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無職な何でも屋 本当に何でも請け負います  作者: いねっしー
螺旋深淵迷宮編
11/13

第四層

 攻略目標。

 それは冒険者協会が制定する全ての冒険者に課せられるノルマ。

 攻略に貢献すれば多大な報酬が約束されるが、そこで出た死者に関して冒険者協会側は一切責任を負わない、そんなシステムだ。


 懐かしいな螺旋迷宮、最後に来たのは……ああ、薩摩揚げだっけか? あのチームを殺した後か。

「さて、とりあえず近くの螺旋迷宮の入り口がある遺跡まで来たわけだが……」


 遺跡の入り口付近で、先ほどからずっと気になっていた事を言うために振り向く。

「なんで付いてきたんだよ、スエル」

 そう語りかけるとまるで、何でついてきちゃダメなの? と言わんばかりの表情で首を傾げて……


「何でついてきちゃダメなの?」

 と言った。


「何でってな、お前戦闘力皆無だろ」

「そうだけど……でもほら、私[真偽勘破]があるのよ!」

「その固有魔法戦えないだろ……」


「——え⁈ 固有魔法を持ってるんですか⁈」

 二人の会話を何と無く聞いていたパメルは、驚いて聞き返す。


「え、ええ、まあね」

 少し嬉しそうに言うスエルが言う。


「まあとにかくだ、固有魔法を持っててもお前はは連れてけない」

「むー! じゃあもし私が家にいる時に襲われたらどうするのよ? 助けに来れるの?」

 スエルは口を膨らませながら言う。


「……あー、分かったよ一緒にこい。もうなんか面倒くさい! で、見た感じミナリは悪くないようだが、何回層でやられたんだ? やはり深層か?」

 螺旋迷宮は各階層ごとに分かれており、現時点での最深部、は地下三十七階層、深層とは地下三十階層より下を指す。


「それが、その……」

 歯切れ悪くなる様子に、少し不安が先行する。

 ……やっぱり深層か、スエルを守りながらは厳しいが、まあ大丈夫だろう。


「一応私たちは深層の三七階層を目指していたんです、実力ももちろんあります、それで、少し予想外の出来事があったので、三十五階層から引き返したのですが……」


「だから、何階層でやられたかって聞いて……」

「……四階層です」


「っな、四、階層⁈ も、もの凄い上層じゃないか!」

 おかしい、三十五階層まで行ける人間が、四階層、だと?

「油断してやられた、わけじゃないんだよな」

 パメルは静かに肯定した。

なんか王国動乱編の頃とキャラがブレてるので言い訳を一つ。

スエルはこれが素です。

今まではずっと猫かぶってました。

シュウもこっちが素です。

今までは………カッコつけてました。

スエルと一緒にいてメッキがはがれてます。

スエルはずっとこのままでしょうが、シュウは恐らくチャンスがあればまた戻ります。


……いいわけじゃないですよ。

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