異色な出会い。
なぜ俺にイレーナはこんなに優しくしてくれるのか。
まだ出会って間もないというのに。いくら考えても理由が見つからない。
なんて宿で考えていたらお腹が空いてきた。
まあ何かあるって訳でもないだろう。
こちらとしては何もないことを願う、面倒ごとに巻き込まれるのは御免だ。
屋台の焼き鳥を食べ終わり、ため息をついた。
そういえば、イレーナに教会に来いって言われてけどあいつに関わるの面倒なんだよな。
と思いながら少し考え宿に帰る。
やっとの思いで宿に着きかけた時に女の子とぶつかった。
見たところ怪我が無いみたいだ。
「大丈夫か?」
「大丈夫。お兄さんは大丈夫?この街の人じゃ無いよね。」
「私は女だ。」
「間違えてごめんなさい。」
からかいしたくなるなこの子と思いながら笑い彼女のおでこにデコピンをした。
おでこを痛そうに手で押さえている。彼女は頬を膨らませている。
「冗談だよ男だよ。それに俺は15歳だ。夜遅いんだ子供は帰れよ。」
「子供じゃ無いわよ。24歳だわ失礼ね。」
「はぁ!?ロリババアじゃねーか。」
「誰がロリババアだ!」
「もう帰るわ。じゃーなロリばあ。」
何やら文句を言っているようだが無視をして宿に帰った。
イレーナとの約束はあったが面倒だから明日にしよう。
なんて思っていたらいつの間にか寝てしまった。
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