楽しげ。
最近、全然更新してないですねー^q^
楽しげに笑う目の前の伝説――クリムゾン。
欲のない純粋な瞳は見た目の年齢のそれではなかった。本当に純粋な五歳程度の瞳。
「やはり、我というのは落ち着かん。アイツに言われてやってみたがやはりいつものほうがいいようだ」
そんな男が眉をひそめて何に対してか分からないが不満を表した。其の姿は普通とは言いがたいが、そこらにでもいるような英国の者の姿。これが……あの伝説だと云うのか? メイルは不思議でならなかった。目の前のこれがどう伝説と変化するのか。確かに龍と共に現れ、龍よりもはるかに存在感が高いというのは異常だが、それ以外のなんでもない。
「なんで……。なんで貴方は伝説なの? どう見たって普通の――」
そこで、少女の言葉は遮られた。相手の溜息によって
「知るか。私はそんなもん知らん」
「知らんって……」
「なんで、自分自身の伝説に詳しくならなければいかんのだ。」
「う……」
確かに自分自身のことについて詳しくても意味がない。だけど、何処か胸の奥がむず痒い。
もう、じれったくてうざったくてたまらない。
それに、そろそろここからいなくなってもらわないと自分の友人が危ないことになる。そう思い、自分の隣の友人を見ると身体中が血まみれで。そろそろ血がなくなって来て、もう息が荒い。もう、はっきり言って死んでしまう。ならば、どうでもいいか? だけど……いや、もう良い。本音だけで構わない。はっきり言って長年遊んできた友人もこの男の前では脇役となってしまう。そういう意味では確かに伝説に成り得る
「もう、イルナはいいや。クリムゾン」
「其の名前で呼ばれるのは気に食わぬ……が、なんだ? ここまで普通に話せる奴も珍しい。その功績を称え、話に応じてやる」
「貴方は何? それが知りたい」
「私が何、か。私についてくれば分かる」
「いっていい? 貴方に。」
「別に私は構わん。人一人増えたって、龍の世話に支障はないだろう。それに、戦場でも私の下僕として使える」
家族なんてどうでもよかった。メイルはただ、自分の好奇心を押さえられない。押さえようとすると身体が本能的にそれを拒む。
「じゃあ、行く。戦争でも何処でも連れて行って。まぁ、剣を少しかじってるだけだから、上手くは戦えないと思うけど」
「私が教えてやる」
「有難う。」
バサリ
目の前に先ほどの龍が現れ、目の前の伝説とメイルを乗せ、何処かへと飛び立った。
夕日が、先刻より傾いていた
なんか痛い設定^q^