歴女作家 坂本龍馬子の奇妙な犯科録
「歴女作家 坂本龍馬子の奇妙な犯科録」
【作者】
横造正史 様
【あらすじ】
古戦場や城郭を巡ったり、寺社仏閣や武将の墓を訪れたりと、歴女全開の坂本亮子は公募の末に歴史ミステリーの小説家としてデビューを果たす。しかしながら、喜んでいたのもつかの間、亮子は出版社編集の中岡慎一に容姿が坂本龍馬にそっくりだと指摘され、無理やりペンネームを坂本龍馬子と名付けられてしまう事に……。そんな坂本亮子改め坂本龍馬子は、破天荒な編集中岡と、小説の題材を探すべく、日本各地にある不思議な施設や怪しげなネタを求めて取材の旅へと赴いて行くのである。
一応、本格どたばたミステリーです(汗)プロローグだけでも読んで頂けると嬉しいです。(後略)
【紹介文】
「いや、これ、無料で公開しちゃいけないでしょ」というクオリティーの超大作です。
作者の横造様が3年以上にわたり連載し続けた作品。字数は100万字超えです。
とはいえ、事件は9つに分かれており、それぞれ完結してますので、まずは最初の「武田埋蔵金殺人事件」を読んでみてください(個人的には、それ以降は、必ずしも順番どおり読まなくても良いと思っています)。
登場人物の軽快なやりとりと、歴史の(相当深い)豆知識とともにテンポよく話が進んでいき、不思議な事件が起こり、最後にはアッと驚く真相が明かされます。
題材も「伊賀屋敷」「里見八犬伝」「邪馬台国」など、歴史に詳しい方もそうでない方もワクワクするものが揃っています。トリックのバリュエーションも豊富です。
筆力、発想力、知識量、ユーモア、いずれもハイレベルでとても完成度の高い作品です。
恥ずかしながら、僕も3つの事件しかまだ読めていないのですが、ぜひぜひ読破に挑戦してみてください(なお,僕が読んだ限りですと、2つ目の事件である「華厳寺大仏殿殺人事件」のトリックが素晴らしいです)。
あ、ちなみに横造様は、現在、10つ目の事件(織田信長が題材)を独立した作品として執筆中です。すごい……
【リンク】
https://ncode.syosetu.com/n9590dd/