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正義の松明  作者: 柑奈木
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オレは明のマントを引っ掴み撤退しようとした。

そのとき…


『お前は…カレーパンマン」

なぜ?

『カ、カレーパンマンだと!くそっ、お邪魔虫が増えた!」』

もしかしてこの後に及んで着ぐるみの中の人は部外者の乱入を誤魔化している?

『おめでとう、ついに最終進化形態にたどりついたんだね。』

ごめんなさい、やなせさん。カレーパンマンの最終進化形態がオレになってしまった。


仕方ない、こうなったらさっさとバイキンマンを倒してショーを終わらせてしまおう。


「ここであったが百年目!覚悟しろバイキンマン。さぁ、アンパンマンたち力を貸してくれ、アンパーンチ」

「アンパーンチ」

『アンパーンチ』


オレたちのパンチを受けてステージから吹き飛んでいくバイキンマン。なんでオレまでアンパンチしてるんだ?

会場からの歓声にヒーロー気取りの明が勝ち誇ったように手を振る。拍手に見送られながらステージの幕が降りた。オレはスタッフの方々に全力で土下座する。スタッフの方々は激怒さえしなかったものの意気消沈していた。

「アンパン食べて元気だして」

アンパンを差し出した明を睨みつけてオレは会場を後にした。


その後も大変だった。トイレに行列ができていると思ったら明が通路にアンパンごとはまってたり、アンパンにつられた犬に追い回されたり。



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