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小学6年 クラスの女王様おもらし

作者: のり塩

「わぁぁ! 里美がお漏らしした~(笑)」

黒板に式を書き込んでいる最中、クラスの玲於奈れおなが大声で、皆に聞こえるよう騒ぎ立てた。

見ると中央の席の高島里美が顔を覆い、肩をゆすって泣いていた。

足元がおびただしく濡れ、水たまりができていた。


お漏らし


僕が受け持つ小学校の6年2組の教室でその事件は起きた。

クラスの女子、高島里美の授業中のお漏らし。

肩までの髪を後ろでまとめ、眼鏡をかけた大人しめで内気な少女。おそらくトイレを申告するのが恥ずかしかったのだろう。黒のひざ丈のスカートの裾からぽたぽたとおしっこがたれている。


「皆騒ぐな!」

ざわつくクラスメイトを大人しくさせ、僕は彼女を保健室へと連れて行くため席を立たせる。

黒なので目立たないがスカートのお尻の部分の色が変わっていて、ふくらはぎからくるぶしのあたりまでがびっしょりと濡れている。

そして高島が歩くたびにおしっこを吸い込んだ上履きがぐじゅ、ぐじゅと音を立てる。


「お漏らし!速報!高島がお漏らし~!」


静かにするよう言っておいたはずなのに、玲於奈がまた大声で、わざと隣のクラスにも聞こえる声で騒ぐ。

ますます恥ずかしそうに泣く高島をなんとか保健室まで連れて行った。



「ああいう内気な児童は特にトイレとか体調不良とか気を付けて見ないと」

職員室で先輩の先生に窘められる。

まだ未熟な僕は、授業に気を取られすぎて子供たちの様子まで気が回らなかった。


「それにしてもあいつは…」

しかし玲於奈はほんっとうに…

クラスの松本玲於奈、クラスのリーダー、というより女王様的なポジションの女子。

おしゃれで美人な彼女は周囲から一目置かれている。のだが、それゆえわがままにふるまったり、気に入らない人間を攻撃してまわることも多い。


やや茶色に染めた髪をアップにしたり、ツインテールにしたり。服装も女子向けのファッション誌のモデル

のような恰好。毎日違う服。ころころ変わる髪型と、学校でファッションショーでもやっているかのようだ。


気の強そうな顔ではあるが、きりっとした二重の相当美人な顔立ち、すらっとしているが出るところは出ている体形は小学6年とは思えないほどで、はっきりいってモテる。


まぁ教師としては、わがままでいじめっ子でトラブルメーカーの厄介な子には変わりない。

現に彼女のせいで高島も…いや、あれは僕の注意力不足か…


翌日。高島は無事に登校してきた。

朝のHRで、彼女をからかわない事。いいふらさない事。と注意をしてはおいたがどれほど効果があるか。


現に4時間目、社会の時間。


「あ……」

泣きそうな顔で高島が手を挙げる。

ぱたぱたと僕の所に駆け寄り消え入りそうな声でトイレを告げる。

昨日帰り際、今度から恥ずかしがらずトイレに行くよう言っておいたが、やはりいざとなると相当恥ずかしいに違いない。足を小刻みに揺らしていて、かなり限界まで我慢してしまったようだ。


「いいよ。 早く行ってきて」

彼女を促す。本当はあそこまで限界を迎える前に言って欲しいが、ともあれ今回は自分でトイレを申告できた。一歩成長。 と思っていた時。


「高島トイレー!? 我慢できないんだ~ww だっさ!」

ケラケラ笑いながら玲於奈がからかう。それを聞いて高島は顔を真っ赤にして、泣きそうになる。


「いい加減にしろ!」

高島を教室から出したあと玲於奈を怒った……つもりだったが


「センセーうっざ! センセーもいじめてやろっか? 」

机に脚を投げ出し、ジュースを飲みながら悪態をつく。いい加減にしろとは思ったが、とりあえず無視して授業を続ける。


昼休み中、高島をみると案の定というか、玲於奈(とその取り巻き)にちょっかいをかけられていた。

「授業中にトイレ我慢できないとかありえないよね~」

などと言いながら彼女を笑いものにしている。止めようと思ったところで始業のチャイムがなったので

授業を始める。


はぁぁ~……とにかく今日一日何事もなく終わってくれと思っていたが、五限目の後の全校集会でその事件は起きた。


体育館にずらりと子供たちが並び、教頭先生が小難しい話をしている。長い……そしてひどく退屈だ。

うちのクラスの子供達も同じ思いらしく、こそこそ話をしたりあくびをしたりと退屈そうだ。


しかしそんな中、僕は一番後ろで座っている玲於奈の様子がおかしい事に気づく。

退屈そう、というより不機嫌そうな表情を浮かべているが、どうも落ち着きなくそわそわしている。

早く帰りたくていらいらしているのかなとも思ったが、普段ならこそこそ話の一つでもする彼女だが、

それもなくただそわそわ落ち着きなく、心ここにあらずといった感じだ。


まぁおしゃべりで注意をうけるなら黙ってるに越したことはない。僕もあくびをしながら教頭の話を聞く。


玲於奈は時折イライラしたように時計をみたり、ため息をついたりしていたが、体育座りのまま手を太ももの付け根の所にやり、ぎゅっと力を入れるような仕草を見せ始めた。


「あいつ……もしかしてトイレか?」

そう思って見ると。玲於奈がおしっこを我慢しているのは明らかな様子だった。

小刻みにゆれる脚。白のショートパンツから除く真っ白な脚は時折思い出したようにぎゅうっと力が入る。

胡坐をかいたりだらりと脚を投げ出して座るいつもの彼女とは明らかに違う。


「あいつ……高島をからかった手前、自分がトイレにいくのが恥ずかしくなったか」

プライドが高い彼女は、そうでなくともトイレを申告するのをためらったかもしれない。

ただでさえ全校集会、クラスだけでなく他の学年、玲於奈からすれば大勢の下級生のいる前で、こらえきれずトイレにいくなどということはありえないのだろう。

さらに散々高島のお漏らしを、トイレをからかったため、なおの事行くことはできないのかもしれない。


まったく、世話を焼かせる。


そして玲於奈をトイレに行かせようとして僕はふと思いとどまる。


「うん。 放っておこう」

こうなったのも自業自得だ、辛い思いをして思い知るのもいいかもしれない。そう思い気づかないふりをした。まぁ彼女みたいな気の強いクラスの女王様がお漏らしして泣く所が見たかったという気持ちがなかったわけではない。


不機嫌そうな玲於奈の顔は、時折苦しそうな、困ったような表情を浮かべるようになっていた。

だがプライドからか、不機嫌な表情は変わらず。当然トイレと言う事もなかった。


かなり限界が近いのだろう。

股間を両手で押さえ、脚はもじもじとすり合わせる仕草を見せるようになっていた。

おしっこ我慢してます。漏れそうですと言わんばかりの恰好だが、一番後ろの場所の為、誰にも気づかれずにいた。


僕は話を聞く振りをしながらじっくり玲於奈を観察する、白いショートパンツからのびた真っ白な太ももはぎゅっと閉じられ、もじもじとすり合わせるように動いている。

綺麗な太ももだな、エロいななどと思った。


そして教頭の話が終わりに差し掛かったその時、せわしなく動いていた玲於奈の足が止まり……


じゅわ……じゅわわわ


体育座りをした玲於奈の股、股間にあたる部分がざあっと濡れる。


びくんと身体をこわばらせ、一層力を入れる玲於奈は、涙目になっていた。


幸い(?)床に玲於奈の恥ずかしい液体が流れることはなく。股間部分が濡れているにとどまっている。


ちびった。


というにしては量が多いかもしれないが、明らかに玲於奈はおしっこを

我慢できずちびり、服を濡らしてしまった。


玲於奈は体育座りの体制をやめ、正座をしていた。股間部分を隠したいのと、もっと力を入れて我慢をするつもりなのだろう。


股の間に入れた手は股間をぎゅっと握りしめ、半泣きで脚をもじもじさせている。


きっと今物凄く恥ずかしいんだろう。そしていかに気づかれず、これ以上漏らさずこの集会を終えるか。

玲於奈は考えているのだろう。


しかし、現実的にこのまま我慢し通すのは恐らく不可能であろう。まだ教頭の話は続いているし、

この後はラスボス。校長先生の長くつまらないお話が待っている。


まぁ、これであいつも懲りたろう。体調を崩したという事にして体育館から連れ出してやろう。

そう思い、立ち上がろうとしたその時……


玲於奈の表情が半泣きからわぁっと泣き顔に変わる。

ほどなくして水道の蛇口をひねったように、

あっというまに彼女の足元に水たまりが広がった。


お漏らし


クラスの女王様、強気で我儘な玲於奈が全校集会ででおしっこを我慢できずお漏らしした。


周囲の子供たちが一斉に飛びのき、ざわざわと騒ぎになる。

ようやく僕は心配する振りをしながら玲於奈のもとに駆け寄る。


「ふっ……ふ……」


正座をしたまま玲於奈は股間に手を押し付け、息を殺すように泣いている。大泣きしないのは彼女の最後のプライドなのだろうか。

彼女のおしっこはずいぶんと広がっていて、そのあまりにも恥ずかしい液体をびしゃびしゃと踏みながら僕は近づいた。


「大丈夫か?」

返答はなくただすすり泣いている。脚の部分と靴下が濡れている。

股間部分がおびただしく濡れ、強烈なアンモニア臭が彼女が何をしでかしたのか如実に語っていた。


全校生徒、同学年や大勢の下級生のいる中での屈辱のお漏らし。玲於奈は顔を上げれないでいた。


「え……? お漏らし?」

「松本が……」

「お漏らし?まじで?」

皆ががざわざわしだす。


「う……うわぁぁぁ~ん!」


ざわつく周囲の声が大きくなり、ついに最後のプライドも崩壊したのか、

玲於奈が大声で、子供のようになきじゃくり始めた。

教室ではない、全校生徒にお漏らしを見られた。その屈辱、羞恥は想像を絶する。


「保健室にいこう。 立てる?」

わざとらしく声を掛け、彼女を立たせる。

震えながら立ち上がった玲於奈の真っ白なショートパンツの股間とお尻はおしっこでびちょびちょに濡れ

黒い下着が透けて見えるほどであった。


ショートパンツからあらわになった綺麗な脚は、太ももからふくらはぎまでびっしょりと濡れていて

思わず魅入ってしまうほど綺麗だった。


「おい……やばくね?」

「パンツ透けてるよね」

などと声があがり、皆が玲於奈に注目しだすと、再びうわあっと声を挙げて彼女は泣き出しその場

にしゃがみこんでしまった。

しゃがんだ態勢のお尻からは、ぽたぽたとおしっこがこぼれていた。


心配する声や、くすくすと笑い声が聞こえる中、なんとか玲於奈を立たせ、教室から出す。

廊下を歩く玲於奈の上履きは、高島の時と同じようにぐじゅぐじゅと音を立てていた。


その後玲於奈はクラスの女王様の立場から転落し、強気な性格も影を潜めるようになった。





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― 新着の感想 ―
[良い点] 我慢している側からの視点も見てみたいです。
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