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episode2-学校祭に向けて-

 アメリカン・ロック部を設立してから10日が経った後の出来事。今回の出来事が、後のアメリカン・ロック部の名物となることは、ジュン達はまだ知らなかった。そして山野高校の学校祭の事が少しだけ明らかになるのであった。

-登場人物-

真田純さなだじゅん

坂本連さかもとれん

井上理子いのうえさとこ

百合咲友里ゆりざきゆり

矢島由紀子やじまゆきこ

・ジュンの母

・サトコの母

・ユリの母

博士はかせ

2010年4月15日 木曜日

-どっかの研究所-

博士:見たまえ真田君!

ジュン:このコントローラは何ですか教授?

博士:このコントローラの名前は「イモート・コントローラー」というものだ!これは妹を好きな位置に動かせる画期的なものだ!

ジュン:はぁ・・・なるほど。(画期的なのかこれ・・・?)

博士:じゃあ早速真田君の妹を連れてきたまえ!

ジュン:・・・・・。

博士:どうしたんだい?早くしたまえ。

ジュン:あの・・・俺には妹がいないんですが・・・一人っ子なので。

博士:えぇぇぇ!!!なんで!?なんで妹いないのぉぉぉ!!!

ジュン:知りませんよそんなの!!!

-真田家・ジュンの部屋-

ゴン!

 俺はベッドから落ちていた。

ジュン:痛・・・ってなんだ夢か。

 俺が大抵見る夢は変なものばかりだ。

episode2-学校祭に向けて-

 アメリカン・ロック部が設立してからもう10日が経った。あれから俺たちは、ずっと練習に明け暮れる日々が続いていた。

2010年4月15日 木曜日

-アメリカン・ロック部・部室-

 今日も俺たちは、部室での練習していたところだ。前からあったオリジナル曲はもう上達していたので「The River」と「All My Life」を重点的に練習していた。

♪~

矢島:え~とねぇ・・・ジュンは最後のところは、もっと声出さないとダメかな。あとリズム少しずれてたかも。

ジュン:ハイ!わかりました!

レン:(ジュンばっか指摘されてるな・・・おい。)

 今は「All My Life」を練習していたところだ。前からあった曲の歌詞はユリが試行錯誤を重ねて考えてきてくれることになっていた。こうして少しずつではあるが学校祭にむけての練習は進んでいた。

-帰り道-

ジュン:そういやぁさあ~・・・。

レン:何だ?

ジュン:バンドメンバーで「山の温泉」に入りに行かないか?

 まるで「なんで?」と言いたがっているような顔をしているレンが言った。

レン:何で温泉?

 そして俺はこの町の実にお得なシステムについて話し始めた。

ジュン:よくよく考えればこの町って町民カードというものがあるだろ。

レン:まあ・・・あるよな。

ジュン:あれのポイントを使って温泉とかにタダでは入れるけど、毎年4月にポイントたまって使わなければポイントがリセットされて無駄になるじゃん。

レン:ポイント毎年4月にリセットされるしな。

ジュン:だからさポイント有効活用しようぜ。あっちで今後の活動計画を立てたりさ。

レン:あっそれいいかもな。

 レンは納得した感じだった、そこで俺は「山の温泉」に行く日について話す。

ジュン:じゃあ土曜日くらいでどうだ?

レン:俺はいいけれども。2人にも聞いてみないとな。

ジュン:じゃあ明日2人にも聞いておくか。

 そうして帰り道に「山の温泉計画」を立てたのだった。

2010年4月16日 金曜日

-山野高校・1年1組-

サトコ:話ってなんや?

ジュン:実は俺たち武道館でライブやることになったんだ・・・。

サトコ:・・・・・。

ユリ:・・・・・。

レン:・・・・・。

 終始無言が続いた。

ジュン:ゴメン嘘だ・・・。

レン:今の俺達なんかが武道館でライブ出来るわけないだろ・・・。

ユリ:話ってなんなの?

ジュン:明日、「山の温泉」にバンドメンバーで行こうと思うだが・・・。明日は2人って空いてるか?

サトコ:ウチは大丈夫やけれど・・・。

ユリ:私も大丈夫だけど。でも・・・何でいきなり「山の温泉」なの?

 首をかしげているユリに向かって俺はこの町のお得なシステムについて話し始める・・・。

ジュン:よく考えたらこの町って町民カードがあるだろ。

サトコ:確かにそうやな・・・。

ジュン:町民カードってポイント使われなかったら4月にリセットされて無駄になるんだよ・・・。だから そのポイントを有効活用しようと考たんだ!あっちで今後の活動計画を立てるのもよし、世間話をするのもよし・・・可能性は、ある意味無限大だ!それで年何回か行ってさ・・・。

サトコ:確かにそれはいいかもな!

ユリ:私もそう思うわ!

レン:じゃあ決定だな。

アメリカン・ロック部のメンバーが全員賛成したところで、俺は明日の大まかな日程を話し始める。

ジュン:じゃあ明日、4時くらいになったら「山の温泉」に行くぞ!

その夜

-真田家・ジュンの部屋-

 俺は勉強机の前にあるイスに座って、明日の事を考えていた・・・。

ジュン:明日楽しみだな~。「山の温泉」最近行ってないよな~。何年ぶりかな~。よく、お婆ちゃんに連れて行ってもらったな~。(まあ・・・そのお婆ちゃんは、もういないのだが・・・。)

 そしてお婆ちゃんの事を思い出した・・・。

 お婆ちゃんは3年前に他界した・・・。肺炎だった見つかった時にはもう遅かったのだが・・・。

よくおしゃべりもしたっけ・・・。よくおこずかいも、貰ったっけ・・・。

ジュン:いけね・・・涙が出てきた・・・。

 俺はこう見えても結構涙もろい。ちょっとのことで、すぐ涙が出てくる・・・。

ジュン:いけねぇいけねぇ・・・温泉行く前に何暗くなっているんだ・・・俺。

ジュン:こんなんじゃ、みんなに合わせる顔がないって~の。さて・・・風呂に入るか・・・。

 俺はそんな暗い気分を気分転換しに風呂に入りに行った。

-真田家・浴室-

ザパ~ン

ジュン:ふぃ~やっぱ風呂は気持ちいいぜ~。

 俺は風呂が大好きである。俺の風呂好きはよく知られている。

ジュン:明日はどの洗顔もってくかな・・・「スクラブ・ウォシュ」と「ニキビ・キラー」でいいか?「スーパー・クール」はまだ早いからな・・・。明日楽しみだな!!!

 俺は自慢の洗顔石鹸コレクションを見ながら、明日が楽しみでテンションがすごく上がった。

-坂本家・レンの部屋-

レン:ふぅ~明日の準備しないとな。タオルと・・・。

レン:何年行ってないかな「山の温泉」。えっと・・・ジュンに10歳の時に連れて行ってもらったのが最後か。6年くらい行ってないのか・・・。久しぶりだな・・・。

-井上家・サトコの部屋-

サトコ:山の温泉は1年に1回は行ってるんやけどな~。こっちに引っ越してきた時にはおとんに毎月のように行ってたんやけどな~、最近はあんまり行ってないな~。ひさびさやな!

-百合咲家・ユリの部屋-

ユリ:「山の温泉」か・・・。結局1回も行ったことないな・・・ふふっ楽しみ!

ユリ:はっ!もうこんな時間!

ユリの母:そろそろ、お風呂に入りなさいよ。

ユリ:ハ~イ、入るわ! フ~ンフンフフ~ン♪

2010年4月17日 土曜日

-真田家・ジュンの部屋-

ジュン:ふぁ~朝か~。8時か~もう起きるか。歯磨いて、顔洗うか・・・。

 今日は「山の温泉」に行く日だ!

30分後

ジュン:ふぅ~朝メシも食ったし・・・。ギターの練習するか・・・。

♪~

6時間後

ジュン:うわっ!もうこんな時間!どんだけ練習してたんだよ俺!

 普通ではありえないほど練習してしまった。こんなに練習なんてしたら手が死にそうになるが。

ピンポ~ン

 下の玄関の方からインターホンが聞こえた。

ジュン:あっ来たか。

-真田家・玄関-

レン:おじゃまします。

ジュン:もう少し時間があるから、出発までゆっくりしていけよ。

ジュンの母:レン君、いらしゃい。今日は久しぶりに「山の温泉」入りに行くんでしょう!

レン:今日はよろしくお願いします。

ジュン:いいのよいいのよ。

-真田家・ジュンの部屋-

ジュン:さっきまで「リボン」で練習してたんだ。

レン:練習してたのか。

ジュン:気付いたら6時間も練習してたぜ!

レン:やりすぎだろ、そんな練習してたら手おかしくなるだろ。

ジュン:大丈夫だ!「リボン」のためにもなるし、バンドのためにもなる。

レン:そう言えば「リボン」って、ジュンの母さんから譲り受けたんだよな?

ジュン:そうだぜ!

レン:ジュンの母さんって、すごくギターうまいんだよな?

ジュン:そうらしい。昔、今の俺たちの通っている高校でバンド組んでたらしいし・・・。

レン:(聞いてみたいな・・・演奏・・・。)

ジュン:ちょっと「リボン」引いてみるぜ。

♪~

レン:おっ!スゲーうまくなってる!

ジュン:だろだろ!そろそろ時間だし行くぞ!

レン:そうだな。

-車内-

 俺たちは車に乗車した。まず向かっていくのがサトコの家だ!

ジュン:もうすぐでサトコの家だ。

 車で走っているうちにサトコの家に到着した。

-井上家・玄関-

サトコ:今日は、よろしくお願いします。

ジュンの母:別にいいのよ~!

サトコの母:今日はどうも有り難うございます。

ジュンの母:いいえいいえ、こちらこそ。

ブ~ン

サトコ:いや~ひさしぶりやわ「山の温泉」。

ジュン:俺は3年ぶり!

レン:俺は6年ぶりだ。

 そうやって会話しているうちに、ユリの家についた。俺たち3人の家はそこまで遠い距離は離れていない。俺の町は田舎だから・・・普通に10キロくらい離れた町はずれに住んでいる生徒だっているくらいだ。

-百合咲家・玄関-

ユリ:今日は、よろしくお願いいたします。

ジュンの母:別にいいのよ~!

ユリの母:今日はどうぞ、よろしくお願いいたしします。

ジュンの母:いいえいいえ、こちらこそ。

-車内-

ジュン:よっ!

ユリ:今日はありがとうね、ジュン。

ジュン:いやいや別に大したことじゃあないさ。

ユリ:初めてだから楽しみ!

ジュン:そい言えば、ユリって「山の温泉」1回も行ったことないのか?

ユリ:うん!だからとても楽しみなの!

 ユリはすごく楽しみにしていたので、俺は少しこんな冗談を言ってみた。

ジュン:あそこスゲーぜ!温泉なのにウォータースライダーとかあるんだぜ!

レン:ね~よ・・・。

ユリ:ウォータースライダー!?楽しみ!

 呆れた顔をしているレンをよそ目にすっかり信じ切ってたユリだった!

レン:信じるなよ・・・。

サトコ:みんなテンションあがりすぎやねん・・・。

 車内ではしゃいでるうちに、「山の温泉」についた。

-山の温泉・靴置き場-

ジュン:ウッヒョー!ひさしぶり!

レン:なんだそのノリは・・・。

ジュン:やっぱり、ひさしぶりだしさぁ!テンション上がるじゃん!

レン:小学生じゃあるまいし・・・。

ジュン:あっ、そのクールな性格がいつまで続くかな!?

レン:くっ・・・。(余計なことを・・・。)

 少し表情を崩した・・・あのクールなレンがだ。(笑)

ユリ:何の話?

ジュン:母さんは、8時くらいになったら迎えに来るから、それまで自由時間だ!

サトコ:なら・・・まずメシ食いに行こうや!

レン:そうだな。

 そしてロビーへと向かっていった。

-山の温泉・ロビー-

フロント:あと12回になります。

 ちなみに1年間でカードが利用できるのは13回までだ。でも十分な回数だ、それでも余らせてしまうくらいだからな。

ジュン:よし!レストランに行くぞ!

-山の温泉・レストラン・ハマナス-

レン:まず食券買わないとな。

ジュン:じゃあ、醤油ラーメンで!

サトコ:うちは、味噌ラーメン!

ユリ:私は、醤油ラーメンかな。

レン:俺は、塩ラーメンだな。

 全員ラーメンを頼んだが、ここのラーメンの味をなめてはいけない。高校近くにあるラーメン屋もすごくおいしいのだが・・・(特に塩ラーメンが)ここのラーメンはこの町を代表するくらいのうまさである。そうして俺たちは、とてもおいしいラーメンを食べた。

15分後

ジュン:ふぅ~お腹いっぱい、美味しかった・・・。

レン:ほんとだな。

サトコ:ほんと!ごっつおいしかったわ!

ユリ:また食べに来たいわ。

ジュン:そろそろ温泉に入りに行くか!

レン:そうだな。

 そして今回の本題の大浴場に向かって行く。

-山の温泉・2階-

 俺たちが今いるのは、レストランから出たところからまっすぐに進んだところの分かれ道だ。

ジュン:へへっ、こっちから近道が出来るんだぜ!

レン:へぇ~知らなかった。

ジュン:まぁでも、小さい頃に迷子になったけれどな・・・。

サトコ:どんな迷宮やねん!?

ジュン:もう道は覚えたから大丈夫だけど。

レン&サトコ&ユリ:(大丈夫か・・・?)

 そうして俺は昔、迷子になって大泣きした近道を通っていった・・・。

-山の温泉・1階-

 俺たちは迷宮から脱出して階段を降りてきた。

サトコ:結構単純やったな・・・近道。

レン:お前・・・どこで迷ったんだよ?

ジュン:今の階段を上に上がってしまったっぽい。

レン&サトコ&ユリ:なぜに上がった!?

ユリ:温泉って、1階だよね・・・。

ジュン:俺も意味不だ・・・。

サトコ:でも、今の近道より近いルート知ってるけれど。

ジュン:マジで!!!

レン:おいおい・・・。

そして俺達は、大浴場に入りに行った。

-山の温泉・男湯-

ジュン:あ~「ニキビキラー」効く~!

レン:俺にも少し分けてくれないか?

ジュン:おう、どんどん使え!

バシャバシャ

レン:ほんとだ。すごくいいな。

ジュン:だろだろ!

5分後

レン:さて、体も洗ったし、風呂入るか・・・。

ジュン:そうだな!

 目の前にはブクブクと泡が立っている風呂がある。

ザパーン

ジュン:やっぱ最初は、泡風呂だよな!

レン:お湯の温度低いからな。

ジュン:よし!次だ!

レン:早っ!

ジュン:次は、ここだな。

 そこには広々とした風呂があった。

レン:天然風呂か。

ジュン:ここは、さっきよりもお湯の温度が高いぞ・・・。

ザパーン

レン:本当だ、2度くらいしか違わないのに、まるで次元が違う。

ジュン:そこまで違うか・・・?

ジュン:よし!次!

レン:だから早え~よ。

 そして・・・男湯では1番広い風呂に入ろうとしていた。南の方角の窓からは露天風呂が見える。

ジュン:次はついにここだ・・・人呼んで「地獄の高温風呂」!

レン:ここは、確か・・・小学2年生ぐらいの時に、ジュンが入って悲鳴上げたところだよな。

ジュン:うっ・・・それは思い出したくなかった。まあさすがに高校生だし、楽勝だよな・・・な?

レン:さすがにな・・・。

ジャポーン

ジュン:熱っ!!!

レン:やっぱ、結構熱いな・・・。

頑張って耐えて3分後・・・。

レン:もうムリだ~・・・。

ジュン:お前クールだからな熱いの苦手だもんな。

レン:それ関係ないだろ~・・・。

ジュン:よし!じゃあ次がラストだ!

レン:よ~し・・・。

ジュン:この試練に打ち勝ったものには、この上ない褒美がもらえる・・・。

 俺はいよいよ風呂めぐりのクライマックスの露天風呂へ向かって行った。

-山の温泉・男湯・露天風呂入口-

ジュン:ここが最後の試練・・・。

レン:なんでだ?

ジュン:ここを通るときには、すさまじい体の冷えに襲われる。

 ここから本の5メートルくらいではあるが、体に4月の冷気がもろに当たる一本道がある。

レン:あぁ・・そうか。

ジュン:その名も「絶対零度の道」!!!

レン:お前いちいち名前つけたがるよな・・・。

ジュン:さっさと露天風呂に入るぞ!

レン:俺はゆっくり行くぞ。

バタン! サッサ バタン! さみ~ サッサッサ ジャポーン

ジュン:くぅ~あったけ~。

レン:ふぅ~。ジュン、今の道、涼しいくらいだったぞ。

ジュン:涼しいって・・・お前クールだから寒いのは得意だからな・・・。

レン:だから関係ね~よ。

 空には満天の星空が広がっていた・・・。まさにa sky full of stars!(満天の星空!)

レン:おっ、流れ星。

ジュン:あっ、まただ!よ~し願い事、3回言ってやる!

レン:あぁがんばれ・・・あっ来たぞ。

ジュン:武道館 武道館 ブドウ感!

レン:最後の何だよ・・・あっ、また来たぞ。

ジュン:金 金 金

レン:えらい現実的だな・・・おい。

ジュン:ふぅ~これで願いが叶うぜ!

レン:今のじゃあ、叶わないと思うぞ・・・。

 こうして流れ星に願いを言って、温泉からあがった。

-山の温泉・ゲームセンター-

 温泉から上がってしばらく俺たちは雑談をしていた。

サトコ:んでな~!ユリが高温風呂入ったら、あせって あせって。

ユリ:あれはびっくりしたわ・・・。

レン:地獄の高温風呂の事か・・・。

サトコ:えっ、何それ?

ジュン:俺らは3分間耐えたぞ。まぁ、真っ先にダウンしたのは、レンだけど・・・。

レン:じゃあ、そろそろ今後の活動計画を立てよう。

ジュン:そうだな!じゃあ、まずは学校祭についてだな・・・。この前俺が生徒会に学校祭のことについて聞きに行ったんだけどさぁ、俺たちは「ONステ」というもので、バンド発表するっぽい。

レン:っぽいって・・・。

サトコ:なんや?「ONステ」って?

ジュン:要は自由発表だな、5分くらいで色々と発表するらしい、普通は5分くらいしか発表時間がないんだけど、俺たちはバンド発表だから特別に15分も時間をくれたぞ!

ユリ:なるほど。

ジュン:それともう一つ、みんなは知ってると思うけれど、俺達の学校の学校祭は仮装行列などが有名だよな!

レン:まあ有名だよな・・・。

ジュン:そこで、バンドばっかりに集中しないで、そっちの方も頑張ってほしい!

レン&サトコ&ユリ:了解!

ジュン:それじゃあ「ONステ」にむけて頑張るぞ!!!

レン&サトコ&ユリ:オーーー!

 そうして活動計画を立た後、「山の温泉」を後にした・・・。

2010年4月19日 月曜日

-アメリカン・ロック部・部室-

 休日が開けても俺たちは部室で練習していた・・・。

♪~

矢島:ジュン!上手くなってるじゃない!この上達ぶりはすごいわ!

ジュン:どうもどうも。

 そりゃあ6時間も練習してれば上手くなるのは当たり前だ。

矢島:そういえば、「ONステ」に出るんだって?

ジュン:そうです!優勝目指しますから!

矢島:甘いわね・・・あそこはね、全学年から能力者ゾロゾロ出てくるのよ。

ジュン&レン&サトコ&ユリ:能力者って・・・!?

矢島:例えばね・・・。

そう言って、先生は去年の「ONステ」の映像を見せてくれた。そこには普通ではありえないことをする人達の映像が流れていた・・・。

レン:うゎ・・・無理っぽい。

ユリ:そんなこともする人もいるんですか・・・。

ジュン:よしゃー!!!燃えてきた!!!

サトコ:それでこそ戦いがいがあるってことや!

ジュン:まあ、精一杯頑張ろう!!!

レン&サトコ&ユリ:オーーー!

数時間後

-帰り道-

レン:この前の「山の温泉」楽しかったな。

ジュン:また行くか!次行くとなると・・・夏休みぐらいか。

レン:学校祭が終わってからか・・・。

ジュン:いや~マジで優勝目指さないとな!

レン:優勝したら何かするか?

 俺は優勝した時にやることを前から考えていた。まあ・・・無難だが。

ジュン:焼き肉で、どうだ!

レン:それいいな。それはそうと、もうすぐで宿泊研修だな。

ジュン:そう言えばそうだったな!

 宿泊研修は学校祭前にある大きな行事で、日高の方に行くらしい。なんでも来年の冬にある修学旅行の練習もかねての行事らしい・・・。

レン:山登るんだぞ。

ジュン:そういえばな。

レン:まあ、山登り以外にもいろいろあるらしいが。

ジュン:カレー作ったり、地球体験館とかって言うところに行ったりか・・・。

レン:まあ、そうだな。

ジュン:よ~し「リボン」持ってて、時間があれば練習だ!

レン:それは無理だろ・・・。

ジュン:ですよね~・・・。

 そうして俺達は学校祭にむけて話し合った。学校祭のことが少し浮き彫りになったところで、宿泊研修の日が迫る。


ToBeContinued

 第2話、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。ちなみにジュン達の住んでいるところは前にも言いましたが、北海道の札幌から近いとある町です。田舎ですが、とても自然が豊かな素晴らしい街です!

次回予告

 ついに、宿泊研修の日が来た。山に登ったり、地球体験館に行ったり、様々なことをジュンとアメリカン・ロック部のメンバーは、体験する。新登場人物も多数登場!修学旅行の練習も兼ねての行事なので気が抜けない!次回episode3-宿泊研修-お楽しみに!!!

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