屍姦魔の野望
「屍姦魔の野望」
【作者】
れもさわ 様
【あらすじ】
神奈川県小和田市のマンションで発生した母子殺人事件。
母親の遺体からは犯人の物と思しき精液が検出された。
当初、警察は犯人が強姦目的で勢い余って殺害したものと推察していたが、検死の結果、遺体は死後に犯されていたことが判明する。
人を人とも思わぬ、猟奇的な犯行。
犯人は異常な性癖を持つネクロフィリアか。
刑事の諸星は上司の後白河と共に捜査に乗り出すが、一向に犯人を捕まえることが出来ぬまま、第二の殺人事件が起こってしまう。
やがて諸星達は被害者の共通点から、一人の男の存在にいきあたり───。
以下、登場人物。
諸星要……神奈川県警刑事部捜査一課の刑事。本作の主人公。
後白河英輔……諸星とコンビを組む先輩刑事。
周防朝子……飲食店『平和堂』の経営者。本作のヒロイン。
飛知和桜介……事件捜査の陣頭指揮を執る管理官。
黛清志郎……小和田市の不動産王。
竜胆伊織……黛の秘書。
篠宮薫子……黛の屋敷で働く使用人。
芝波彪馬……七年前に発生した連続広域殺人事件の犯人。死刑囚。
【紹介文】
正真正銘のミステリー。しかも、完成度の高いミステリーです。
フーダニットとワイダニットがメインの作品だと僕は捉えたのですが、ハウダニットもあり、どんでん返しもあり、連続殺人もあり、倒叙ミステリー的要素もあり、格闘技でたとえると「K-1」のような、あらゆるミステリー的な要素が揃った作品だなと思います。
しかも、文章が簡潔かつ綺麗で、もっともミステリーに適した文体だとも感じました。
死体を犯すネクロフィリアを扱った作品であり、個人的にも処女作がネクロフィリアだったこともあり、どのような使い方をするのかと気になりながら読んでいたのですが、結末にとても満足しました。
また、全体のストーリーと独立して描かれている冒頭の1話がかなり印象的な作品なのですが、最後の最後にちゃんと伏線回収されるところが素晴らしいです。
最後になってようやく分かるタイトルの真の意味にも感動しました。
スリリングな連続殺人がとても分かりやすい文章で描かれていて、スラスラと読めてしまうのですが、最後にはちゃんと意外な結末と伏線回収があります。
万人にオススメできる良作。こういう作品がなろうに増えて欲しいと強く思いました。
【リンク】
https://ncode.syosetu.com/n1497hc/




