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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

「ヤンデレなハコさんと部長のお話」

すまない、息抜きで書きました。



 「部長、お話があるんですが……」

 「……改まってどーしたんだい、ハコくん」



 二人は会社の上司と部下。上司の部長と部下のハコ。


 仕事を終えて二人して、とある場所へとやって来た。



 「……実は……」



 呟きながら伝えるハコの言葉に、部長は二の句を継げなかった。




✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳




 「……前から……部長の事が……好きだったんです!!」


 「……」




 「……ええ、判っています! 部長にも立場と言うモノが有りますし、妻子ある身だと存じています!!」


 「……ハコくん」




 「……でも、好きなんです!!」


 「……」




 「……部長……」


 「……ハコくん」


 「……はい」




 「……キミ、男だったじゃん」

 「だって先月いきなり見慣れないヒトが部内に入ってきて、キミの机で仕事始めるじゃん!! 誰だって判るじゃん!? つーかキミの面接に俺も同席してたよね!?」

 「その時『御社は扶養対応もしっかりしていて親しみの持てる社風ですよね』って言ってたじゃん!! あれ嘘だったの!?」




 「……あー、ええ……あれは双子の……弟?」

 「キミってば一人っ子だったじゃん!! 面接シートにそー書いてあったじゃん!?」




 「……取り乱してしまったね、済まない。ああ……うん。キミの過去には目を瞑るとしよう。しかし、キミも知っている通り、私には家族が……」

 「中学生の娘から『パパ部屋の扉閉めて! だって臭いんだもん!!』って言われているのに?」

 「……ッ!?」


 「奥様からは『私がパートに行っているの、お金の為だけじゃないって、理解してる?』とか言われているのに?」

 「……そ、それは……」




 「……だから、もう……」









 ……っ!? はぁ、はぁ、はぁ……



   ……夢、だったのか?





 俺は驚いて起き上がると、周りを見回した。


 ……い、居酒屋だと……いや、まさか……





 「部長、お目覚めですか……? うふふふ……♪」



 背中の方から聞き覚えのある声が聞こえて、背筋に冷や汗を感じた。そこにはスーツを着崩した箱崎が座っていた。そう、()()姿()()()()である。



 ……それから三十分後、シャワーを浴びた箱崎と何故かホテルの一室で向き合った俺は、()()()()()()()ハコと対面していた。





 ……モンタージュ写真かよっ!? って、思った。だから《男として部長を愛したい》とか言うなムカつくから。




 


最後の言葉が書きたかったんです。ではまた!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 息抜き。 うん、うん、うん、うん。よーく、分かります。 蒸気仕掛けの~ケモミミ(すいません省略してしまいました)楽しく拝読させて頂いておりますよー。
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