終末戦線少女の忘備録
皆様こんにちは。irorinngoです。
ワクワクドキドキの初投稿……!
ですが、なろう初心者、小説初心者。
まーったく何も分からない状態です。
読みにくい、分かりにくい、やたら回りくどい……などなど、不安要素満点です。
最後まで読んで頂けると、私が大喜びします。
ぜひ、最後までお楽しみください〜!
(前書きにしては長い……?)
「あなたに出来ることをしなさい。」
あなたは私にそう言いました。
「あなたは何のために戦うの?
あなたはこの戦いに何を求めるの?
あなたは何をする為に生きるの?」
「もし、戦うために生まれてきたのならば
その使命を真っ当しなさい。」
あなたは、私に言いました。
「さ、次の任務よ。遅れないでね。」
いつもの明るい声が聞こえます。
もう一歩だけ、前に進めるかもしれない。
この、崩壊と混沌に満ち溢れた世界で
運命と共に生きる少女たち。
理由なんてない。
ただ、自分の言葉と感覚に耳を傾け、
少女たちは今日もどこかで息をしている。
きっとまだ、この物語は前書きに過ぎない。
──スコープを覗く。
今回の作戦は目標狙撃。
精密射撃が求められるこの作戦に、他に必要なものはない。
ただ、約800m先の目標を一発の弾丸で撃ち抜けばいいだけ。
簡単なようで、難しいようで。
なれた感覚に身を委ねて、照準を合わせる。
そっと、一息おく。
すっと、前を見る。
スコープの先には、さっきまで見えてなかったはずの黒い粒の輪郭が、今は鮮明にはっきりと見える。
そして少しだけ目を閉じて、全てを包み隠す。殺意も、息すらも、どこかに置き忘れてきたかのように。
深雪の中に紛れ、一人、ぽつりと呟く。
「さようなら。」
狙撃の瞬間はいつも等しく、無になるのだ。
自分の頭の中にある深淵を覗き込む。
無に限りなく近い、その虚空に
ひとつ、花が落ちる。
撃つ。
森の草木や、獣のざわめきが薄く消え
空を切る音が木霊する。
薬莢の金属音が、まるで眠っていた私を呼び起こすかのように響く。
少しだけ顔を上げ、忘れていた息を吸う。
また、スコープを覗く。
雪と氷に包まれた、白い基地。
その、淡く濁った薄黄の壁に
深紅の華が咲いている。
それはまるで、彼岸の向こう、彼方に咲く
一本の彼岸花のよう。
届くはずのない鮮血の匂いが、また、森のざわめきを呼ぶ。
終わったのだ。
──静かな森の中、ざくざくと雪を踏み分け、少女は歩く。
「任務終了、お疲れ様。次もよろしく。
ああ、そう。合流地点は■■■■よ。」
通信機越しに聞こえる声に、
少しだけ、赤い頬が緩んだ。
「次……か。」
少女は呟いた。
空を見上げると、今日も昨日と同じように
濃い緑の葉は風に揺られ、雲は青を見せなかった。
次は、見えるかな。
空。
スコープを覗いても見えない青に
いつもの見慣れた赤が
少しだけ、憧れを抱いた。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!楽しんで頂けたでしょうか?
思いつきでぱぱっと書いてしまった作品なので
前書きに書いた通り、読みにくい文章だったかもしれません…ごめんなさい。
キーワードとかジャンルとか特に考えずに、感覚的に付けてしまったので、「お前それ違うから!」と思ったら教えて下さい。
それでも、こんな初心者作家を見つけてくださった皆様、本当にありがとうございます!!!
感謝!!!!
後書きの後書き
やっべ、知り合いに見つかったらどうしよ笑
などと考えながら書いてました。
あと、いかにも続編がありそうな書き方してますが、多分ないです。(可能性ゼロとは言わない)
また気が向いたら投稿するかもしれません!
ちょっとした趣味程度でやっていけたらな〜と思っております。
それではまた〜。