創作少女の出した結論
愛してくれてありがとう。
愛させてくれてありがとう。
恋を愛を教えてくれてありがとう。
サヨナラをくれてありがとう。
初恋で始まって初恋で幕を閉じる。
必要ないって気付けたから二度目の恋は存在しない。
友達でいてくれてありがとう。
信頼してくれてありがとう。
信用してくれてありがとう。
裏切ってくれてありがとう。
無駄なものだって気付けたから上っ面で付き合えるんだよ。
結局私に必要なのは、創作の言う名の確立された世界だけ。
私を認めてくれるのも、私が認められるのもこの世界だけで、この汚い現実から救い上げてくれるのは創作。
汚くて醜いリアルは嫌い。
綺麗で作られた創作は好き。
綺麗事だけで何もできない救いようのないリアルなんて、醜いだけ。
綺麗事で型どられて理想を作り夢を与えてくれるのは、創作だけ。
違いは変えられる世界か変えられない世界か。
自分で作り出せるか作り出せないか。
「馬鹿みたい」
頬に伝うは一筋の雫。
他のものは要らないや。
創作だけでいい。
……それを忘れないようにと心に刻みつけて、私はそっと目を閉じた。