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  作者: 紺屋亮太
〜紙Hen〜
2/3

②同志

②今日は何も変わりなくゴミ箱の中にいたのですが、突然新しい紙くずが飛んできましたのでその方と話していた所です。


「どうしましたか?」私が尋ねますと、「何にも書かないまま捨てよった。。」と震え声で彼は答えました、泣きそうになっていますが当然その涙は人間には見えません。「このまま捨てられて、燃やされて、まぁ天に昇れたとしても何にも幸せじゃありません。」「それはかわいそうに、でもあなたは上質紙じゃありませんか、私なんかザラ版紙ですよ、そこだけでも嬉しいとは思いませんか?」「確かに。」私はさらに続けます。「もう一つ良い所がありますよ、あなたはまだ買われて間もない【処紙】じゃありませんか?それに傷一つついてない握り潰された事は仕方ないけど。【上質処紙】こんなに良い肩書きはないですよ本当に。」

 「ありがとうございます。」彼が言った。

又一枚の紙を助けた。

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