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episode10-新たなる季節-

 冬休みもあっという間に終わって、もう少しで1年生が終わり2年生へとなるARJメンバー。新たなる期待を胸に春休みを迎える。1年生編堂々の最終回!!!(まだ続くよ!!!)

-登場人物-

真田純さなだじゅん

坂本連さかもとれん

井上理子いのうえさとこ

百合咲友里ゆりざきゆり

佐藤大樹さとうたいき

校長こうちょう先生

2011年3月9日 水曜日

-山野高校・体育館-

生徒会:それでは在校生からひと言。

大樹:3年生のみなさん!この学校を盛り上げてくれましてありがとうございました!進学そして就職しても場を盛り上げられるような人であってください!私たち在校生一同も精一杯先輩方のように、この学校を盛り上げていきたいと思います!先輩方、今までありがとうございました!

 今日は卒業式の日、にぎやかで楽しかった3年生方も今日でお別れ・・・そしてそれぞれの進むべき道へと進んでいく・・・。

episode10-新たなる季節-

生徒会:それでは全校合唱曲の「3月9日」合唱します。卒業生と在校生ならびに来賓の皆様は合唱してください・・・。

♪~

1時間後

-アメリカン・ロック部・部室-

 卒業式は午前中に終わって、1、2年生は会場の片付けをした後にすぐ解散だった。午後は時間があるので、俺たちは部室に来ていた。

ジュン:あ~あ・・・3年生の人たち行っちゃったのか。

レン:にぎやかで楽しい人たちだったのにな・・・。

サトコ:今度はウチらが2年生やで!

ユリ:2年生は2年生なりに頑張らなくちゃね!

ジュン:そうだぜ!2年生だしな!・・・よし!もう昼飯食ったし、それじゃあ練習始めるぞ!

♪~

その夜。

-真田家・ジュンの部屋-

ジュン:さて、来週には終業式か・・・。

 その時、俺はこの1年間を振り返っていた・・・。まず高校入学式は、ARJメンバーで高校への一歩を踏み出して。部活動発表は、音楽系の部活が一個もないことに驚いて・・・新しい部活のアメリカン・ロック部を作って。

 そして久しぶりに山の温泉に行って「ONステ」というアメリカン・ロック部としての初めての目標が出来て。

 その後すぐに宿泊研修だ、地球体験館ではレンが死にかけた・・・その後、俺が死にかけた・・・。そして町民博物館では大きなクビナガリュウに出迎えられて・・・そう言えばクビナガリュウって言うのはNGだったよな。そしてARJで野外炊事でカレーを作った、とてもおいしいものとなった。そして翌日は、朝の集いでなぜか国歌とタイミングが合わなかった旗揚げ・・・。その後すぐに山登りだ、頂上に登った後の絶景はすごかった・・・そして降りてきたときに見た謎の黒い大きな動物・・・あれは何だったのか?そしてこの町に戻ってきて宿泊研修は終了。

 いよいよ待ちわびていた学校祭だ。学校祭準備は疲れた半面、とても楽しかった。そうしてできた作品はどれもこれも見事で俺はとても驚かされた。そして学校祭当日だ!生徒会長がマフィアの格好で出てきたときは会場が沸いた。その後の仮装行列はやってて楽しかった。今まで見る側にしか立てなかった俺だが、今回はやる側に立つことが出来て感激した。そして次の日の一般公開だ、他のクラスに偵察に行ってるつもりがサボリと勘違いされて。その後のセイトカイ・コレクションだ。俺のクラスのマー君がトロピカルにかまして。UDEZUMOUグランプリは、坂下が驚異的な力を発揮して。そして俺たちの目標である。「ONステ」だ!優勝はできなかったけれども、イイバンド演奏が出来たと思う!その後に1年生全員でフォークダンスを踊った後、キレイな打ち上げ花火を見て2010年の学校祭は幕を閉じた・・・。

 学校祭の片付けが終わったと思ったらすぐに夏休みだ。計画をARJメンバーで練って、キャンプしたし、オリジナルソングも作ったし、バーベキューもしたし、花火大会もしたし、風呂に入った後にクワガタ取りをしている実成に合ったし。ボリュームたっぷなキャンプだった。今年は海に行こうと思う!もう一曲あったオリジナルソングの名前がまさかのサトコの名前が採用されて・・・まあ・・・ユリの優しさがあったからなんだけどな。新しい目標のカウントダウン・ライブに向かって練習も始まって夏休みが終わった・・・。

 北海道はだんだん肌寒くなって、3年ぶりに響がこっちの北海道に戻ってきて。その後、マラソン大会があった。まさかの12キロ走るのは辛かった・・・。曲のイメージが湧かなかったところを実成にヒントをもらって・・・そして12月になって、球技大会だ。卓球とバスケとサッカーとバレーがあったので、俺は中学校の時に部活をしていたバスケを選んだ。そしてバスケのS4のおかげで優勝することが出来た。あっという間に冬休みになって、クリスマスパーティーをやって、町民会館を下見に行った・・・。

 ついに2010年の占めのイベントのカウントダウン・ライブだ!中学まで一緒だった人達がB☆STARというバンドを組んでいたのは驚きだった。そして、武道館でライブの経験もあるDEATH&HEAVENの人たちとも知り合いになった。バンド発表がすごかったらしいので後で動画を見せてもらうと・・・いかにプロはすごいかが思い知らされた・・・そしてなんといっても!まさかまさかのARJ優勝だ!!!今でもあれは夢だったんじゃないかと思う時がある・・・今でも俺の部屋にあるトロフィーが輝いている・・・。そして優勝者の演奏をして、カウントダウンを会場全体でやって・・・2010年は幕を閉じた・・・。

 新年早々、家の近くの神社で初詣をした。そこで沖縄に行って、今は全国ライブをやってるであろうDEATH&HEAVENのサタンさんにサマーライブの情報も聞いたし・・・俺だけおみくじが末吉だったし。そして長期休暇では恒例の山の温泉に行って。そしてスキーも行った。ユリが転んだのを助けた偉業を成し遂げ、さらに特訓もして上げた。その甲斐あってか冬休み明けにユリが「やったー!ジュン!私Bチームに入れたんだよー!特訓してくれて本当にありがとうー!」な~んて可愛い感じで俺に言いに来たし!そして山の上からの夜景を見た、なかなかの絶景だった。それで冬休みが終わって、今日卒業式があって・・・来週には終業式だ・・・。思い返してみると、こんなにも沢山な思い出を俺は作った・・・。

 この1年がどれだけ俺・・・いや、俺達ARJを成長させたかが分かる。

ジュンの母:ジュン~!お風呂が沸いたわよ~!

ジュン:おう!よし・・・じゃあ風呂に入るか・・・。

 俺は風呂に入ってその後すぐに寝た。今の日本は幸せに包まれてるんだ~!なんて思ってた俺だが・・・その考えは覆される。2011年3月11日をもって・・・。

2011年3月11日 金曜日

-アメリカン・ロック部・部室-

ジュン:ふぅ~疲れた・・・。

 今日は特になにもない普通の平日だった、いつもと少し違うことがあるとすれば金曜日で、明日から休日だということくらいだ・・・授業は終わって今は部室に来ていた・・・今は部室にあるソファに座っていた・・・。

レン:さて、練習するか!

サトコ:そうやな!夏に向けて張り切って行かないと!

ユリ:そうね!

グラ・・・グラグラグラ

ユリ:えっ!!!

ジュン:地震か!!!

レン:結構な揺れだな!

サトコ:なんやこの揺れ!?横に大きく揺れるで!!!こんな揺れ今まで体験したことがないで!!!

ジュン:なにのんきに実況してるんだよ!!!早くテーブルの下に隠れるぞ!

 テーブルの下に隠れていてしばらくするとその揺れは収まった・・・そして。

ピ~ン~ポ~ン~パ~ン~ポ~ン~♪

校長:ただいま地震がありました。校内にいる生徒は、速やかに下校してください。

 校長から校内無線で連絡があった・・・。その時、明らかに普通の地震ではないことを俺は悟った・・・。

ジュン:まあいい・・・今日は解散だ!みんな気をつけて帰ってくれ!

レン:わかった。

サトコ:なんやったんや?さっきの地震は・・・。

ユリ:うん・・・。

15分後

-真田家・リビング-

 俺はレンと一緒に帰った後、テレビを見てみた・・・事の重大さを知ったのはこの時だ・・・。

ジュン:・・・・・なんだよ・・・これ・・・。

 その時テレビを映し出したのは、絶望的な光景だった・・・津波で無茶苦茶になる町・・・その津波は北海道まで来ていた・・・。こっちは海岸線に軽く波が押し寄せただけだったが。東日本はケタ違いの被害だった・・・。その光景は何年か前に起きたスマトラ沖大地震を思い出させるような光景だった・・・。

2011年3月14日 月曜日

-アメリカン・ロック部・部室-

 そして休日が開けて放課後・・・俺たちは部室にいた。

ジュン:なんか・・・先週の地震はすごかったな・・・。

レン:原子力発電所の事故も・・・津波も・・・。

サトコ:ほんと・・・見てるのがつらくなったわ・・・。

ユリ:私もよ・・・今もテレビは震災の事ばかりやってるし・・・普通のCMは流れなくなっちゃったしね・・・私たちに出来る事って・・・何かないのかな・・・。

ジュン:ひとまず・・・黙とうをしようぜ・・・。

ジュン&レン&サトコ&ユリ:・・・・・。

 俺達ARJは黙とうをした・・・じっくりとそして長い時間・・・。

30分後

 俺たちは今回の震災の事で少しの間だけ話し合った・・・。

ジュン:こんなことしても何もならないかもしれないけどさ・・・被災した人たちに俺たちの曲を届けようぜ。

レン:そうだな・・・俺たちに出来ることと言えばその位しかないよな・・・。

サトコ:届くといいんやけど・・・。

ユリ:大丈夫よ!きっと届くわ!

ジュン:よし!それじゃあ!聴いて下さい!「THE Amerikan Rok Japan」!!!

♪~

 そうして俺たちの演奏は、始まった・・・結局今まで練習してきた全部の曲を演奏した・・・。俺たちの曲は被災地の人の心の中に届いただろうか・・・そして終業式の日を迎えた・・・。

2011年3月17日 木曜日

-山野高校・体育館-

校長:この前の東日本大震災は、日本全土を悲しみにつつませました・・・。ですが皆さんはどうか元気を出して下さい!・・・

2時間後

-アメリカン・ロック部・部室-

 そんな感じに校長の話は終わった・・・。そして・・・俺たちは春休みに入った。そして今は部室にいる・・・。

ジュン:さてと・・・今日はこのくらいにしておくか。

レン:そうだな・・・明日は久しぶりにゆっくりしたいしな・・・。

サトコ:そうやな!春休みやし!

ユリ:そうね・・・。

・・・・・。

ジュン:俺さ・・・思うんだけどさ・・・。

レン:なんだ?

ジュン:春休み・・・いや、まともに生活できない人も沢山いるだろう・・・。震災で行方不明や死んでしまった人も沢山いる・・・その人たちの分もさ・・・俺たちが良い人生を送ってあげようぜ!

レン:おっ・・・!

サトコ:そうや!それや!

ユリ:そうね!津波の被害にあって命を絶たれた人達の分も!

 あの日・・・東日本大震災で沢山の命が絶たれた・・・その人たちも、もっと楽しい人生を送ることが出来だろう・・・だがあの日、全てを奪っていった津波・・・「まだ生きたかった」そう言う人が沢山いただろう・・・その人たちの分も・・・俺たちが楽しくて・・・そして良い人生を送らなければいけないと・・・そして沢山の思い出も作らなければならない・・・俺はそう思った・・・。

2011年3月21日月曜日

-アメリカン・ロック部・部室-

ジュン:さぁ~て!そろそろ始めるぞ!

 今日は練習をした後に、俺たちが新部員獲得に向けての話し合いを始めようとしていた。

レン:まずは、どんな募集の仕方をするのかだな。

サトコ:部活動発表があるやろ・・・。

ユリ:ポスターも作らないとね。

ジュン:大きい学校じゃあ、ビラ配りやってるところもあるけど・・・ここの高校じゃあやってないからな・・・。

レン:そういえば・・・今年の新1年生の嫌いな科目は英語がトップらしいぞ・・・。

ジュン:マジかよ・・・。

サトコ:ただでさえ、アメリカン・ロックで難しい印象を受ける部活やのに・・・。嫌いな科目が英語って・・・絶望的やん・・・。

ユリ:誰かは言ってくれるあての人とかいないの・・・。

ジュン:いや・・・いるっ!

レン:そうだな!

サトコ:あの子がな!

ユリ:いたね!

ジュン:よ~し!部員1人は獲得だ!!!

ジュン&レン&サトコ&ユリ:よっしゃーーー!!!

 こうして俺たちは春休みを終えた・・・そしてその1人にアメリカンロック部の存続の願いを託して・・・。


ToTheFollowingChapter

 今回で第10話、今まで読んでくれまして誠にありがとうございました。今回は東日本大震災の事を取り上げました。私もあの日のニュース映像を見て酷く心を痛めつけられました。被災された皆様、一刻も早く故郷の復興を願っています。そして震災で命を落とされた皆さま、心よりお悔やみ申し上げます。

次回予告

 ついに新学期になり、2年生になったARJメンバー!新入部員獲得に奮闘するARJだが・・・なかなか新入部員は獲得できない・・・。そして、ジュンが言ってた期待の新1年生とは!?次回いよいよ2年生編突入!episode11-新たなるスタート-これからもよろしくお願いします!!!

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