裏で待機していた。

ジュン:もうすぐで開演時間だ!!!

レン&サトコ&ユウ:おう!!!

ジュン:夢だった武道館進出だ!!!完全燃焼すっぞ!!!

レン&サトコ&ユウ:オーーー!!!

ジュン:よし!じゃあこれだ!

スッ

 俺は星のストラップの一つを出した。

レン:分かったよ・・・。

スッ

サトコ:よっしゃー!

スッ

ユウ:ハイ!

スッ

 こうして星のストラップが4つ出そろったが、星の形にはなっていない。残りはただ一つ桃色のストラップだけである。

ジュン:そしてこれだ!!!

スッ

 俺がポケットから取り出したのはYuriと書かれた桃色のストラップだった。これで5つが出そろい、星の形が完成した!

レン:えっ!お前が持ってたのか?

サトコ:それって・・・!

ユウ:ユリさんのストラップ!?

ジュン:あいつの分も頑張るぞ!!!

ARJ:オーーー!!!!!

ナレーション:皆さんお待たせいたしました!今、ちょ~人気のアメリカンロックバンド!ARJこと「アメリカン・ロック・ジャパン」の登場だぁーーー!!!

ワーーーーー!!!!!

ジュン:今日は俺達の歌を聴きに来てくれてありがとう!!!じゃあ早速「THE Amerikan Rok Japan」行くぞぉーーー!!!

ワーーーーー!!!!

♪~

2018年7月7日 土曜日

-山野高校・入口-

サトコ:久しぶりやなぁ~高校!

レン:何か変わったな。

ユウ:校舎が全体的に綺麗になってますね!

ジュン:いや~懐かしいな・・・。

 今日は珍しく休みの日で北海道に帰ってきていたので、俺達の母校へと寄ってみることにした。なにやら色々と変わったところがあるとか?

-山野高校・1階-

ジュン:うっわ!!!売店出来てんじゃん!!!閉まってるけど!!!

レン:あの時はジュースの自動販売機だけだったのにな。

サトコ:中も結構変わってんやな~。

ユウ:それよりも部室へ行ってみましょうよ!!!

ジュン:おう!じゃあ行くか! 

-アメリカン・ロック部・部室前-

♪~

サトコ:おお!やっぱり続いてるんやな!アメリカンロック部!

ジュン:ユウが3年生の時に頑張ってくれたからな!

ユウ:いえいえ!そんな大したことはやってませんよ!

サトコ:うっそつけ~、新入部員10人獲得した人が何を言ってんねん!

ジュン:じゃあ少しお邪魔しますか・・・。

-アメリカン・ロック部・部室-

ジュン:どうも!

部員A:えっ!?

部員B:何でARJの人方がこんな所に!?

ジュン:今日はお前ら後輩にアドバイスをしに来たんだぜ!俺はこの部活の創立者だしな!

部員C:そう言えばそんな話を聞いたことがありました!

部員D:それよりまずお願いしたいことがあるんですが・・・。

ジュン:何だ?どんどん言ってみろ!

部員全員:サインください!!!

ジュン:おっ・・・おう!

 俺達はサインを書いた後しばらく後輩たちにアドバイスなり練習の手伝いをしてやった。だが俺は行かなければならない場所があった。

ジュン:スマン!俺ちょっと抜けるぞ!

レン:了解。飛行機は明後日だしな。

サトコ:ウチらはもうしばらくここにいるわ!

ユウ:後輩たちもデビューできるくらいにビシバシ特訓しますんで。

ジュン:おう!ありがとう!それじゃあな後輩諸君!

部員全員:お疲れ様でした!ジュンさん!

15分後

-思い出の川辺-

ジュン:着いた~!

 俺はユリとの約束の場所へと来ていた。俺の前にはあの時たてた石碑がまだあった。

ジュン:ユリ・・・俺たちやったぞ!ついに武道館デビューしたんだぞ!来週には本場のアメリカであっちの人方とバンド演奏するんだぜ!明後日には飛行機乗らなきゃいけないし・・・母さんにも顔出さなくちゃいけないから・・・来たばっかだけど・・・行くな。

ユリ:おめでとう!

ジュン:えっ!

 いま一瞬、ユリの声が聞こえた気がした・・・西の空はあの時の同じように真っ赤な夕日に染まっていた。俺の人生はまだ中盤にも差し掛かってはいないが、今まで色々なことを体験してきたなもんだ。特に音楽関系の事とかは特に・・・それはレンとサトコとユウ・・・そしてユリがいたからこそ体験できたことだ。

ジュン:レン、サトコ、ユウ・・・ユリ!ありがとうな・・・人生で一度きりの大切な大切な思い出をくれて・・・。


Fin of The ARJ-Amerikan・Rok・Japan-

 最終話!!!今まで読んで下さった方々、応援して下さった方々。誠にありがとうございました!!!今まで書いていたARJもついに完結しました。僕がなぜ小説を書き始めたのかと言うと、好きなアニメのSSを見て感動したのが始まりで、2011年の夏くらいからノートにARJを書き始めたのですが、あまりの進行度の遅さに挫折してしまい、しばらくはそのままになってしまいました。ですが2月9日に僕の考えが変わる出来事があって、それからこの「小説家になろう」でARJを書き始めました!まあ、その出来事などに関しては3000アクセス突破記念の方に詳しく書いていこうと思います!最初の頃は完結予定が5月くらいだったのですが、予想をはるかに超える文字数になってしまい、結局完結が年末になってしまいました。僕の都合などで小説が書けなかったりして待たせてしまった方には特にお詫びを申し上げます。次から3000アクセス突破記念小説を書いていきますが、その後しばらくお休みをいただいて、2月9日の小説を書き始めた日にまた「10月の向日葵~10GatuNoHimawari~とARJ-アメリカン・ロック・ジャパン-番外編を交互に書いていきますので、そちらの方もよろしくお願いいたします。お休み期間中はARJの加筆作業&誤字などの訂正をさせていただきます。それでは最後に小説家みなりをこれからもよろしくお願いいたします!!!

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