紫雲学園の殺人-不思議な美少女と学園の七不思議の物語-
「紫雲学園の殺人-不思議な美少女と学園の七不思議の物語-」
【作者】
Kan 様
【あらすじ】
紫雲学園の一年生、和泉八重がゴールデンウィークを終えて、学園に戻った時、そこにはミステリアスな美少女転校生の姿があった。さらに、学園の隠された多くの謎、七不思議を解こうとする八重に降りかかる災難とは。その時、新たなる事件が……! 学園のおそるべき秘密を解き明かせるか。おまけに名探偵 羽黒祐介と根来警部が、先生の振りをして学園に潜入捜査。恋あり、友情ありのハートフル青春ミステリー。名探偵 羽黒祐介シリーズ長編第5弾! ※本作から楽しまれても全然構いません。どうぞ、不思議な学園の秘密を暴いてください!
【紹介文】
名探偵羽黒祐介シリーズの第5弾です。
Kan様の作品はいずれもクオリティーが高く、文章力と知識量もプロ級です。
ゆえに、どの作品を紹介すべきかは悩むところなのですが、Kan様自身が「代表作」と書かれているので、この作品をチョイスしました。
ただ、僕の本心としては、ぜひ名探偵羽黒祐介シリーズ第1弾「赤沼家の殺人-怪人と不可能犯罪の物語-」からお読みいただきたいです(ただし、あらすじにもあるとおり、「本作から楽しまれても全然構いません」)。
この「紫雲学園の殺人」のすごいところは圧倒的スケールの大きさだと思います。
学園の七不思議を解き明かすというだけでも十分ミステリー的な満足度は高いのにそこに学園の謎も絡んできてさらに殺人も起きます。
この殺人だけを取り上げても密室トリックなど、ミステリー的にとても面白い仕掛けが組まれています。
七不思議にも、思わず唸るような真相が隠されています。個人的には「弁天堂のトランペット」の真相に驚嘆しました。
そして、これだけたくさんの謎を矛盾なく組み合わせて、一つの整った物語にしてしまうというのは、同じミステリ書きとして、頭の処理能力の歴然とした差を見せつけられた気がしてとても痛快でした。
プロの作品でもここまでの完成度の作品は滅多にないでしょう。
【リンク】
https://ncode.syosetu.com/n9264es/