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無職な何でも屋 本当に何でも請け負います  作者: いねっしー
螺旋深淵迷宮編
12/13

道中戦闘

 螺旋迷宮四階層。

「——っ! はあっ!」

 モンスターの爪を短剣で弾いて蹴り飛ばす。

「シュウさん! [舞い散る光よ 我が行く先を包みたまえ ライト・スピアー]」


 パメルがその手に光を宿して、シュウの背後に忍び寄る敵を刺し穿つ。


「良くやった!」

 殴り飛ばした敵を短剣で追撃し、切り倒す。

「シャァァァァァァ!」

 足元に現れたムカデのような獣が、シュウに襲いかかる。


「舐めんなよ!」

 ムカデの様な獣はシュウの足を噛みちぎらんと襲い掛かるが、その寸前でムカデを踏み殺す。


「お、お強いですね……」

「ん、ああ、まあな」

「しかし……」

「ああ、確かに四層程度の強さだが、それにしては強い」


 短剣に付いた血を拭いて、腰にしまう。

「で、四層の付近だが……あれ? あのアホはどこ行った?」

 シュウが周りを見渡すと、そこにスエルはいなかった。


「ど、どこに行ったので——」

「助けてー!」

 パメルの声を遮ってスエルが叫ぶ。


「はあ、これだから連れて行くのは反対だったんだ」

 シュウは頭を掻きながら、ため息をつく。

「おいスエル、お前固有魔法持ってるよな?」

「今関係ある⁈」

 スエルが逃げまどいながら叫ぶ。


「いやだからさ固有魔法があるなら魔力あるよな? お前魔法の練習とかしたことあるか?」

「あるよ! 一応何個かできるけど!」

「じゃあ大丈夫だな」


「……え⁈ 自分で倒せって⁈」

「あの、大丈夫でしょうか……」

 パメルが逃げ惑うスエルを心配して言う。


「大丈夫だろ、あのアホは意外とキモが座ってるんだよ」

「は、はあ……」


「あーもう! 自分でやればいんでしょ!」

 スエルが逃げ惑いながら振り向いて、右腕を前に出す。

 大丈夫大丈夫! 多分失敗してもシュウが助けてくれる!


「[遍く星の導きよ 我に炎を示せ フレイム・バレット]」

 スエルがギリギリで炎弾を放って、直前でモンスターを倒す。

 倒されたモンスターはスエルの目前で弾け飛ぶ。


「し、死ぬかとおもた……」

「な、凄いだろ?」

「え、ええ」

「え? あれ? 先行かないでよ!」


 先に進んだ二人に、スエルが急いで着いて行った。

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