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プロローグ

気が付けば存在感が無くなっていた……


俺の名はロイ・ノワール。


かつて勇者として世界を守っていたのだが、いつの間にか周りに人が居なくなっていた。


パーティーメンバーは俺を含め4人居たはずなのだが、話しかけても返事は帰ってこず…肩を揺さぶっても無反応だ。


パーティーの一人に攻撃を仕掛けても無条件反射で返り討ちにあってボコボコにされ死にかけた、俺を葬り去ろうとした本人は俺に気が付きやしなかったんだが…


まぁそんなこんなでとりあえず仲間の後ろを着いて行ったらいつの間にかはぐれて今は魔王城前の平原でゆったりと曇った空を眺めている。


何故魔王城前かと言えば当然俺は勇者だからな、存在感は無くとも魔王を倒さないといけないという使命感だけはあった。


だから魔王を倒そうと城の中に入ったはいいが、魔王の玉座までの敵は全て俺に見向きもせず、やな予感はしたがやはり魔王本人までにも俺は完全無視をくらい、バカバカしくなったから外に出て一息ついてるって訳だ。


とりあえずこれからどうするか考えよう。


「とりあえず、勇者ごっこはやめにするよ?作者さん…」


「!!?!?!?」


「何を驚いてるんだい?俺はこの世界のあり方を知っているからね、この状況、勇者の俺、この世界…全てを作り出したのは君だよね?」


そう、これは作者である私、彩秘さいひ 雨蛍うけいが小説として書いている物語の主人公なのだが……不思議な事もあるものだ、パソコンで書いていたはずの文章にいきなり見覚えのない文字がどんどんと打ち込まれていくのだ…


「あ、これを読んでる皆さん!勇者である俺からのお願いなんだがとりあえず、これはメタイ系小説って事だけ把握よろしく頼むよ」


また文字が勝手に……メタイ系小説?


私は不思議に思い「何だそれは」と打ち込む。


「あれ?雨蛍さん知ら無かったんですか?貴方も小説の中の主人公である俺を書く小説家って言う設定で小説に書かれてるんですよ!凄いややこしいけど、簡単に言うとこういう事だ、君と僕を書く三次元の彩秘 雨蛍がいて、君は2次元の彩秘 雨蛍、そして俺が2次元の中の2次元に存在する勇者って事だ」


「とりあえずややこしい話はここまでにしてプロローグ終わろうぜ、次に行こう次!」


「じゃあこれを読んでる皆一話で会おうぜ!」


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― 新着の感想 ―
[一言] 雨蛍さん(漢字間違ってたらすいません)、いいなあ!勝手に文字が打ち込まれていく…。そんな体験をしたんですよね、私も1回やりたいです(笑)!私、オカルトヲタクでしてね…。 まあ、勇者さんも冒険…
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